梅雨まっただ中の6月24日JBイースタン河口湖A第3戦ベイトブレスCUPが開催された。今の河口湖はスポーニング後期。わずかながらスポーニングベッドが見られるものの、パターンとして組み込むには絶対数が少ない。ノンキーはいくらも釣れる状況だが、30cmの壁はかなり厚い。ウィードもこの1ヶ月で急激に伸びた。アフターの浮きバスも増えだし、トップウォーターパターンもあり得る状況。
しかし、同じ長さならネイティブより放流魚の方がウエイトがある。今回も放流魚戦が予想された。前日プラクティスでは、ロイヤルワンド・産屋周辺・大橋橋脚・白須がボートの数・バスの数ともに多かった。
今回NBCNEWSは野村俊介のボートに同船した。野村は大橋外側しかまわらなかった。146名の参加があるとは思えないほど大橋外側はがら空きだった。つまりほとんどの選手は大橋内側に浮いていたようだ。
その野村は第1戦に引き続き優勝。2戦目は休戦しているため、2勝0敗という驚異の強さを見せつけた(同船レポートは後日別コーナーで詳しく掲載)。
当日入りした野村は湖の状況を把握していなかった。第一フライトの選手のほとんどが大橋方面へ向かう(注:今回は小海が会場)のを見て、ラジコン岬へ向かう。2名の先行選手がいたが、岬手前でビッグフィッシュを発見。一投目で反応をしめしたためバスを追跡。数キャスト後見事に口を使わせた。ロッドが一気に絞り込まれドラグが悲鳴を上げる。ウィードに潜られそうになりつつも、ネットインに成功。3lbsラインで、しかも皮一枚で掛かったそのバスは2キロバカリを振り切るスーパーキッカーだった。
その後、パセオ周辺でスポーニングベッドのバスにはまる。思わせぶりな反応をするため30分費やすが結局釣ることはできず。次に向かったのは意外にもノーマークだった小海浜。20cmクラスのノンキー攻撃や29.9cmに泣かされつつも小海浜を2往復しキーパーを2本釣る。ラスト1時間は「さかなや」・大石・八木崎・信号下を速いペースでランガン。
ラスト10分に信号下で4本目となる痩せたキーパーをキャッチ。リミットメイクはできなかったが、2キロアップ=キロフィッシュ2本分。ハカリが振り切ったため正確なウエイトが不明だが、少なく見積もっても3500g。お立ち台は確実なウエイトで帰着へ向かった。
4キロアップの選手がいるという噂があったため、一度は優勝を諦めたようだ。しかし、噂は噂。野村が唯一の4キロ超え。200gのペナルティーをくらい公式ウエイトは3895g。2位に600g以上の差をつけベイトブレスCUPで2勝目をあげた。
NBCNEWS