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JBマスターズ 第4戦 ダイワCUP
09月29日()〜09月30日() 長野県 野尻湖

ストーリー

最後の最後に2連発!伊藤康晴が劇的逆転でマスターズ2勝目!

2018年9月29日〜30日に長野県野尻湖でJBマスターズ最終戦ダイワCUPが開催された。今年の夏は好釣果だった野尻湖も秋の訪れとともにすこし厳しい状況となった。ウエイイン率は70%近いものの5本のバッグリミットを揃えられたのは初日11%、2日目3.5%という数字がそれを物語っている。上位に絡むために必要な700g以上の魚を釣るのは更に厳しい状況。そんな中、地元長野県の伊藤康晴が初日3724g、2日め2788gを釣りマスターズ2勝目をあげた。

初日 思ったよりは釣れた初日。林直樹が3998g、伊藤康晴が3724g

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前日金曜日は好天に恵まれたが、大会初日は朝から雨で気温は13℃。
台風24号の接近が報じられており、スタート前のミーティングで「台風の進路・位置次第で明日は開催できず今日一日の大会になるかもしれない」と本部から発表があった。

7時半にフライト開始。クルマで湖畔を一周した結果、弁天島周辺・松ヶ崎・竜宮〜カトリックが人気エリアだった。かなり厳しいとの話だったが、曇天小雨で魚の活性が上がったのか、終わってみれば7割が検量台へ。

初日トップは林直樹。粒ぞろいのグッドフィッシュを5本持ち込み3998g。2位は伊藤康晴、3本のグッドサイズ+キーパー2本という感じで3724g。去年のクラシックウィナーで年間ランキング3位の斎藤哲也が2952gで初日3位。

藤田京弥が野尻湖モンスターを持ち込む

初日の話題をさらったのは年間ランキング暫定1位の藤田京弥。正確に長さを測っていないが、余裕の50cmオーバー(55クラス?)のスモールマウスを持ちこんだ。ウエイトは2200g。野尻湖にこれだけ大きいスモールマウスが生息し、なおかつ大会中に釣ってくることに全員が驚いた。桟橋周りのサイトで釣ったとのこと。
藤田京弥は3本で2866gを持ち込み単日5位の成績。年間ランキング暫定2位の佐々一真が66位で初日を終えたため、マスターズAOY獲得はほぼ確実となった。

2日め 伊藤康晴同船レポート

台風の接近は夜半ということで12時までの時短開催となった。この日NBCNEWSは初日2位の伊藤康晴に同船した。

弁天島横の船団へ

2日めの伊藤の戦略は初日と同じ。弁天島裏の船団での戦い。フライトが遅かったため、すでに伊藤が到着したときには10数艇の列ができていたが、初日もそこで釣っているため、左右の選手に断りを入れてボートポジションを確保。自動エレキのスポットロックをONにし、ひたすら1箇所で粘り倒す。

7時28分釣り開始。水深は10m。ワカサギらしき群れがボトム〜2mほどに居るのが魚探画面に映っていた。

キャストするのはロングリーダーの2.7gキャロライナリグ。広範囲を探るのではなくキャスト距離は短め。キャロだけどピンを狙っている印象。

左隣に浮いているのは初日3位の斎藤哲也。2人で「昨日と状況が違うね」と語っていた。

昨日は他の選手も含め、もっと釣れていたらしい。

可視範囲に15艇ほど浮いているが釣れてる気配はない。

8時19分。2艇右に浮いている頼末敦のロッドが曲がりグッドサイズがネットに収められた。

伊藤は前日プラで、この場所と大崎のフラットで400〜500gの魚が釣れることを確認していた。が、大会初日はそれらのサイズに加えキロクラスが3本入る嬉しい誤算があり初日2位になったという。

デッキには同じセットのロッドが2本並んでいた。違いはワームのカラーのみ。気分でたまにロッドを変えていた。

1時間ほど船団に浮いてみたがノーバイト。移動を決意。

大崎沖〜カトリック沖へ

プラで400gを触れたという大崎沖10mへ移動。しかし魚探映像が寂しく10分ほどで移動。

次に向かったのは前日1本釣ったカトリック沖。ただし入りたいピンには先行艇あり。

近くでエレキを下ろしたものの、心ここにあらずな感じですぐにエレキを上げた。

「この風(南風)だとやれるネタが無いんですよ。どうしようかな?」と少し悩んで、朝イチの船団へ戻ることに。

9時〜10時に一度目の時合

9時10分に弁天島横の船団へ戻る。

その10分後に左隣の斉藤にヒット。

魚探に映るベイトフィッシュは朝よりも密集度が高まり、高さも出てきた。たまに群れの壁が崩れるシーンも。

その頃、本日初バイトがあったが、すぐに放されてしまう。そして9時45分に待望の1本めがヒット。

400gくらいだが貴重な貴重なキーパー。

そしてその3分後、ラインがパワーポールに絡んでしまいリアデッキに移動。あれこれしてるうちに食ってきた。

無事にネットインし2本めをキープ。

時合到来。すぐさまジッとドラグ音が湖上に響いた。今度は左隣りの斉藤に2本目がヒット。

伊藤の2本は小ぶりだが、斉藤のは2本ともグッドサイズ。斉藤はダウンショットを激しくシェイクしている。レンジも恐らく他と違うところを狙っている。船団で差が出たのは釣り方・レンジの違いがあったように思う。

