[インデックス][トーナメント情報インデックス][2001年度Nシリーズ琵琶湖第1戦]


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2001年4月13・14・15日
琵琶湖


参加人数
(253、243、261名)


13日TOP 堀江建次


15日TOP庄司 潤


15日2位佐藤信治

 


 今年から新しくスタートした日本シリーズ琵琶湖トーナメント開幕戦が4月13〜15日、 琵琶湖南湖で開催された。1Dayの琵琶湖戦は今年も人気が高く、事前エントリーは 約1,000人。フィールドの混雑を緩和するため、3日間に参加者を振り分けるという 新しい開催システムが取り入れられた。
琵琶湖南湖は3月16〜17日と前週(4月6〜7日)にJBマスターズ戦が開催されたが、 今年の春先は全体にムラの多いコンディションが続いていた。しかし、水温の上昇と ともにスポーニングエリアにビッグバスがウロツキはじめ、マスターズ第2戦のころ から各所でネストが散見されるようになった。

 今大会の第1目は前日に発達中の低気圧から伸びる寒冷前線の通過で荒れ模様となり、 天気こそ回復したが冷え込みがきつく、早朝から西〜南西の強風が吹き続き、水温も 低下した。厳しい展開が予想されたが、JBマスターズ戦でも活躍した堀江建次選手 が7,455gを持ち込み、6kg台も3名。バッグリミットを揃えたのは一握りだったが、 3kgを超える琵琶湖ならではのビッグバスも見られた。

 第2日目は強風がおさまり、気温も上昇したが、気になるのは前日からのフィッシン グプレッシャーの影響。だが、その心配を吹き飛ばすかのように前日を上回るバスが 持ち込まれ、上位陣のウエイトが大きく伸びた。特筆すべきは、福島 健選手が叩き だした1DayトーナメントのJB・NBCレコードとなる13,130gというスーパーウエイト。 すべて2kgUPで3kg近いビッグフィッシュも混じり、他を圧倒した。
大会初日はスポーニングエリアに近いウイードが絡むコンタクトポイントでビッグバ スをキャッチした上位選手が多かったが、2日目の上位陣はトップの福島選手をはじ めリーズを攻略した選手が占めた。ちなみに福島選手の使用リグはミニチューブのテ キサスリグだった。

シャロー中心にフィッシングパターンを組み立てる選手が多かっただけに、第3日目 は最もウエイトが伸び悩んだ。ただ、この日はワールドメンバーのエントリー日とな り、庄司 潤選手が7,225g、佐藤信治選手7,190gを持ち込み、ワールドの実力を見せ 付けた。

■上位のフィッシングパターン13日

1位 堀江建次
ポイント 下物浚渫跡、2.5m〜5mのブレイク
メインタックル・ルアー

■自作ラバージグ3/8oz+ウエダPro4ピッチングスティック6.6ft+シマノカルカッタ+エムズダイレクツフロロ12lb
■ダウンショットリグ+ウルトラライト6f+シマノツインパワー+エムズダイレクツフロロ5lb

