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JBJBマスターズ第3戦シマノCUPストーリー

2020年 08月08日()〜08月09日() 山梨県 河口湖

JBJBマスターズ第3戦

シマノCUP

2020年 08月08日()〜08月09日()

山梨県 河口湖

ストーリー

2020年8月8日〜9日、梅雨明けした山梨県河口湖でJBマスターズシリーズ第3戦が開催された。コロナ禍での開催となり徹底した感染防止策を講じでの大会となった。数・サイズともに好調の河口湖、終わってみれば2日間ともにウエイイン率は7割を超え、ウエイトも上位は6キロ・7キロ台という「よく釣れた大会」となった。そんな乱打戦を制したのは河口湖の人気ガイドトミーこと「冨沢真樹」。初日5960gで2位、2日め3172g3位、総合217ポイントで嬉しい地元プロ戦初優勝を飾った。また、お立ち台4名が20代で新世代選手の活躍が目立つ大会となった。

Day1:藤田京弥が7565gで初日トップに立つ!

2020年の梅雨は長いうえによく雨が降った。河口湖は増水しシャローでの釣果が良かった。関東甲信越地方は平年より11日遅い8月1日ごろに梅雨明け。大会一週間前のプリプラクティス期間は梅雨時の釣りでいい思いをした選手が多かった。

大会当日は晴れで微風〜弱風。人気エリアは北岸のウィードエリア、そして奥河口湖方面。シャローからディープまでまんべんなくボートが散らばっていた。

コロナの影響で棄権した選手も多く95名が参加。そのうち69名が検量にやってきた。12名が5尾のリミットメイクに成功。よく釣れた大会初日だった。そんな中、驚異的なウエイトを持ち込んだのが藤田京弥。5匹で7565gというビッグウエイトで周囲を沸かせた。

同選手はハワイエリアの沖6〜8mにボートを置き、ガーミンライブスコープを使った「画面サイト」がメインパータン。ボトム〜表層付近まで様々なレンジにいるバスをライブスコープで捉えミドストプラグ(ティムコ・グリマー)で狙った。

優勝の冨沢真樹も藤田京弥と釣り方に違いはあれど狙っている魚は同じだった。冨沢は初日4本5960gで2位の成績を収めた。

Day2:青木唯が6405gを持ち込む!

大会2日めも薄曇りではあるが概ねいい天気。三連休中日も重なりたくさんの観光客で賑わうなかでの開催となった。この日も漕艇場〜ハワイ〜大石の北岸エリアが人気でシャローからミドルのウィードエリア、沖のフラットまで選手のボートが散っていた。優勝の冨沢真樹もハワイ沖で見ることができた。

複数日の大会での釣果は右肩下がりになるのが常であるが、今の河口湖は好調でウエイイン率は2日めに上昇し79%までにあがった。過去放流も混ざるが、いわゆる「子ネイティブ」と呼ばれる河口湖生まれの25cmクラスも多く持ち込まれた。その一方で美しい魚体の1.5〜2キロクラスも多く検量された。

初日7キロの藤田京弥は1本1462gで終えた。20発ほどバイトはあったが、バイトが激しすぎてフッキング出来なかったという。

この日のトップは今夏の河口湖大会で圧倒的な強さを見せる青木唯。

4本ながら6405gを持ち込んだ。初日2位の冨沢真樹は3172gを検量し単日3位。藤田が失速したため表彰式を待たずに冨沢の優勝は明らかになった。

Result お立ち台4名が20代!

優勝はトミーこと冨沢真樹。河口湖でガイド業を行っており、連日出船している。マスターズ・トップ50クラスの場合「地元だからといって優勝できるほど甘くない」と言われるが、そんなジンクスを覆し初日2位・2日め3位とぶっちぎりでの優勝をもぎ取った。2016年のクラシック以来の嬉しい優勝カップを手中に収めた。

冨沢のメインエリアはハワイ沖の5〜7m。ワカサギについて中層をうろつくバスを狙った。基本パターンはライブスコープを見ながらのスモラバ(エグジグ2.3g)によるシューティングとしつつも、常に周囲に意識を払いボイルの有無をチェック。ボイルが起こったらピクピク系表層プラグをキャストしボイル前後の魚を表層に引き寄せて釣った。ピクピク系表層プラグは冨沢自身が開発しismから発売されたばかりの「プル70F」。従来の表層系プラグでは出せない「ピクピク〜波紋」アクションが、セレクティブな当歳ワカサギ喰いバスに効いたという。

総合2位は青木唯。

初日7位と出遅れたが2日めトップウエイトで総合2位まで捲くった。ネオ青木大介の呼び超えが高い青木唯選手は、冨沢ともども最近の河口湖では圧倒的に釣りをしてる時間が長いらしい。チャプター戦での圧倒的な成績もそれを物語っている。地元筋では優勝候補最有力の一人だったという。そんな青木唯も、藤田や冨沢と同じ魚に辿り着いていて、ライブスコープのシューティングでも魚をキャッチしている。が、青木は別のパターンも持っていた。奥河口湖エリアで見えるバスに対し、Dジグを使ったサイト・ちょうちんで攻めるパターンが一つ。そして、魚を探している間、時折周囲から聞こえるボイル音・魚が跳ねる音(魚種は不明)方向に自身が開発中の表層プラグをキャストするというパターン。計3つのパターンで2日間戦い総合2位までジャンプアップした。

総合3位は野村俊介。

梅雨明けし多くのビッグバスが沖へ移動したことを知りつつも、自分の釣りでは無いと切り捨てシャローの釣りに専念。初日3688g、2日め3022gと派手な見せ場はなかったが、確実に2日間まとめてお立ち台へ。元祖河口湖最強選手の意地を見せた。上位3名が河口湖在住プロで占めた。

総合4位は山下一也 from 淡路島。

釣り方は上位3名と同じ中層シューティング。上位とエリアが違ったためか、サイズは少しダウン。初日5匹4660g、2日め3匹2908gを持ち込んだ。リグはポークのダウンショットだが、高速巻き上げで食わせるというパターンを発見し総合4位に。

総合5位は滋賀県から参戦の藤田"兄"夏輝。

初日は5匹2678g。2日め3匹2340g。ダウンショットでキーパーを集めつつ、フットボールでキッカーを仕留め総合5位。2大会連続でお立ち台に上がり現在のポイントランキング首位になった。


去年から話題になり始めたガーミンライブスコープによる画面を通してのリアルタイムバーチャルサイトフィッシング(?)勢が上位を占める結果となった。夏以降のディープ戦ではこれができないと上位には入れない時代。その機器を買えば誰もが出来るわけではなく、かなりの練習量とセンスが必要。

今回の大会は20代が大活躍。1位から順に24歳・20歳・42歳・26歳・26歳。6位が24歳・7位が21歳。
「30代で若手」と言われるバストーナメントだが、マスターズに限れば20代が強い。経験値よりも道具の使いこなしが重要な時代になったようだ。

写真・報告:NBCNEWS

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