伊藤は初日2位、隣の斉藤が初日3位。キープした本数は同じだが、現時点でのウエイトは斉藤に負けている状態。姿が見えない暫定トップの林の釣果も気になるが、まずは隣に浮いている斉藤に勝たないと勝利は無い。

10時30分。魚探の映像が変わってベイトフィッシュが映らなくなった。そのタイミングで右隣の頼末敦のロッドが曲がり、またキロクラスをネットに収めていた。

後に頼末敦はお立ち台インタビューで「ネコリグでベイトの群れと関係ないのを釣っていた」と語ったが、まさにその通りの展開だった。

20艇弱の帯状の船団が形成されているが、記者が見たヒットシーンはこの伊藤・斉藤・頼末の3名のみ。ここがスペシャルなピンスポットには違い無いが、リグと狙うレンジが三者三様なのが興味深い。

何も起こらない時間が続き10時49分、隣の斉藤が「旅に行きます」と行って船団から去った。

11時を過ぎると魚探にベイトフィッシュは映らなくなったが、今度は太めの線が映るようになってきた。

伊藤はその線に向けてキャロライナリグを直撃。普段、シューティング系の釣りはしないそうだが、試しにやってみたら狙い的中!

先の2匹とは明らかに違う引きの強さ。慎重なやりとりの末にネットに収まったのは今日イチのキッカーフィッシュだった。

これでキープは3本。推定ウエイト1700gくらい。この船団では一番数を釣っているが、暫定トップの林もかならず釣ってくる。周りはほぼ釣れていないのでこの時点でもお立ち台は確実と思われるが、優勝は林の釣果次第という感じだった。

ラスト10分に起きた奇跡

帰着締切は12時10分。残り1時間を切った。魚探映像は相変わらず寂しい感じのまま、11時40分になってしまった。

「野尻湖は最後の10分が肝心なんです!昨日も最後の1投で来ました」。気合を入れ直す。

第1フライトのボートが帰着に向かいだしエンジン音が湖上に響く。伊藤は第2フライトなので、まだ少し時間はある。周りのボートが次々と去っていくのを待っていたかのように、魚探にはいかにも釣れそうな映像が映りだした!

「これ絶対に釣れるやつ!」

そして、11時47分4本目がヒット!

最後の最後に奇跡の4本目!

「まだあと1投できる!」・・・が、4本めのフックを外す時にフックを折ってしまう。今からリグり直す時間は無い。しかし、こんなこともあろうかと、同じセッティングのタックルがデッキにはもう1本ある。ロッドを持ち替えキャスト。

その直後再びロッドが弧を描いた!時は11時50分。

帰着間際ラスト2投の奇跡。前回第3戦の鈴木隆行と全く同じ展開に記者もしびれた。

実はこのとき、伊藤は帰着時刻を勘違いしていた。本当は12時20分なのだが、10分だと思っていた。それに気づいたのは帰着に向かう途中。

「もう1匹釣れるかもしれない、、、戻ろうかな?」と最後の最後まで諦めない姿勢を見せた。

同ポイント重量差で伊藤康晴が逆転優勝!

暫定トップの林は早めに検量を終えた。そのウエイトは2436g。伊藤は最後に検量へ向かった。結果2788g。両者の間に他の選手が割り込むことが無く、同ポイントになった。JBマスターズの場合、同ポイントの場合は重量が重いほうが上の順位になる。結果、伊藤康晴は6512g、林直樹が6434g。わずか78gの僅差で伊藤が逆転優勝した。林は2日め4本だったので、キーパーギリギリ1本に泣くことになった。近年稀に見る接戦の好ゲームだった。

3位は秋の野尻湖お立ち台常連の近藤健広。得意のシャッドドラッギングを炸裂させた。4位は弁天島船団組の頼末敦。5位は地元ガイドの林晃大。それぞれの釣り方等は別ページで

JBマスターズAOY”JBアングラーズオブザイヤー”は藤田京弥が獲得

2日めも984gを持ち込んだ藤田京弥が2位に25点差をつけ年間ランキングNo1に。JB3大タイトルのうちの一つ「アングラーズオブザイヤー」を獲得した。同選手はトップ50でも年間ランキング暫定2位、そしてクラシックも藤田のホームレイク河口湖で開催される。新スター藤田京弥から目が離せない。

写真・レポート:NBCNEWS H.Togashi

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