JB/NBC浜名湖シーバスオープントーナメントがついに開幕!昨年は1戦だった同大会であるが今年は年間3戦のシリーズ戦となりゴールデンウイーク最終日の5月7日、前回に引き続きしょっぱい男たち(?)がドシャ降りの雨の中浜名湖ボートクラブ・カナルに集結した。でも最年少は14歳の女子中学生!将来はバスプロ?!雨にも負けずがんばりました!
今回の状況は、とにかく「釣れない」。誰に聞いてもこの一言だった。実際ボートクラブ・カナルのメンバーを中心に構成されているHSC(浜名湖シーバスコンファレンス)の連中をしても1本釣れるかどうかというタフコンディションであった。今年の浜名湖は春が遅く、沖合いの潮(遠州灘)の水温もなかなか上がらずに絶不調に陥っていたのである。また湖内の潮の濁りも原因不明で4月いっぱい例年にはない水の悪い状況が続いていた。しかしナイトゲームの情報では2月以降コンスタントに釣れているということだったのでシーバス自体は浜名湖内に存在していることだけは確かだった。
プラクティスを行った選手からは予想通り「釣れない」のひとこと。そんな自分も前日と前々日、2日間完全ノーバイトを記録。正直トーナメントが成立するか心配であったが、晴天が続いたここ数日とは激変の天候となったドシャ降りの当日、この状況変化にすべてを賭けるカタチとなった。
結果、大きくは釣果が伸びることはなかったものの4名がシーバスをウエイイン!優勝者と3位の方が同船者ということと、準優勝と4位(私)がとなり同士でキャスティングを繰り返していたことからこの2ヶ所でしかシーバスがキャッチできなかったというキビシイ結果となった。前者のパターンは長潮というタイドグラフが平らになるほどの緩いカレントを逆手に取り、見事にチャンスに変え結果を出した。朝イチの比較的カレントの発生している時間に、浜名湖で最も狭いであろう水路(もちろんカレントは非常に強い)に入り、見事なシーバスをキャッチした。何度か入りなおしたそうだが、やはり朝イチの時間帯しか反応はなかったという。エリアは競艇場の南西に位置する非常に狭い水路の流心のみ。そして私が釣ったエリアは東名高速道路の橋脚。イチニチ張り付いて2バイト1フィッシュ。準優勝の方はこの日唯一の2本でウエイイン。
と、このように非常にキビシイトーナメントとなったが、浜名湖独特のエリアを読むチカラがとても重要になっていると思う。ベイエリアとはまったく違ったバスフィッシングの要素を強く持っている浜名湖のシーバストーナメント。今後もどのような展開があるのかとても楽しみである。次回第2戦は7月2日。当日受付も可能なのでみなさんもぜひシーバスのトーナメントに挑戦してみてください!
レポート 小野田賢一選手