NBCチャプター岡山・福山・広島・弥栄湖・愛媛・香川・高知・徳島の8地区から年間成績上位入賞者を集めて、中四国ブロックチャンピオンシップが徳島県旧吉野川を舞台に開催されました。当日はJB本部から綿井相談役が来場され、競技前の選手達に熱いエールを送られました。各チャプター代表として、選手たちは日頃鍛えた技術をフルに発揮して熱戦を繰り広げました。
■当日のフィールドコンディション
ターンオーバーも一段落、全体的な濁りはやや弱まっていたが当日の気象条件が不安定。急激に雨が降ったかと思うと明るい曇り空に戻るといった繰り返しが何度も訪れる状態。晴天の前日プラとは正反対の天候や慣れないフィールドという状況に、他チャプター選抜選手たちはバスの動きを把握・予測するのに困難を極め、苦しい戦いとなったようです。一方、徳島・香川を軸に活動している地元選手はセオリー通りに上流域を攻略し、多くの上位入賞者が出ました。流れの影響を受けにくくなお水通しの良いエリアでピンスポットに勝負をかけた選手がお立ち台に登ったようです。まだまだ全体的にターンオーバーの影響が残っていたため、歴戦の強者をもってしても上位以外は比較的ローウェイトになりましたが、これぞ旧吉野川バス!と言わしめるポットベリー2700gもキャッチされました。
■上位入賞パターン&コメント
<優勝
三好 宏明 5075g>
川崎橋より上流向かって左側のウィード・アウトサイドエッジ。前日プラで50mに満たないそのエリアのみでハニースポットを発見、3番フライトという幸運を活かして一気にポイント確保できた。シャロー側にキャストしてウィードをやや引っかけ、ルアーがはずれた瞬間バイトに誘うよう組み立てた戦略が的中した。ZOOMブラッシュホグ(ウォーターメロンシード)6gテキサスリグを最も信頼するサンライン・シューター8lbラインで使用した。お昼すぎに5キロのウェイトをマークしたところで、さらに入れ替えを求めて中流域ブレイクを攻めたが食ってこなかったのは残念だった。初の地元開催チャンピオンシップ(出場は4度目)という事もあり、何が何でも勝ってやろうという気持ちでのチャレンジだったため、最高の結果が残せて大満足の一戦になった。このような大会を開催・運営いただいた関係各位様、あらためてありがとうございます。
<2位 本堂 靖尚 4955g>
JT裏エリアでグッドサイズを発見するも、いろいろなルアーを投げてみるが反応なく獲り逃がしてしまった。流れ込みで見つけたビッグワンには苦肉の作でオリジナルチューンのビッグバドを引くと追いかけてきた。「次のキャストで仕留めないと獲れない」と直感し、別チューンのビッグバドで誘うと食ってきた。これがキッカー(当日のビッグフィッシュ)の2700gだった。その後、中流域の共栄橋近くの水門アウトサイドで3本追加。1/8ラバージグに反応は無かったが魚が付いているのは読めていたのでオリジナル1/16ラバージグにゲーリー4グラブのフォーリングで口を使わせた。
<3位 金子 博文 4805g>
川崎橋より上流向かって左側のウィードエリア、ここはプラ時点で他エリアよりも格段にサイズが良い事に気付いていた。優勝者の三好選手とバッティングしたが運良く(笑)ポイントに入れ、自分の戦略通りに釣り続けることができたため、同エリアで釣り負けたなんて悲観的な思いは一切ありません。最近スランプ気味だったのですが有終の美を飾れたことを嬉しく思います。使用したのはすべてパラマックス4inノーシンカー。実はプラでジャンプしてベイトフィッシュに食いかかるバスを見てしまい、表層引きに徹しました。ウィードの切れ目でバイトが多かった。
<4位 渡辺 健司 4105g>
この時期の旧吉野川は得意なほうだったので、迷わず上流エリアでの勝負を決意した。最上流部のウィードパッチ、そして川崎橋上流のオーバーハングを重点的にキーパーを揃えていった。使用したのはすべてロボリーチ4in(パープルウィニー)の1/16ライトテキサスリグ。
<5位 安井 研介 4060g>
本流(今切川でなく旧吉野川のこと)のチョークしてカレントがより効いているリップラップをメガバスMR-X引き倒し。アウトサイドを基本にブレイク寄りのポイントはインサイドも狙っていった。旧吉野川には滅多に来ることはないが、魚も多く良いフィールドだと実感した。
順位/ゼッケン/名前/重量/匹数/ペナ
1 J303 三好宏明 5,075g 5匹
2 J755 本堂靖尚 4,955g 4匹
3 M316 金子博文 4,805g 5匹
4 M479 渡辺健司 4,105g 5匹
5 M95 安井研介 4,060g 5匹
6 J571 小松博之 4,025g 5匹
7 13047 松木昌夫 3,895g 5匹 -20
8 10538 松尾佳樹 3,715g 5匹
9 J230 三木昌幸 3,700g 5匹
10 J724 渡辺康司 3,455g 5匹
11 M600 奥山知昭 3,450g 5匹
12 16243 高橋 努 3,425g 5匹
13 J738 宮本洋平 3,415g 5匹
14 14829 国元大助 3,310g 5匹
15 15264 森 英樹 3,215g 4匹
16 J640 越智武彦 3,185g 3匹
17 J708 池田茂生 3,115g 4匹
18 M47 吉岡利真 3,045g 4匹
19 M148 田渕秀明 2,840g 4匹
20 15920 塩見友広 2,530g 4匹
21 12854 堀 廣志 2,410g 3匹
22 N1813 石松 隆 2,370g 4匹
23 J702 大久保光洋 2,345g 5匹
24 12794 岩村研五 2,335g 3匹
25 J437 岡田力也 2,320g 5匹
26 J716 白川健一 2,260g 5匹
27 14909 福間政男 2,215g 4匹
28 M163 田中大介 2,145g 4匹
29 12087 多田広宣 2,295g 4匹 -200
30 M786 政瀧 太 2,055g 3匹
31 11914 山本 剛 2,035g 3匹
32 12588 可部 恒 2,030g 3匹
33 14923 鈴木隆司 2,020g 2匹
34 N1394 石井 聡 2,175g 3匹 -200
35 19203 村上 守 1,845g 3匹
36 10735 中村大介 1,575g 2匹
37 17032 山田敬士 1,570g 2匹
38 15360 兼田直樹 1,630g 2 -200匹
39 14870 寺本祥久 1,340g 3匹
40 16633 山本豊明 1,310g 2匹
41 J644 隅田栄司 1,295g 2匹
42 13540 宇治田昭彦 1,190g 3匹
43 15810 田部和永 1,155g 2匹
44 J721 冨田和成 1,000g 2匹
45 15680 大東康広 990g 1匹
46 12337 吉村真幸 955g 1匹
47 10194 門田貴嗣 870g 1匹
48 12345 朝倉優作 1,000g 2匹 -200
49 M244 平井清博 715g 2匹
50 J316 梶原進也 520g 1匹
51 13982 石倉勝則 0g
52 M524 石川晴彦 0g
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