フィッシングパターン ラバージグを深い方から浅い方へのアップヒル。ダウンショットも同じようにアップヒル。どちらも超スローに。
自己PR 一年のブランク(ジャパンプロ)をおいて復活!!
今年からガンガ行く!たぶん、、、
2位 藤井孝洋
ポイント 名鉄2m〜2.5mのウィードエッジ。
シャローへ上がる前のコンタクトポイントで待ちの釣り。
メインタックル・ルアー ■TIFAダートリック4インチ+ラウンドジグヘッド1/32oz#2+G.Loomis STR721IMX+ダイワTD-Z2500Si+モーリスバリバスガノアバス5lb
■TIFAレディフィッシュ3インチ+ ラウンドジグヘッド1/32oz#1/0+G.Loomis SJB720IMX+ダイワTD-Z2500Si+モーリスバリバスガノアバス5lb
■エコギアダブルフェイス3.5インチ+ダブルフェイス用エビヘッド3/8oz#3/0+G.Loomis CB722IMX+シマノアンタレスVerII+モーリスバリバスガノアバス10lb
フィッシングパターン ウィード上をジグヘッドのスイミングで。アオミドロが多いので引っ掛からないようにトレースする。
自己PR プロ13年目をむかえ、心機一転気合い十分で試合に臨んでいます。フィールドで見かけたら気軽に声を掛けてください。
3位 中畠喜和
ポイント ミックバスクラブからミヤコマリーナにかけてのアシの前
メインタックル・ルアー ■LSDワーム3インチの1/6ozジグヘッド+AirViperザップヘッドAVS-510UL+ABUオースター700+DANフライングバーズ・ラップウイングコール3lb
■AirViperダイナモカシンAVC706XH+シマノメタニウムXT+DANフライングバーズ・ラップウイング12lb
フィッシングパターン アシ前のジグヘッドシェイキング
アシ奥のラバージグ
自己PR 96年にウエスタンプロシリーズ年間総合2位、00年にはジャパンプロシリーズ第2戦3位になり、今回2度目の3位になれてとても嬉しく思います。この3位になれたのも、マスターの山本プロ、ワールドの川越プロ、ミヤコマリーナの清水氏のおかげです。
今後もこの3位に甘んじず、一つでも順位を上げられるように頑張っていきます。でも、2度あることは3度あるともいいますね。
4位 前山智孝
ポイント 自衛隊ビッグスロープの南側80cm〜1.5mにある、岩とその沖にある1m四方の岩。(当日は風で浅い方が濁りでダメ)で回遊を待ち11時30分前後の20分で4本。(3月から10:30、11:30、13:30前後に必ず回遊があった)
メインタックル・ルアー ■ゲーリーヤマモトカットテールワーム(ウォーターメロン)+1/32ozジグヘッド+エアバイパー601ULラズルヘッド+シマノステラ2500SDH+ザウルスバイト4lb
■TIFAボディーワーム5インチ+1/16ozジグヘッド+エアバイパー601ULラズルヘッド+シマノステラ2500SDH+ザウルスバイト4lb
フィッシングパターン 岩に1/16ozのジグヘッドをコンタクトさせるようにスイミング。岩の周りは質の悪いウィードがあるが、それに引っかけないのがキモ。
自己PR 自分はプレッシャーに弱く、プラでは釣れるが本番ではダメで周りからプラ王と呼ばれているが、やっと結果が出せたのでこれからに期待してください。最後に大会を運営してくださるJB、NBCスタッフ様、お世話になっていますMプロの先輩の方、ありがとうございます。
5位 磯崎隆之
ポイント 名鉄のシャロー(リーズフロント)水深2〜2.5m
メインタックル・ルアー ■スタッド3インチの1/16ozジグヘッドリグ+ダイワハートランドZ63LFS+チームダイワX2500iT+TDブレイブ4lb
■バークレーパワーホッグ3インチ の1/16ozジグヘッドリグ+ダイワハートランドZ601LXS+チームダイワX2500iT+TDブレイブ4lb
フィッシングパターン スポーニングでシャローに上がろうとしている魚のコンタクトポイントへひたすら投げ続けた。
自己PR 少し悔しいけど、素直に喜んでいます。今まで「ひょっとしたら、、」でもシングルどまり。初日は上位、2日目はノーフィッシュってな事ばかりだったんで。これをキッカケに頑張ります。
PS:長いことやってて良かった!

