概要
今年も早いもので7月に入り、浜名湖シーバスオープントーナメントも第2戦を迎えた。今回からよりゲーム性の高いトーナメントにするため、浜名湖でルアーによりキャッチしたサカナすべてが検量対象となるルールが試験的に適用されることとなった。しかし今回は急遽決定したルールのため、シーバス3本の総重量で競う基本的なレギュレーションはそのままに、何でもいいから3本の総重量で競う「外道賞」を別枠で設定。会場となっているボートクラブ・カナルより「外道大賞」が優勝者に贈られることとなった。
浜名湖ではベイエリアと違いその魚影の薄さから1本のシーバスが非常に貴重な意味を持っている。そのためリミット3本をシーバスに固定するのではなく、「ルアーで釣ることのできるすべての対象魚」にすることで様々なパターンが加わり、よりゲーム性が増すと考えたのである。しかしながら浜名湖において最もウエイトが稼げるターゲットはやはりシーバスであり、そのシーバスにいかに他魚種でウエイトの上乗せができるかがキーとなるのである。70アップのシーバスで約3キロ、クロダイやキビレではいくらビッグサイズでも1500グラムが限界。その他ヒラメやマゴチ、メッキ、ダツなど大きなウエイトアップにつながるターゲットはなかなか少ない。いかにしてシーバスでうめられないリミットを他魚種でうめることができるかが次回からのトーナメントのキーになってくるのである。
さて今回の浜名湖の状況はというと、ずいぶん初夏らしくなってきており全湖でシーバスを確認することができた。1番人気はシャローフラットプラスアルファで狙うトップウォーターゲームで、プラクティスで好感触を掴んでいる選手も少なくなかった。2番目にはすっかりメジャーになった東名高速橋脚でのストラクチャーパターンを組む選手も多かった。
しかし結果的にはウエイイン5人と非常に厳しい展開。反応は多くあったものの、バラシやラインブレイクという声をとても多く聞いた。そんな中で見事優勝を飾ったのはなんと、ボートクラブ・カナルのオーナー柴田昌宏選手であった。堂々の3本で6キロオーバーというブッチギリの優勝である。そして2位にはこの私。優勝の柴田選手と同船していたためエリアや釣り方はまったく同じであるが5キロ近くの大差をつけられてしまった。あまりにも凄まじい釣れっぷりにバラシを連発した私を尻目にノーミスで3本獲り優勝を手にした柴田選手には脱帽である。ここまでの差があるスコアには良くも悪くも疑われがちであるが、今回は釣りビジョンのカメラマンが同船していたためすべてを映像に収めることができた。この模様はたっぷりと釣りステーションでご覧いただけると思います。エリア的には猪の鼻湖内のワンエリアですべてのシーバスをキャッチ。ルアーはバイブレーションのみだった。
3位の小栗選手は東名高速橋脚をバイブレーションで攻めて結果を出し、4位と5位の選手はともにシャローをポッパーなどで攻めきった結果であった。
そして外道賞にはキビレやクロダイ、マゴチ、エイ、ダツなど様々なターゲットが持ち込まれ非常に盛り上がる結果となった。次回、最終戦からはこの外道は立派なターゲットになることからプラの段階からその要素も含めた練習を行わなければならなくなりさらに面白い浜名湖になりそうである。
さてその次回は10月1日。名称も「JB/NBC浜名湖オープントーナメント」と変更になり開催される。レギュレーションも詳細が決まり次第発表となる。それではまた次回。
優勝:タックルset1
ROD がまかつ・ラグゼデッキステージ斬鱸B66MH-F
REEL カルカッタコンクエスト100
LINE サンライン・スーパーFCスナイパー10lb+システムリーダー20lb.
LURE SO-V
2位:タックルset1
ROD がまかつ・ラグゼデッキステージ斬鱸B70H-F
REEL アルファス103
LINE サンライン・スーパーFCスナイパー10lb+システムリーダー20lb.
LURE ATTIC・XEX&バスデイ・レンジバイブ
外道賞:黒田健史
マゴチ、キビレ、エイの合計3匹で4340g
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
1位 | - | 柴田昌宏 | 6,040g | 3匹 | Pts. |
2位 | - | 小野田賢一 | 1,374g | 2匹 | Pts. |
3位 | - | 小栗将範 | 670g | 1匹 | Pts. |
4位 | - | 黒田健史 | 652g | 1匹 | Pts. |
5位 | - | 増井英明 | 628g | 1匹 | Pts. |
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