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[インデックス][スペシャル][ワールドプロシリーズ2000第4戦レポート]


10月1日表彰式・お立ち台インタビュー

スポンサー挨拶で表彰式が始まる

5位から1位まで壇上へ

5位深江真一

プリプラで凄い見えてたっていう人は、いないと思うんですよ。
初日、ハッキリ言って、僕は手探り状態で、初日は朝イチ南湖に入っているんですけど、そこをすぐに諦めて、和邇川河口に行ったんですけど、初日の朝8艇、2日目12艇、3日目は僕行ってないんで知らないんですけど、そういう状態だったんですよ。

で、まあ結局、知ってる限りの湖北のエリアを、全てまわって行った。
メインにやったのはウィードと浚渫。コウズ、あの辺のエリアなんですけど、あそこは殆ど人がいなくて。ただ、釣れるきっかけっていうのが、おそらく湖流ではないかと。コウズの場合、湖流は北へ流れるんですよね。それがキツければキツイほど良くなってくるという感じで、今日2本、40近いのと、1500、600釣って、ウィードエリアで500。500っていう場所を持っていたんですけど、それが日に日に悪くなっちゃって、初日結局4本ですよね。2日目はそれが10時で5本揃っていたんですけど、結局キロを2本混ぜて。

「昨日までは暫定7位です。今日は全体が落ちた中で、落ちませんでしたね。」

そうですね。今日はハッキリ言って、勝負しに行ったんで。日に日に釣れるエリアってのが、分かってきたんですね。初日と昨日っていうのは、釣れない場所で粘ってる時間が多かったんですよ。それを省けばいいって話なんで、今日は、釣れるエリアを大切にまわって行ったという感じです。


4位平沢 和徳

 

南は完全に捨てて、北エリアのみということで。和邇川がプラの時に爆発してまして、大きいサイズがボコボコ釣れていたんですけど。

「河口ですね。」

そうです。もう10mとか15mとか深いところで釣れてたんですけど、初日に和邇川を一日やりまして、4本しか獲れなかったんですね。で、3900ですか?それで、やる場所が無かった。もう2日目、とりあえず和邇川で5本揃いました。10時半までに。それから一番北、コウズですね。コウズの浚渫。去年、おいしかった場所が、去年のプリプラで見つけた場所があったんですけど、そこに行きましたら、30分くらいで全部入れ替えて7300くらい。

「凄かったですね、昨日は。」

ボコボコ釣れて。それで、明日のために取っておこうと思って。

「今日取っておいたんですか?」

今日取っておいた所へ行ったんですけど、2つしか…。天気が変わっちゃったんで、ちょっと魚動いちゃったと思うんですけど。

「このトーナメント3日間通して、何か心がけた事とかありませんか?」

とりあえず、3キロぐらいは最低でも毎日持ちこもうかなと。
「充分クリアしましたね」

そうですね、目標以上ですね。


3位吉田 秀雄

「吉田選手には、この大会を開くにあたって、エリアの調整、調べていただきましたけれど、それで随分あちこち回ったんじゃないですか?」

地元なんで。
今回プラはあまり出来ていなかったですね。

「どんな狙い方をいたんでしょう?」

去年、僕3位だったんですけど、狙い方としては、全く違うんですが、エリア的には湖西エリアと今回は南湖。

「もう、大会も終わったことですし、湖西といっても広いですから」

大体メインに狙うのは、深江さんもさっき言った湖流の激しい、そういう近辺。ポイントはあまり関係無いんですよね。ピンとか一切関係なく、流して釣るという。

「湖流の激しい場所というのは、どうやったら分かるんですか?」


見たら結構分かるんですけど…。

「流れてるもんなんですか?」

はい。流れていますよ。風と反対の方向に流れているとか、そういう感じの所を狙っているんですけども。例年ではベイトフィッシュパターンとして、大体狙うことが出来るんdすけども、今回は一日目からちょっとおかしいかなと思ったのが、岸際に魚が凄い死んでいたんですよ。で、釣り上げたバスの口の中にエビが入っていたので、ベイトフィッシュは食っていないという判断をしまして、ボトムにいるエビという事を頭の中にイメージして、スローに動かせるリグは無いかなという事で、今回は僕が作った、名前がちょっと恥ずかしいんですけど、仮の名前が「ポッコチンコ」というワームを使いました。

「その名前にはならないですよね?」

ならないと思います。3Pワーム…。

「だんだん酷くなってきましたね(笑)」

こういうヤツです。これは、こんな変な形をしているんですけど、エビの動きにそっくりなんですよ。北側は結構クリアで、音を出すと逃げるバスが多いんでラトルは抜いて。南湖の場合はラトルを入れて。

「南湖はちなみに、どこらへんで釣ったんですか?」

北山田沖です。これを、ノーシンカー、テキサスで。テキサスでする場合は、出来るだけスローに。もう、気が狂う程ゆっくりゆっくりやるんです。去年もそうだったんですけど、魚がデカすぎて獲れないんですよ。ベイトだとなかなか食ってくれなくて、大体スピニングでやるんですけど、細いラインじゃないと食ってくれなくて。去年は初日5本、55クラスのに切られて、今回も昨日朝イチの一投で57ぐらいのに切られて。今回はあまりプラもしなくて見えなかったんですけど、試合やってる時に、いかに獲れるかっていうのが課題で、上手いこといかずに…。

「でも、3位なんだから」

まあ、うれしいです。

2位千葉 隆

 

