JB霞ヶ浦 第3戦 ゲーリーインターナショナル・モーリスCUP 07月05日() 茨城県 霞ヶ浦

ストーリー

JB霞ヶ浦第3戦ゲーリーインターナショナル・モーリスCUP概要写真 2015-07-05茨城県霞ヶ浦

梅雨真っ只中の7月5日にJB霞ヶ浦シリーズ第3戦ゲーリーインターナショナル/モーリスカップが開催された。
この日の天候は雨で、雨は大会開催中終日降り続いた。気温は7月としては低めで日中でも20℃程の肌寒い陽気であった。風は東寄りの風が若干吹いた程度で、霞ヶ浦としては珍しく終日凪状態であった。水位はプラス20㎝程で上昇中であった。
大会前の状況は、前日も天候は雨で、7月1日水曜日から愚図ついた天候が続いていた。水温は25℃前後で若干の変動はあるものの、それほど大きな変動はなかった。バスの状態は、前回のポストスポーンから徐々にサマーパターンへ移行しており、夏っぽいパターンでの釣果も入り始めていた。まだポストの状態と思われるバスも多く、このどちらかを狙うこととなった。そこへ前日から結構な量の雨が降り続き、水位は更に増してきたことで、シャローへ入ってくるバスの量が増えてきた。前日のプラクティスでは、シャローに入ってきたバスが比較的イージーにキャッチできたこともあり、このバスに照準を定める選手も多かった。前日の釣果を観てみると、巻物の釣りでかなりイージーにキャッチできるバスも居たようだが、数は比較的少な目であった。このことから判断すると、まだサマーパーターンへ移行していたバスの絶対数は少ないと推測できた。
大会結果を観てみると、ウエイン率は65%で、リミットメイク率は14%であった。この数と季節、今回の概況を踏まえて判断すると、‘意外と釣れていない’と言えるだろう。シャローに入ってきたバスを狙った選手達は、大半が釣れても1本の博打的な釣りとなってしまったようだ。この釣りで釣れてきたバスはサイズ、コンディション共によく、これで揃えられれば確実に4キロは超えていた。結局上位陣はスローな釣りをを展開した選手が占めた。前述のように、サマーパターンへ移行していないバスが多いと、早目に判断し、スローな釣りにスイッチした選手が結果的に上位へ入った。今回は蛇籠のインサイドでの釣りも解禁となったこともあり、蛇籠内での釣果も多くなっていた。
優勝は3,620gをウエインした清水佑太。前半は速い釣りを展開したが全くダメだったことで、ノーシンカーのスローな釣りにスイッチし、そこからリミットメイクしてきた。
2015年度のJB霞ヶ浦シリーズは、今回で3試合が終了し残すは最終戦のみとなった。いよいよ次回に年間成績も決まる。第2戦までで2戦共バスをキャッチしてきた選手は7名であったが、前回の試合までで、トップに立っていた松尾勝哉をはじめ、石毛直也、高崎正義の3名がノーフィッシュとなり、3戦共ウエインしているのは4名となった。そして現時点でのトップに立ったのは小林治。小林治のここまでの平均順位は28位。過去の霞ヶ浦シリーズの年間優勝者の年間平均順位は約15位。現時点の結果から、今年度の年間優勝者の平均順位は確実に低くなる。更に今年の全体的なスコアも低いので、順位の入れ替わりは最終戦でもかなり起こり得る。現時点では小林治、篠塚亮、馬場拓也の上位3名が有利ではあるが、28位の飯田秀明まで可能性があり、どうなるかは最後まで判らない。最終戦は9月6日に開催される。

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