放流でベースメイク後、ネイティブのアフターでウエイトアップ
放流・サイト組を抑え佐々木英明が逆転優勝

前日プラクティスを入れれば数百名に2日間叩かれた河口湖。3日目ともなればフィッシングプレッシャーはマックスに達する。また、一般バスアングラーをはじめ、今回は鯉釣り大会も行われており、エリアバッティングはさけられない状況。さらに、今年から適用された「2日目のロイヤルワンド禁止」や競技時間が短いことなど、選手にとってプラス要因はほとんど無い2日目、ウエイトダウンは必至である。
2日目も初夏を思わせる陽気の中で開催されたが、昼前から強い風が吹き体感気温は下がった。特に奥河口湖方面は白波が立つほどの強風となり、ウエイクボードの引き波もあり大荒れとなった。船団ができた場所はロイヤルワンド以外初日とほぼ変わらず。放流地点がメインとなったが、特に小海には大船団ができていた。
14時第1フライトの検量が始まる。写真撮影のボーダーラインを初日より500グラム落としたが、それでも該当者はなかなか現れなかった。2日目のトップはビッグフィッシュ賞となるキロフィッシュを含め3,436gを持ち込んだ阿部進吾。3キロ台は阿部を含め5名。1キロ後半〜2キロ前半がダンゴ状態となり2500で頭一つ抜けるかたちとなった。
ウエイイン終盤にさしかかりフライトが遅い暫定TOP3が検量の列に並んだ。暫定1位の福島が2,320g、2位の山木が
2,380g 、3位の野村が2,320gとダンゴ状態の中での微妙な位置につけた。結果、初日7位、2日目7位と絶妙な位置につけた
佐々木英明が総合優勝。同選手はアフタースポーンのバスの釣りには絶対的な自信を持っているという。大橋内側の放流魚でベースをつくった後、アフターのバスに狙いを定め大橋外側でウエイトアップに成功。ここ何年かサイトフィッシングが無敵だった河口湖だが、久々に「見ない釣り」での優勝となった。
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