今回は、あまりプラが出来ていないということで、第5戦のマスターズの時に使っていた場所を。場所的には木ノ浜なんですけど、KEマリーナ沖。丁度、大橋からウィードのラインがあるんですけど、KEのところに来ると張り出し状に沖まで出る場所なんですけど、そこの張り出す根元の部分ですね。そこの角の部分に、ひたすらラバージグを撃つ釣りで、前日プラの時には、小さいのが1匹しか来なかったんですね。回遊性がかなり強い魚だったんで、時間を変えてしばらくやったんですけどダメで、ディープホールとか色々プラをしたんですけど、イマイチということで。
初日は朝イチ3時間使ったんですけどダメで、ディープホールで1本獲って、一番最後ですね。30分くらい。ラスト30分に戻ってきて、やはり2キロ近いのと、1キロちょいのが釣れまして、2日目はこれでやりきろうと。それで、ひたすらラバージグで。

「同じ所で3キロも上がっちゃったんですね」

今日も同じく、そこで回遊待ちということでやり続けたんですけども、今日はラバージグで1本と。あとは、ちょっと沖に出まして、ダウンショットで2本小さいのを釣りまして、このウエイトでした。


プリプラクティスの2週間前にですね、来るつもりで準備はしていたんですが、非常に多くの雨降りましたよね。あれで、いくらもプリプラクティスとして日をさばくことが出来なかったんでやめました。絶対に変わるという、それほど雨降ったらしいと情報でいただいたんで、もう直前の一日で。

もう、南湖でなんとかしようと。ところが、全然魚が見えませんで、トーナメントの初日一日目の朝から、プラクティスのつもりで北へ出掛けまして、朝イチ、ウィードエリアに入り、

「どこのですか?」

場所がわかんないんですよ。

「大体どこらへんですか?」

白髭のちょっと上の方ですね。船木?そこからまずスタートして、スピナーベイトで釣れるぞと。で、浅いところと深いところ、両方見ておきたかったんで、漁礁なんかも手を付けて。リミットは非常にイージーに獲れていったんですね。結果、初日のバスの状態っていうのはですね、やや浮いていると。天候としては晴れて、ハイプレッシャーなようであったにも関わらず、非常に魚は浮いていて、アクティブに食ってくると。浅いところはスピナーベイトで押し通し、深いところはダウンショットのワッキーリグですね。これの、リアクションを入れながらのスイミングです。

で、昨日、今日と、いわゆる釣り方としては、見えていた。エリアはいろんなところ…東エリアはターンオーバーでブクブクしていたんでね、芳しくなかったんですが、2日間やった限りでは、変わったというのが、今日の印象ですね。釣りとしては、非常に楽しい展開で、こんなに琵琶湖楽しいのかと。実は、トーナメントのウエイトでこんなに釣ったのは、はじめてです。

「トーナメント史上でも、あまり無いですね。特に最近は。」

釣り方としては、そんな感じですね。あとは、タイミングですかね。それが凄く重要だったと思います。

「沢村さんは、一年に一回爆発しますよね?」

一年に一回って(笑)。

「確率としては凄いですよ。約60人いる中で」

まあ、一年に一回勝てれば凄い事ですよね。

「今回は調子良かったんですか?心技体とバランスが良かったんですか?」

そうですね。今日のこの勝ちっていうのは、まあ、以前にも何回か勝たせていただいているんですが、それ以上にクー(ここで歯を食いしばる)ってものがあるんですよ。というのは、今年の成績が物語っていると思うんですが、プラクティスで魚のコンディションが見えていて、当日魚を掛けて、切られた・外れたっていうのが、非常に多くて、成績に繋がらない悔やまれるトーナメントばっかりだったんですよね。今回は50アップ1本切られているんですが、この上(お立ち台の上)に上がれたっていうのが、非常に幸運だと。本来ノーミスであれば勝てるというのがトーナメントであると、僕は思っているんですけど、今までミスしてきて悔しかった分、いわゆるリバウンドですか?その嬉しさが強いものがあります。

「この3日間沢村さんを見ていると、楽しそうでしたよ。プレシャーなんか、全然無いような感じでしたね。」

バス釣りの楽しさって…、我々、仕事としてやっているわけですが、本来のバス釣りの楽しさも、もちろんあります。でも、今日の表彰式の前に、体が震えたというのもありますしね。こんな事は、普段無いんですけど、手が震えちゃったりする訳ですよ。で、普段の生活の中で、手足が震えるっていうのは、あまり無いことだと思うんですよ。プライベートで釣りに出て、大きい魚が釣れたとしても楽しい。でも、トーナメントですよ。やっぱり初日の一番いい魚を、手が震えるくらいの。「やったぜ」。それが、やっぱりトーナメントの楽しさ。楽しみ方のひとつだと思うんですね。

「最後に、勝者の権利で、好きなことをおっしゃってください。」

この場に立てるのはですね、もちろんJBがあるからこそ。こういう思いが出来るのも、JBがあるからこそ。選手がいて、みなさん一般の釣り人、バス釣りの世界があるから。今日、私が個人的に嬉しさを、みなさんに表現出来てるか分からないんですが、そういうことなんですね。で、先ほども、バス釣りの楽しさっていうのを申し上げたんですが、今回僕は初日に魚を1本死なせてしまったんですよ。で、これは普段から思っているんですが、我々プロとしては、出来るだけ魚を死なせないケアをするんですけど、プライベートで釣る時に、針を飲まれたりっていう事が、当然あると思うんですが、無理やり取ると必ず死ぬと考えていいくらいだと思うんです。トーナメントはもちろん、プライベートの釣りをこの先も楽しんでいこうとすれば、バスっていうのは、ものすごく大切な資源だと思っていただいていいと思うんです。その魚を出来るだけ、殺さないように、プライベートではバーブレスにしたりという、いたわった楽しみ方も、ちょっとは頭の隅に置いといていただければと思います。そして、スポンサーはもちろんですけど、今回この最終戦に揃った選手のみなさんにも、ありがとうございましたと、お礼を申し上げたいと思います。

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