NBCチャプター兵庫県の統一王座決定戦「NBCオール兵庫チャンピオンカップ」の第2ラウンドが東条湖にて11月6日(日)開催された。第1ラウンド(10月30日 生野銀山湖)の結果を受けて前日プラクティスデイは多くの選手で湖上が賑わっていた。それもここ1ヶ月の東条湖の釣果データから見て2キロのボーダーを超えれるかが優勝ラインと予想された為にビックフィッシュを獲れるパターンの絞込みが必要不可欠だった。
そして当日。天候はあいにくの雨模様の中、個人戦は1stラウンドでトップに立ったマスターズ有里拓プロと2位につけるウェスタン宮川哲雄プロの2名がウェイトで一歩抜け出していて、チーム戦は僅差でチャプター兵庫がリードする展開でスタートした。2ndラウンドのスタートはチャンピオンシップスタート方式としてシリーズ年間総合第1位の選手からスタートを開始した。スタート直後狭くなった渓谷部と本湖の2つに選手たちは大きく分かれ雨でコンディションが変化している東条湖へ挑んでいった。そして帰着開始の13:30になったが誰一人帰ってくる選手はなく、チャンピオンカップらしい最後まで諦めない気合を選手達は魅せた。それから20分後に選手達は続々と帰ってきてそれぞれが様々な表情を浮かべ検量がはじまった。
\r\n\r\n序盤に帰ってきたのはチャプター兵庫年間総合2位のウェスタン松村真樹プロだったが1,500g弱のキッカーフィッシュを含め2本で1,700gジャストで暫定トップにつけた。しかしその直後チャプター兵庫最終戦のウィナーである大原永益選手が帰ってきて検量スタッフ達からどよめきがあがった。今季東条湖開催のチャプター戦で最高ウェイトのビックフィッシュが持ち込まれた 1,680gの50cmオーバーのビックワン!そのバスを含め4本 2,570gでダントツのトップ!最終検量近くに帰っていたのが暫定トップのマスターズ有里拓プロ 注目の中ウェイインバックにはビックバスも見えた そしてそのウェイトは3本1,695g 単日3位につけるウェイトだった。2ndラウンドトップの大原選手が2キロ超えを持ち込んだことにより総合成績が微妙な感じになったが、結果は、マスターズ有里拓プロが 1st 30pts 2st 28pts 総重量 30ptsで90点満点の88得点で2位に12点差をつける圧勝で初代NBCオール兵庫チャンピオンカップのチャンピオンを決めた。
\r\n\r\n\r\n兵庫県でNBCチャプターが開催されて約20年 ようやく実現した統一王座決定戦であるが、特別ルールの設定やホーム&アウェイ形式のトーナメントなど初の試みが多く今後に課題も残したものの選手達の熱き戦いにスポーツフィッシングの明るい将来が少し見えた気がした。
\r\n\r\n\r\n最後に1年間 チャプター兵庫をご支援頂きました協賛企業(ポパイ250加古川・フィッシングエルモ・がまかつアクティブ・マーキュリーマリン・タックルベリー・東条湖観光)様・チャプター北兵庫をご支援頂きました協賛企業(サンライン・ガンクラフト・生野町・レンタルボート湖畔・天狗・ウッドハウス・秋山ストアー)様そして今大会に特別協賛頂きました協賛企業(イマカツ・東レフィッシング・マドネスジャパン)様と各フィッシングメディア(週間ルアーニュース・ルアーマガジン・バスワールド・釣りビジョン・バスウェーブ)とチャンピオンカップ冠協賛「東条湖観光/湖畔」の皆様方に感謝の意を表すとともに1年間バスフィッシング振興及び東条湖ならびに生野銀山湖の環境保全に最大限の協力をして頂いた参加選手の皆様に御礼申し上げます。
\r\n\r\n\r\n来季も魅力あるバスフィッシングトーナメントを兵庫県で展開できるように両チャプタースタッフ一同努力してまいりますのでご支援・ご協力お願い申し上げます。
(NBCオール兵庫チャンピオンカップ組織委員会 委員長 村下泰健(チャプター兵庫会長) 副委員長 秋山浩之(チャプター北兵庫会長) 事務局 木戸口若夫・松本由紀・足立大介・尾上学・木村雅也 )
1stラウンド生野銀山湖は前日プラの時点で黒川上流に大量のベイトフィッシュとそれにつくバスが確認できたのですが、非常に難易度が高くかなり苦戦する可能性も高かったため、そのエリアをメインにするかかなり迷いました。しかし、自分にはその魚をとる自信があったため試合当日は黒川上流にすべてをかけることにしました。釣り方としてはサイトフィッシングで魚を追いかけるというのとストラクチャーをローテーションするといったことで魚に出会うチャンスを増やし食わせの技(これはシークレット!!)により確実に口を使わせるという方法です。使ったルアーは同じマスターズプロである横山プロがデザインしたスナイプというメーカーのバキュームというエコワームの1.5インチのダウンショットです。それによって2本ミスしてしまいましたが何とか4本のキーパーをキャッチして1stラウンドをトップでおえることができました。
(1stタックルデータ)
ロッド : メガバス デストロイヤー F1-61XS
リール : 2004
ライン : DUEL ハードコア フロロプラス 3ポンド
リーダー: ハードコア エコロジスト 4ポンド
ルアー : バキューム 1.5インチ
2ndラウンド東条湖の前日プラでは東条湖で釣りをした経験がほとんどなかったため、湖の状況を把握することからはじめ、水が非常に悪かった事からターンオーバーのセオリーどおりの釣りをすると簡単に答えが返ってきてかなりの好感触を得ることができました。試合当日はサーフィンワンド周辺の岬まわりを中心にDEEPーX200Tのニーリングをで丁寧にスローリトリーブし岬にコンタクトさせる方法で活性の高い魚を1本キャッチ。そして岬に絡む5m~8mのボトムをガルプの3インチクローラーのダウンショットを超スローにズル引いて魚に確実にルアーを見せ、キロアップを含む2本の魚をキャッチすることができました。このように確実にボトムにコンタクトさせつつルアーを見せるのにスティンガーティップをもつデストロイヤーヘッジホッグF1st-66RSがとても使いやすくかなりの必要性を感じました。ベストなロッド選択のかいあって何とか単日3位になることができ、総合1位、オール兵庫チャンピオンカップ初代チャンピオンになることができました。僕のような20歳の若造がこのようなタイトルを取ることができたのもサポートしてくださるメガバス様、DUEL様、ウィンディーサイド様、中田美秀様、足立大介様のおかげです。ありがとうございます。 最後に生野銀山湖、東条湖ともにすばらしいフィールドで、このような湖で強豪と競い合うことができとても楽しかったです。このようなすばらしい大会を開催してくださったチャプター兵庫の村下会長、チャプター北兵庫の秋山会長、運営スタッフの方々に感謝するとともに北兵庫チームとして皆さんと共に戦えたことを誇りに思います。ありがとうございました。
(2ndタックルデータ)
1) ロッド : デストロイヤー F4-71X
リール : TD-Z 103ML
ライン : ハードコア X-TEX コブラ 12ポンド
リーダー : ハードコア エコロジスト 10ポンド
ルアー : DEEP-X2OOT
2)ロッド : デストロイヤー ヘッジホッグ F1st-66RS
リール : 2004
ライン : ハードコア フロロプラス 3ポンド
リーダー : ハードコア エコロジスト 4ポンド
ルアー : ガルプ 3インチ クローラー