
強いなべちゃんが四国に戻ってきた。ぶっちぎりの4kgオーバーで優勝!
開幕戦はハイウェイト、第2戦はタフコンと不安定なフィールドコンディションが続くJB2プロアマ四国シリーズの最終戦は、厳しい残暑と猛烈な減水日のなか開催された。
急激なカレントをいかに攻略できるかが勝利の鍵となった一戦を征したのは、かつて四国最強の名を欲しいままにしていた「なべちゃん」こと渡辺健司ペア。
アグレッシブな釣りが主流とされている四国のフィールドにをパワーフィネスを持ち込み、上流のウィードポケットを攻め抜いて唯一4kg越え、誰も真似できない4155gのウェイトをマークした「なべちゃん」は、さらに強くなった姿を地元選手に見せつけるかたちになった。

年間王者はゼッケン1番!井原浩二ペアが大逆転のAOY奪取!
前戦を終えた時点で上位選手のトータルポイントは僅差だった。
JB戦連続優勝で勢いに乗っていた馬淵利治ペア、安定したポイントを積み重ねていた「兄なべちゃん」こと渡辺康司ペアが失速するなか、マスターズゼッケン1の経験もあるベテラン田渕秀明ペアが2440gで暫定年間首位に。その直後に旧吉野川をホームフィールドとする現役TOP50亀井剛志ペアが2485gと堅実なウェイトをマークし逆転。しかしウェイインが進むにつれ3kg前後のウェイトを持ち込む選手が続き、両ペアの獲得ポイントが次第に落ちていった。
ここでドラマを起こしたのは両ペアとはトータル9点差がありながら年間5位につけていた本年度ゼッケン1番の井原浩二ペア。レギュラーサイズより一回り大きなキロフィッシュを揃え3245gで今戦の4位入賞を果たし、大逆転で年間タイトルを獲得した。