
一昨年の四国チャンプが僅差のデッドヒートを征す、井原ペアが優勝!
急速に春が訪れた穏やかな日差しなかJB2プロアマ四国シリーズの開幕戦ジャッカルCUPが旧吉野川を舞台に開催された。
明らかに動きはじめたプリスポーンのメス狙いという状況で、勝負の明暗を分けたのはエリアの選択とアプローチ、そして活性の上がったバスが差し込んでくるタイミングをいかに見極められるか、だったようだ。
合計重量3kg超えがひとつの目安、そこにいかにしてキッカーフィッシュとなるプリメスを絡ませてくるか、大胆かつ慎重な試合はこびが大きな差となる一日だったといえるだろう。
春の旧吉野川のポテンシャルを充分に発揮して4940gというとんでもないウェイトでこの大会を征したのは井原浩二ペア、2007年度同シリーズチャンピオンとしてTOP50シリーズ参戦を果たした男が、一回りも二回りも力をつけてその強さを見せつけた。
再びTOP50メンバーへ返り咲くためのスタートダッシュを決めた井原浩二ペアはまぎれもなく今シリーズの牽引役としてその存在感を示すことになろう。
2位には中堅の竹内保人ペア。4870gはこの時期としても優勝しておかしくないハイウェイトである。悔しさ半分、充実感半分の見事な準優勝を飾った。
3位は地元の実力派である瀬野ペア。的確なアプローチで着実にキャッチ数をのばし、一回り大きな個体を積み重ねていったのはさすが!
4位の本堂選手はマスターズ初戦の河口湖ロクマルキャッチで日本中の度肝を抜いた讃岐道場師範代。やはり強い!いやはや強い。
5位には昨年の四国チャンプ坂本ペア。上流攻略組が上位を占めるなか中下流エリアで負けない釣りを展開、お見事。ほんの数週間前までは全然釣れなかった旧吉野川がこの一戦から爆発しはじめた。熱きシーズンは次戦にむけてますますヒートアップするだろう。
写真・報告:村橋基礎