JBII四国 第2戦 イマカツCUP 05月24日() 徳島県 旧吉野川

ストーリー

JBII四国第2戦イマカツCUP概要写真 2015-05-24徳島県旧吉野川

非地元組の強さが際立った一戦、経験豊富な寺本一生ペアが制す!

初夏を思わせる空模様のなかJBIIプロアマ四国シリーズの第2戦イマカツCUPが旧吉野川で開催された。
比較的落ち着いた天候が続いており水質は若干良い具合ではあったものの、まだ充分に活性は上がりきっておらず難しいとの声がプラ時には聞こえていた。これには幾分かの『戦略的虚偽』が含まれていることは誰の目にも明らかではあったのだが・・・
実際に持ち込まれた個体をみる限り、やはり活性は高く魚のコンディションもかなり良かったようだ。ただアフターとアーリーサマーが混在しているフィールド状態は「勝てる個体」を狙う照準を絞り込む選手たちの判断を惑わせていたのも事実であった。
優勝したのは中四国のトーナメントを積極的にトレイルしている寺本一生ペア。開幕戦で受けたノーフィッシュの洗礼を払拭すべく奮起!魚はアクティブだと判断して浅いエリアの深いレンジを意識した戦術でキッカーを含む3852gという見事なウェイトを持ち込み勝利した。
準優勝した小山雅史ペアも瀬戸大橋を渡って参戦している遠征組。旭川ダムでの連勝で勢いをつけ、全くフィールド状況の違う旧吉野川でも的確にアジャスト!ネストエリアを攻略して貫禄の表彰台に輝いた。
3位にはボギーこと横山修史ペアが入賞。冷静な判断でサイズが選べるネスト狙いを敢行!経験を信じて何度も入りなおし入れ替えでウェイトを伸ばし、これぞ地元の強さを見せ付けた。
4位の末光啓史郎ペアも中国地方からの刺客。高梁川の経験を活かし、田植えの流水を意識した戦略でキューヨシを攻略してきた。
5位の須藤功司ペアは近畿からの刺客。西の湖、生野銀山、池原、様々なフィールドで鍛えた引き出しの多さで入賞を果たした。
昨今この第2戦は非地元組が多く表彰台に上がる。地元四国の選手たちの心中は決して穏やかではないはずだ。
最終戦の8月9日頃はこれまで地元ベテラン組の多くが勝利しているものの、今年は勢力図が塗り替えられるのか?はたまた四国の猛者たちが立ちはだかるのか?そして混沌とする年間成績に行方は?もう見逃せない!

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