■上位のフィッシングパターン14日

1位 福島 健
ポイント 名鉄のシャロー1.5〜2m
メインタックル・ルアー ■1/4ozチューブワームのテキサスリグ+6.6ftMH+TD-S+東レスーパーハード12lb
■4インチストレートワームの1/16ozジグヘッド+6.1ftUL+シマノツインパワー2500Mg+東レスーパーハード6lb
フィッシングパターン サイトフィッシングのみ
自己PR この時期は得意なので自信がありました。
2位 佐々木喜代文
ポイント マリックス周辺のアシ
メインタックル・ルアー ■フットボールジグ3/8oz+GルーミスIMXCR724+シマノカルカッタ101XT+サンラインスーパーFCスナイパー12lb
フィッシングパターン スポーニングに入ってきた見えバスをラバージグで食わせる
自己PR 今年からマスターズに参戦している佐々木です。これからもアクティブファミリーの一員として頑張ります。
3位 藤原克巳
ポイント (1)下物のシャロー。葉山川南側のリップラップに絡むリーズの一番奥(水深にして50センチ以下)
(2)赤野井のリーズ(なるべく沖にでたパラアシ)
メインタックル・ルアー ■KEITECHラバージグMODELI 11g+パワーホッグORブラッシュホッグ+エバーグリーンガニングシャフト+リョービキャスプロメタルライト(LH)+東レソラロームスーパーハード14lb
■エバーグリーンSRミニ1/2oz+エバーグリーンインスパイアコマンドーリョービキャスプロメタルライト(LH)+東レソラロームスーパーハード12lb
フィッシングパターン (1)岸とリーズの間(リーズの塊のインサイド)にひたすらラバージグをウエッピング
(2)リーズの塊の周りのパラアシにラバージグをピッチング。風が強くなりはじめたら沖のパラアシにスピナーベイト。
自己PR 岡山の藤原です。岡山勢絶好調!まだまだ行きますよ!
PS:バス釣りやってて本当に良かった。
4位 奥村哲也
ポイント プラクティスなしのため、魚の多い場所を目で素早くチェックし、大きい魚のみを狙って釣りました。エリアは西岸のアシ、主にマリックス前、カネカ、ミック前です。
メインタックル・ルアー ■ラバージグ(黄色)+ベイト60MH+TD-S+フロロ16lb
■センコー(白)にワッキー専用シンカー(アクティブプロト)のワッキーリグ+ベイト66MH+カルカッタ200+フロロ16lb
フィッシングパターン 黄色のラバージグを使ったサイトフィッシング
自己PR これからも一生懸命がんばります。
5位 浮本貴徳
ポイント 近江大橋北側のアシ。水深1m以浅。
メインタックル・ルアー ■ラバージグ(自作)3/8oz+ナッソロブワーム3インチ(クロウレッド)+エバーグリーンコンバットスティックスーパーウォーリヤーII+シマノメタニウム+DANフライングバーズJIG&TEXAS10lb
■ラバージグ(自作)1/2oz+ナッソロブワーム3インチ(クロウレッド)+エバーグリーンコンバットスティックトライアンフ+シマノメタニウム+DANフライングバーズJIG&TEXAS12lb
フィッシングパターン パラアシの中にラバージグをうちまくる
自己PR 2001年マスターズゼッケン4。大好きなトーナメントをこれからも続けられるよう頑張っていきた。

■上位のフィッシングパターン15日1.(7,225g)

