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JBマスターズイースタンリーグ第4戦シマノCUPストーリー

JBプロトーナメント情報2007

JBマスターズイースタンリーグ
第4戦
シマノCUP
ストーリー

長野県 野尻湖

09月22日()~
09月23日()

JB2007 INDEX

ストーリー

3度目の正直 ローカルプロ三井忠が悲願の初優勝

2007年9月22日~23日長野県野尻湖でJBマスターズイースタンリーグ第4戦(最終戦)シマノCUPが開催され、ローカルプロの三井忠が地元で悲願の初優勝を遂げた。

季節外れの残暑が続く2007年。涼しいはずの野尻湖も30度近くまで気温が上がった初日。好天と164人のプレッシャーからか、ウエイインは94名の55%にとどまった。その内、1~2匹が72名という今戦も「1匹の価値」が非常に重い大会となった。

この日のトップは5匹で3915gを持ち込んだ伊藤政直。同選手は湖各所の風が当たっている急深+岩盤質の岬周辺を狙った。使用ルアーはバークレイガルプミニアースワームのダウンショット。水深5~15mをポーズ主体のダウンヒルで丁寧に釣ってこのウエイトを叩き出した。初日2位は三井忠。国際村9~11mをインチホグ・4インチグラブのキャロライナリグで、弁天島・寺ヶ崎8~9mをマイクロクローラーのダウンショットで3340gを持ち込んだ。3位はオールラージ3本で2854gの奥泉悠介。「シェード+風」の条件が揃った時にだけさしてくる樅ヶ崎のハング下、金山の岩でスポットでイモグラブにラバーを刺した「イモラバ」のサイト・虫パターンで見事にラージを3本キャッチした。

2日目は前日の厳しい残暑が和らぎ前日比マイナス5-6℃の最高気温。空も曇り気味。曇天がプラスに作用したのか、初日よりも持ち込まれたバスが増えた。

この日のトップはTOP50戦でもシングル入賞した神谷勇紀。一番館前フラットの9.8~11mをプロトのミニチューブワームスプリットショットリグで5本釣り3366g。2位の柴田真吾は朝イチに水道局ワンドのシャローでアイスクリームビルシャッドのトィッチとドラッギングで1本づつキャッチ。その後、ブレイクの9mラインでベイトとともに回遊してくるバスをハンハントレーラーのダウンショット1点シェイクで3本キャッチしリミットメイク。のちに1500gのラージに入れ替えを行い5本で2990gをウエイインした。河野行伸はスモールマウスの2008g!を持ち込み会場を沸かせた。この1本が効いて3本ながら2936gで単日3位に。

総合5位は荒牧芳崇。バンク系の水深9mをスーパースレッジのキャロライナリグで攻め初日1066g、2日目2288g。霞ヶ浦戦に続いて総合5位。総合4位は五十嵐祥。初日は弁天周りの5~7m、2日目砂間ヶ崎、樅ヶ崎と金石の間7~8mをイモグラブのネイルシンカー入りリグで攻め2日間ともに1600g台を持ち込んだ。総合3位の金子常俊は岬の8mラインをエコギアバグアンツのキャロライナリグで攻め初日2600g、2日目1602g。総合2位は三井潤。菅川ワンドをメインエリアとし、インチホグやスピンムーブシャッドのキャロライナリグで広いレンジのバスを拾っていった。唯一の2日連続リミットメイカー。

冒頭で「3度目の正直」と書いた三井忠が総合優勝。同選手のWHOISを見ての通り2005年JBマスターズ第5戦2006年JBマスターズ決勝の両戦ともに初日トップ通過したものの、2日目に減速してしまっていた。今回も初日2位で通過。2日目も12位と、やや順位を落としたものの、他の初日上位陣が失速し、3回目で遂にお立ち台の頂点に上がった。優勝の三井忠はミーティングでルール説明を行うほどのローカルプロ。上位には長野~北関東勢が多く入賞していた。たくさん釣ってラージマウスとは違うスモールマウスの癖を掴むことが大事なのかもしれない。

写真・報告 NBCNEWS

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