ナイスバーディ連発でツアー優勝！
ボギーこと横山修史ペアが逃げ切ってAOY獲得！

2010年度JBIIプロアマ四国シリーズの年間争いは、それまでの２戦を終えた時点で連続表彰台を飾った横山ペアと平井ペアがひとつ抜け出し、第２戦優勝の池田ペアやTOP50選手の馬淵ペア、田渕ペアなどが僅差で追う展開となっていた。
最終戦のウェイインでは暫定2位の平井ペアが2720ｇの微妙なウェイトとなり、微かな希望を持っていた山崎ペアも3155ｇと抜きん出られない。リードする横山ペアが3160ｇを持ち込んだ時点で彼等の大きな夢はするりと手のひらから滑り落ちていった。
大勝負をかけた亀井ペアは1900ｇ、池田ペアは815ｇとふるわず、横山ペアの年間優勝は磐石だと誰もが思っていた。
そんななか注目の馬淵ペアと田渕ペアは揃って同ウェイトの3295ｇをマークして逆転に望みをつなぐ。
だが全般的にキロフィッシュ級のバスが数多くキャッチされており、ポイント差があるものの小山ペアが4410ｇのトップウェイトを叩き出し、次々と3キロ台後半のウェイトを持ち込む選手が続出するなかで横山ペアの当日順位はみるみる後退してゆく。
しかし何とか12位で踏みとどまり、後続選手を7ポイント引き離して逃げ切った。
ブランク２年以内でTOP50への復活を本気で狙っていた「ボギー」という愛称の男が見事なツアー優勝でワールドメンバー昇格の権利を手中におさめた。
地元シリーズでまたひとつ強い力をつけて最高峰シリーズへ挑む横山修史プロには、四国代表としてぜひとも活躍を期待したいものである。