2017年のJBマスターズプロシリーズが河口湖で開幕した。例年ウエイイン率が10~20%という厳しい時期に行われるのが恒例となっている開幕戦。今年は厳しさが更にUPしウエイイン率が5%まで低下。2日間でのべ242名が釣りをして釣れたバスは僅か11匹。そんな厳しい大会を制したのはトーナメントに打ち込むために河口湖へ移住してきた佐藤旬。地道な努力が実を結んだ。
Day1
天気は快晴無風。前夜に降った雪が少し残っている。気温は氷点下3℃。地元の人によれば「久々に寒い日」だという。水位は低く水も濁り気味。水鳥は元気だが魚の気配は薄い感じの湖岸。7時半にフライトが始まる。
橋内と鵜の島周辺が人気なのは例年通り。多くの選手はややディープ~ミドルにある魚があがってくるであろうルート・スポットで待ち伏せを行うスタイルだ。
13時過ぎに検量が始まる。ノーフィッシュ申告が続出。結果、釣ってきたのは僅か6名という厳しさ。
初日トップは春の河口湖で安定した成績を残している本堂靖尚。お昼過ぎの水温MAX時合+風の吹き始めチャンスをものにして2564gをロングビルミノー(イマカツ・キリカゼ)でキャッチした。
Day2
朝の冷え込みが少し緩み空気も霞んだ2日目。この日も快晴。初日と違ったのは風が吹いたこと。気温数値は初日よりも上がった冷たい風のおかげで体感気温は低かった。
結果、この日も厳しい状況に変わりはなく釣れたバスは僅か5匹だった。
Result
優勝は初日2位、2日目5位の佐藤旬。大橋内側の台地トップをポークルアーのダウンショットで粘り強く攻め続け2日間連続して1匹ずつキャッチ。
2位は吉田尚晃。バスが潜んでいるシャローの岩陰エグレにポークルアーのノーシンカーをドリフトで送り込むという技を使い2日連続キャッチ。
3位は本堂靖尚。初日トップの貯金が効いて総合3位。
4位は本多真也。戸沢エリアの2.5ラインをポークルアーのミドストで狙い2日めトップの2470gをキャッチ。
5位は去年最終戦ウィナーの咲花之人。会場前のポイントで帰着終了間際に2266gをキャッチした。
初戦でポイントを獲得したのは僅か9名。早くもAOYレースはこの9名に絞られた。次戦は4月15日~16日に三重県三瀬谷ダムでサンラインCUPとして開催される。
写真・報告:NBCNEWS H.Togashi