■STORY
自信のある釣りをやり抜き通して
吉田博史が悲願の優勝

7月12日〜13日福島県檜原湖でJB檜原湖マスターズが開催された。台風通過直後とあってプラクティスに来た選手は通行止めを食らった選手もいたたのこと。上流域はやや濁りが残っているものの、釣りに大きく悪影響を及ぼすことはなかった。
初日の朝はストーブが必要なほど冷えこんだが、午後からは好天に恵まれた。風も終日無風〜微風のコンディションであった。結果は
芹澤 健一 の2,346gを筆頭に2キロ台が6名、1800〜1900台が19名と前回同様混戦となった。350〜400gのバスをいかに混ぜるかがキーとなった。
2日目は朝から好天で気温も上昇。しかし風は穏やかでネスト組にはやや有利な展開となる。またこの日はスタート会場前が禁止エリアとなり、作戦変更を余儀なくされた選手も多かったようだ。2日間を通してシャロー〜ディープまで広範囲に選手が散らばり、決めてとなる明確なストロングパターンは無いようにみえた。
ウエイインが始まる。檜原湖の特徴なのか、足が速いといわれるスモールマウスの特徴なのか前回同様2日目もウエイトダウンすることはなく、むしろ上位はウエイトアップした。初日トップの芹澤健一が1600台、3位の野口
昌之が1,134gとスコアを崩す中、堂々の2,308gを持ち込んだ初日2位の吉田 博史。2日目のトップウエイトこそ鈴木 隆之に譲ったが、2位・2位の98ポイントで優勝した。ワールド琵琶湖戦のプリプラクティス中で滋賀県と福島県を往復というハードスケジュールだが、過去の経験を生かし、もっとも自信のあるタックル、場所、釣り方をやり通し悲願の初優勝となった。
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