[インデックス][スペシャル][ワールドプロシリーズ2000第1戦レポート]


単独トップ&
お立ち台インタビュー

初日と3日目トップの深江プロ 

*表彰式の前にインタビューしました。

イ「深江さん、初日1位だったんですけど、どんな感じで?」

今日も1位やったみたいですよ。よかった。

イ「え?マジですか?3日目もトップ?知りませんでした。」

復活大復活。感激ィ〜。感激ィ〜

釣り方は初日とほぼ一緒。初日のパターンってのが復活してくれた。 ただ、2日目ちょっとミスったっていうのは、やっぱ風が無くなるとっていうのを、 あんまり考えれてなかって、あたふたしてしまっただけ。

イ「釣り方はミノーですか?」

いや、ダウンショット。

イ「昨日ちょっと、あのへんのシャローでミノーをやってたのを見たんですけども。」

ちょっとやってましたけどね。あれはやけっぱち。昨日はね。 昨日はかなりヤケクソ。

イ「場所はどこですか?船団の中で深江さんを見掛けませんでしたけど」

場所は2ヶ所。広瀬、浅川。 放流地点。2月13日もん。琵琶湖産みたいな。 メインのパターンはあくまでも僕は溶岩なんですよ。プリプラの段階では。
ただ、2月13日もんが入った時点で、やらんわけにはいかないですよね。
で、プラの段階でそれをちょっといじってみたら釣れたと。 これはやらなしょうがないだろう。 ま、溶岩はやりきってたし、後で行っても釣れるやろと思ってた溶岩のパターン、自分がやってた釣り方で。

初日12時ぐらいまでに揃ったんですけど、あと残り3時間? 溶岩に当てたんですけど。この3時間。まるで。

昨日は、もう結局残ってるのは、2ヶ所でやりきるしかないなと、やったんですけど、これがまた風が無かったのにプラスして、 サイトの得意な人達が内側に入りますよね。あれで魚がどうもポジションをウロウロしてしまって。 いいところにルアーが入っても、もしかしたらプレッシャーで 食わなかったのかなって。

人が消えるとパコって食ってしまう。 2日目釣ったのは朝イチだけ。人が内側に入る前にポンポンと2匹釣って、 その後に1匹追加して。

ただ、今日は上手い事それをブロックしつつ、内側になるだけ入られへんように 上手い事流して、上手い事いい型だけポンポンと。500平均で。 良かったです。4つですけどね。今日1位らしいんで感激。

イ「ルアーは何ですか?」

ボディシャッド3インチで。

お立ち上がれるんかなぁっていうギリギリの線らしいんで、昨日が悔しいですよね。

2日目トップの泉プロ

釣り方はですね、大体水深2mのところの溶岩で、常吉で激シェイクね。激シェイク。で、根掛かりみたいにしてて、ポンって外すとポンって釣れる。もう一つは1/32ozジグヘッドのチューブでスローに漂わせるんです。それはデカイのきます。その二通りですね。魚の居るところは固まってるんで、そこからいかに獲るかの問題だけなんです。だから、居ないところはまるっきり居ないです。人の中でどうやって獲るかだけの事だと思います。

これがダウンショットで使ったルアー

 

お立ち台インタビュー

第5位小山隆司プロ

イ「小山さん。3日間で第5位、264ポイントですけれども、簡単に説明をお願いします。」

3日間とも、殆ど、8割くらいの魚は1ヶ所のポイントから同じ釣り方でずっと釣ったんですが、あちらの方(畳岩)の溶岩帯でジグヘッドを使ってシコシコシコシコ獲るこちらにいる方々(お立ち台の上位4名)。
あそこにね僕も一回混じりに行ったんですけれど、ボロクソにやられまして、この釣りをしてたら粉々にされるなという事で、自分の釣りにもう一回戻してやりました。

昨日はちょっと、サイトでいい魚を釣りに行ったんですけど、1匹は獲れたんですけど、1匹ミスしまして。ちょっとバタバタになりそうだったんですけどね。

今日なんとか後半、最後の30分くらいで、自分のポイントがもう一回生き返っててくれまして、それでそうやって4本続けて獲る事が出来まして、それでなんとかここに残れました。少しこちらの方々(お立ち台の上位4名)の釣りを勉強しなきゃいけないなって、と改めて思いましたんで、ちょっと弟子入りしようかなと思っております(笑)。

 

第4位 増田聖哉プロ

イ「増田さん、3日間で5本、5本、5本という事だったんですけども、どういう釣り方で?」

直前プラの時点で結構見失ってまして、初日はウロウロしながら5ヶ所で5匹。1ヶ所1匹ですね。河口湖一周しながら揃えたんですよ。昨日はもうこれは3日間無理だと。という事でベースを作ろうと思いまして、すぐそこの溶岩帯。水中に岬が入っているんですけど、そこの3mから5mくらいですね。そこをベースにして5本揃えまして。その後、今日のプラも兼ねまして、入れ替えちょろちょろっとして。あちこちで。

今日は思い切りあそこ(畳岩)ぶつけたんですけど、朝の2本で止まっちゃいまして、で沖の台地。これもやっぱり4m前後なんですけど、こっちの手前側のブレイクですね。そこはネチネチとやりまして。あと3本追加しまして今日のウエイトですね。