1位 庄司 潤
ポイント 原稿未提出
メインタックル・ルアー  
フィッシングパターン  
自己PR  
2位 佐藤信治
ポイント 3日くらい前から、また冷えたことが頭にあったのでリーズから下がったファーストウィードブレイクにクルージングしているバスを狙った
メインタックル・ルアー 1/26ozジグヘッド+エバーグリーンデビル+エバーグリーンコンバットスティックセカンドジェネレーションスカイホークII+メタロイヤルVS1500ZM+サンヨーナイロンアプロードF80 5lb
ボート ナイトロ901CDX+マーク200EFI
フィッシングパターン 1/26ozジグヘッド+デビル(エバーグリーン)の名古屋釣法(中層シェイキングスイミング)のみ。
自己PR 1位になれなかったのが残念。まぁ1位が庄司プロなんで、本物ワールドプロとなんちゃってワールドプロの差なんだろうね!?
3位 中村雅雄
ポイント (1)ミックワンドの南側、リーズの手前水深 約1〜1.5m
(2)同じくミックワンドの南側、リーズの奥 水深 約50cm程
メインタックル・ルアー (1)ダウンショットでリーズの手前にキャストし、超スローにシェイク       (2)サイトフィッシング
フィッシングパターン ■Berkleyトーナメントクローラー 4インチ(パンプキン)シンカー3.5gのダウンショット+ウエダPRO4 LCS60B+エンブレムX2500C+サンラインFCスナイパー5lb
■エバーグリーン リアクションチューブ3.5インチ(パールホワイト)シンカー1/4ozのテキサスリグ+エバーグリーン トライアンフ+ダイワTD-S103HV+サンライン FCスナイパー 12lb
自己PR JB登録5年目、やっとこさ表彰台に登ることができました!今年は、JBU・日本シリーズ・京都チャプターに参戦しますこれからも、皆さんよろしくお願いします。  
4位 南 一貴
ポイント ディープホール東・西壁。ブレイクライン5〜6m
メインタックル・ルアー ■矢口釣具アライブシャッド3インチのダウンショット+がまかつラグゼノー444S+ダイワトーナメントZ2004C+東レバウオ4lb
■レイクポリスクロステールシャッド3インチのマス針ダウンショット+がまかつラグゼカマー354S+ダイワトーナメントX2004C+東レバウオ4lb
フィッシングパターン ブレイクラインをドラッギング
自己PR

今回狙うべきシャロー・リーズを敢えて捨ててディープの釣りをやり通すことができた。ノーマークのディープホールが今回の結果に繋がったと思います。最後にこのような場をつくっていただいた山下会長、スタッフの皆様、エア抜きしていただいた矢野さん、応援してくれる皆様に感謝します。

5位 鈴木靖彦
ポイント 南風が強かったので、サイトフィッシングのできるエリアが限られてしまった。具体的にはマリックス南のアシと雄琴南のアシ、水深は1m以浅で強風の影響を受けにくいところと、後は今までの経験でスポーニングバスの入りやすいスポットを選んだ。
メインタックル・ルアー ■ゲーリースイミングラバージグ1/2oz+ケイテックスピナーベイトトレーラー(ライムチャート)+6.6ftミディアムハード+レフトハンドルベイトリール+東レバウオ14lb
■ゲーリークローワームのテキサス3/8oz+ レフトハンドルベイトリール+東レバウオ14lb
■ゲーリーセンコー3インチ(4月下旬発売)1/16ozジグヘッド+ゲーリースピニングI+スピニングリール+東レバウオ5lb
フィッシングパターン 3日目だったので、ネスト絡みのバスはとても釣りにくい。そこで、スポーニング前の比較的よく動くけれど、触られていないビッグフィッシュをラバージグとテキサスで待ち伏せ釣りをした。フォローはウィードのバスをセンコー3インチのリフト&フォールで釣った。
自己PR 環境問題やバスの減少(?)等、いろいろ問題の多い琵琶湖ですが、今回釣れた56cm3200gのバスはたった1匹でも十分楽しませてくれた。この楽しいたくさんのファンがいる遊びを今、真剣に考えみんなで守っていかなくてはなりません。プロアマの枠を越えて、マナーの向上や釣り場環境の整備にそれぞれのできることから取り組んで欲しいです。皆さん一緒に頑張りましょう。




 
<第1日目成績>
1.堀江建次(7,455g)
2.藤井孝洋(6,815g)
3.中畠喜和(6,530g)
4.前山智孝(6,010g)
5.磯崎隆之(5,960g)


<第2日目成績>
1.福島 健(13,130g)
2.佐々木喜代文(7,775g)
3.藤原克巳(7,585g)
4.奥村哲也(7,505g)
5.浮本貴徳(6,670g)


<第3日目成績>
1.庄司 潤(7,225g)
2.佐藤信治(7,190g)
3.中村雅雄(5,830g)
4.南 一貴(5,345g)
5.鈴木靖彦(4,990g)

*Nシリーズはシリーズ得点が無いため、TOP5のみの集計。

 



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