JB霞ヶ浦 第2戦 アブガルシアCUP 05月31日() 茨城県 霞ヶ浦

ストーリー

JB霞ヶ浦第2戦アブガルシアCUP概要写真 2015-05-31茨城県霞ヶ浦

5月31日JB霞ヶ浦シリーズ第2戦アブガルシアカップが開催された。
ここ最近の霞ヶ浦水系はミッドスポーンからポストスポーンに当たるバスが大半を占めているといった状況であった。前週までの釣果を観ていると、スポーニングエリア付近でのスローな釣りでの釣果が多くなっていた。釣れているバスのサイズは非常に良く、普通に釣りをしていれば1キロ以上で揃えることもそう難しくはなかった。今年はスポーニングの進行がやや遅れ気味であったのだが、GW頃から一気に進行が加速した感じであった。例年であればこの時期には、回復したサマーパターンへの移行組も見受けられる時期であるが、今年はそのような進行の早いバスはほとんどいない感じであった。バスの大半がメインベイトを小型のエビとしていたことから、あまり捕食のために動き回っていないと推測された。つまりポストスポーンの状態のバスが殆どで、このようなバスをいかにして釣るのかが今回の王道になると予測された。今回はバスのメインスポーニングエリアとなる蛇籠や石積み等の内側は、期間限定の禁止エリアとし、大会は行われた。
当日の天気予報は1週間前から雨の予報であったが、急に前日の予報では晴れの予報に変わり、実際当日は晴天でかなり暑くなった。風は朝のうちが西寄りで、日中は東寄りで最大で5m程であった。水質は濁りが入っているエリアもあったが、全域で通常よりも非常に良い状態となっており、バスを目で確認できるエリアも多かった。ネストもあるような状態であったことから、ネストを見掛けたという声も多々あった。
当日の選手の動きを観てみると、いつもながらデルタ地帯から北利根といったエリアをメインとする選手が多かった。特に北利根はプラクティス期間中にかなりイージーにバスがキャッチできたようで、ここをメインにする選手は特に多かった。それ以外では、西浦方面まで向かった選手も多く、今回の上位陣の大半は西浦から釣ってきていた。釣り方はポスト期らしくライトリグでの釣りが多くなっていた。
今回のポストスポーン期の霞ヶ浦を制したのは、タケジィことベテラン竹内俊美が初優勝。クルーズしてくるバスをサイトで確認して、そのバスを狙い撃ちするといったメソッドを用いて1,300g台のバスで3本揃えてきた。
2試合を終え、2試合共バスをウエインしてきたのは7名。この7名に年間争いは優位に立っている。第2戦までの年間順位は、1位に松尾勝哉、2位に篠塚亮と霞ヶ浦の手慣れが続き、3位にはプロ初年度の村山正剛となっている。
次回は第3戦ゲーリーインターナショナル・モーリスカップが7月5日に開催される。

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