今年のレポートでは毎回書いているが、キーパーサイズが30cmに変更されたことにより、基本的にそう簡単に釣れない。そして山上湖の秋は状況変化が大きく更に難易度がアップする。
9月28日に開催されたJBII河口湖最終戦は30cmを超える養殖バスがはいったため、久々に釣れるトーナメントだったが、その放流バスも簡単には釣れなくなった。
本大会のプリプラクティス期間は、釣れる選手とそうでない選手の差がいつも以上にはっきりしていたようだった。そしてオフリミット期間に大規模なターンオーバーが発生した。一部の砂礫ボトムエリアを除き、著しく水が悪くなった。枯れ葉が多い野池のような色になり、細かい粉も無数に浮遊している状態。
なお、河口湖漁協ルールとしてロイヤル岬~JB桟橋を結んだ線の内側は終日禁止エリアとなった。
■悪状況に追い打ちをかける3つの要素
そんな悪状況にもかかわらず、選手に は更なる試練が。まずひとつは漕艇大会と重なったこと。これにより、初日は終日・2日目前半は、信号下から長崎までのエリアが全面進入禁止となった。このエリアは最近の試合で好調だったため、打撃を受けた選手もが多い。
ふたつめ目は全国鯉釣り大会と重なったこと。バスも鯉も好む地形は似ているようで、要所要所に鯉ザオが入っていた。もちろん先行者優先のため、選手は近づけない。
三つめは3連休と重なったこと。秋の行楽シーズンでもあり、ショアラインは岸釣りのひとで埋め尽くされた。これでターンオーバーの定石「どシャロー」も狙えない。もちろんこれらの要素は事前にわかっていたことではあるが、特にシャローマンにはツライ要素となった。NBCNEWSは初日野村俊介のボートに同船したが、野村が好む場所はほとんど近づくことすらできなかった。
■DAY1
曇り空のもと、8時にスタート。第2フライトのワールド勢の多くが、大橋内側にUターンした。今回も橋内は人気エリアだった。その他、戸沢・白洲・小海あたりが人気だった。驚いたのは、小海~パセオエリアが大人気だったこと。普段はポツポツ浮いている程度だが、今回はぎっしりボートで埋まっていた。一日を通して野村のボートから見える範囲でのヒットシーンはわずか4回。予想通りの厳しい状況だ。
15時ウエイイン開始。
全体的には釣れてない。検量は40%だが、その半分以上が1匹のみという厳しい状況だ。
初日トップ唯一リミットメイクし3,272gを持ち込んだ山田勝利(ウエスタン三瀬谷)。同選手は、長崎~戸沢をメインに、八杭ワンド・白州のウィードアウトサイドをゲーリーカットテールワームのスプリットショットで攻めた。長崎~戸沢で釣った2本が700~800gあり3キロを超えた。2位は山木一人。釣り方は本人曰く「いつもと一緒」。前回のマスターズ戦同船レポートでお伝えした内容とほぼ一緒らしい。鵜の島東ディープで50オーバーをとり3匹で2944g。3位は池田豊。プリプラクティス時から「一人で絶好調」だった同選手。ターンオーバーにもめげず自分の釣りを通し3匹で2214gをマークした。
■DAY2
朝方まで雨が降ったが、スタート時は止んだ。昼前には晴れ間がのぞき気温があがった。
この日NBCNEWSは初日トップの山田勝利に同船した。そのため全体的な傾向は不明だが、やはり白州や橋内が人気エリアとなっていた。初日よりじゃっかん水が回復したような気もするが、やはり全体的に渋い。この日もヒットシーンは数回しかみていない。山田のロッドも曲がることはなく時間だけが過ぎていった。
13時ウエイイン開始。
全体的に更に釣れなくなる。初日上位陣も多くがハズしてしまう。そんな中、池田豊は2598gを持ち込んだ。この日もシャローを中心に自分の釣りをとおし、プレスのカメラの前でキッカークラスを2本釣り上げた。表彰式を前に、池田の優勝は明らかとなった。

■RESULT
1位池田豊。2位はマスターズ第1戦(琵琶湖)で優勝した南豊和。3位は本戦から4週連続トーナメントだという相羽。4位はウインターから参加の大山賢二。5位は最近の河口湖戦でシングル入賞を続けている水野哲史が入賞した。
*多くの選手が今週末のマスターズ戦にも参戦するため、上位のフィッシングパターンやフォトレポートは来週掲載します。