
三瀬谷育ちの山崎敬明選手が念願の四国シリーズ初優勝!
厳しいコンディションが予想されていたJB2プロアマ四国シリーズの第2戦は、真夏の太陽が照りつける猛暑日のなか開催された。
大幅な減水状態のなか、勝負の明暗を分けたのはエリア選択と戦術だったと言えよう。フレッシュな個体が上から入ってくる上流域...そしてそれらが居付くウィードの見極め&ウィードの最奥部へのルアーの送り込み...3拍子揃った選手たちが上位に多く名を連ねた。
灼熱の我慢大会を征したのは山崎敬明ペア。バスからのプレッシャーに日本一気をつかうと言われているクリアレイク三瀬谷ダムの公式戦で優勝経験のある猛者が、ついに四国のリバーバスをアジャスト!
バスのストック量が多かった市場橋~JR鉄橋~大正橋周辺のウィード絡みを重点に、ジンクリアレイクで培われた繊細かつ大胆なアプローチを駆使してこの時期としては驚異的な4240gのウェイトを叩き出した。
三瀬谷育ちだという話を聞いて地元JBマスターズ選手が翌週に控えた三瀬谷戦に有効なフィールド情報を教えてもらいたがっていた姿も見受けられたり・・・暫定年間順位もトップとなって一気に四国メジャーへと駆け上った山崎選手の今後の活躍にも注目である。
2位となったのはベテラン渡辺康司(兄なべ)ペア。上流域に狙いを定め、開幕戦での悔しい結果を帳消しにする3950gの見事なウェイトをマークして堂々の準優勝を飾った。
3位には誰もが認める地元最強の坂本ペア。ぶ厚いウィード下を1ozでのパンチング、表層はバドという強気のスタイルを貫いて表彰台をもぎとった。
4位は岡澤ペア。旧吉野川星人の異名を持つ地元の雄はプレッシャーの薄い新高橋周辺を攻略して一気のラッシュをものにした。
5位の渡辺ペアは、ご存知「なべちゃん」。準優勝の渡辺康司選手と兄弟揃いで表彰台ゲットとなった。
類をみない混戦となった2008四国シリーズ・・・残る最終戦を経て栄冠を手にするのは誰だ?もう目が離せない。