ワームはね、比較的こういうメンバーって銀座戦の中で釣り勝ったと思うんですよ。でまあ、色々やり方があるみたいなんですけど、僕の場合はワームを変えたりとか、リグは変えないんですよ。ジグヘッドの1/32かちょっと重いヤツで1.3gっていうのを作ってもらいまして、その2種類なんですね。僕はワームの色変えたり形変えたり、あとみんながやってないアクションさせたりとかして抜け出したって感じですね。

 

第3位 深江真一プロ

 

イ「第3位深江さん。深江さんは初日トップで天国だったんですが、昨日は地獄を見ましたね。」

地獄を一回見ましたね。

イ 「昨日は10何位まで落ちちゃったんですね。今日またトップですね。」

今日4本です。プリプラの段階では基本的には僕も溶岩メインですね。2月13日の琵琶湖産って話を聞いた時点で、これはやらないわけにはいかない。で、放流地点の周辺を見てまわって、魚のいるポジションというのをとりあえずまず確認したんですね。で、確認した位置っていうのが、要は枯れかけても多少高さのあるウィードのパッチ状になった部分ですね。固まり。そこのなるだけ高い部分にどうもよく止まる。
で、その他の所は結構止まらずに素通りしてるみたいなんですよ。魚がね。

で、僕の場合はそれをサイトじゃなくて遠目からルアーを入れてあげる。基本的にはプラの段階で、釣れるっていうのが分かった時点で、その高いウィードっていうのを岸にボート屋があったりとか、アシがここから始まってるかっていう位置を見ながら、ウィードだけは高いぞっていうのを覚えておいて、それを遠目から狙っていくことだったんですけどね。でまあ、2日目ちょっと落としたっていうのは、風が無くなってサイトを得意とされる方々が内側をパーっと流すんですよね。そうすると魚がちょっとどうも落ち着かない。で、落ち着いたところを見計らってルアーを入れてあげると不意を突いたようにパクっと食ってくれるという。ただ、今日は運良く風がちょっと出てくれたんで、それがプレッシャーを消してくれたという感じで。上手いことタイミング良くルアーが入ると食ってくれた。

第2位 清水 盛三プロ

 

イ「さあ、3日間通して、5本、5本、5本のパーフェクトでしたね。清水盛三さん、どうぞ。」

プリプラを河口湖でこんなにも沢山やったことは初めてなくらい。えー、そのジーンズの撮影の合間を縫ってちょっと釣りをさせてもらったんですけど。とにかく今どこにネイティブの魚がどこに固まっているかな。あと釣り方を探そうということで、釣り方はディープ。8〜10mにある溶岩の岬の一番深いところとか、溶岩のこぼれを1/8ozのライデンというジグヘッドと、がまかつの2.6gのジグヘッドを使い分けて、ルアーはCCシュリンプというちょっと小さいやつとリーチを、交互にとにかく投げる。で、それを投げてロックハンプに引っかけて外す。引っかけて外すというハングオフをひたすら。引っかけながらやからどうしても根掛かったりするんですけども、それを外して落としてそこでシェイクすると口を使うという方法で、1日目が5つ。2日目が10とちょっと釣って、今日は6本。最後のラストキャストで250が350に変わって、ここに立てたかなという感じですね。

第1位柳 栄次プロ

 

柳さん 「優勝、柳さんはなんと5本、5本、4本だったんですけど、今日の4本の3日目がでかいやついましたね。」

メインパターンは溶岩の6m前後にジグヘッドを入れてシェイキングという事なんですけども。僕が開発したロブワームっていうエビに似せたワームがあるんですけども。それで今回ジグヘッドにして使ってました。前回のマスターズ戦でもナッソチームの滝本プロが、4位にロブワームを使って入ってくれたんで凄く嬉しいです。ポイントは畳岩とグラブワンドとさかなやの3ヶ所で、急にこうガンと落ちてフラットになる6mのところが、凄くいいような気がして、そこにジグヘッドを船の真下を釣るようなスタイルになるんですけれど、ジグヘッドを落としてシェイクしていくというパターンでずっと通しました。

イ「ひたすらそれで3日間?」

そうです。


柳プロが実際に使っていたロブワーム+ジグヘッド

以上でワールド第1戦レポートを終了します。

真冬に開催されたこのトーナメント、「ストレージが凍って開かない」「トレーラーからボートが離れない」「スリップ事故」「ボートにつらら」など色々あったようですが、大きな事故もなく無事に終了しました。プレスの方もバッテリーの消耗が異常に早かったり機器が誤動作するなど厳冬期ならではのトラブルもチラホラありました。しかし、釣果の方は見ての通りの豊漁でノンキーも入れたら相当の数が釣れていた様です。山下会長もこの釣果をふまえて「来年もこの時期にやります」とコメントしています。

各選手の戦略や釣り方などは、今後各雑誌やTV、ビデオなどで詳しく発表されると思います。 楽しみですね。

*ワールドシリーズ第2戦は5月19〜21日まで三重県・ 三瀬谷ダムで開催されます。お楽しみに!

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