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[インデックス][スペシャル][JBワールドプロシリーズ2001第5戦がまかつCUPin琵琶湖フォトレポート]

お立ち台インタビュー

第5位 平沢 和徳

イ:3日間を通じて釣り方をお願いします。

プラの段階で、去年に比べたら全然バスが少ないかなって感じがしまして、ウエイトも当然落ちるだろうと。3キロを3日間釣ってきたらお立ちかなという感じで、毎日キーパーを揃えに朝イチ行きました。初日は3時間くらいで5本揃って、3日目の今日は1時間ぐらいで揃いました。昨日が全く揃わなくて、500gが2本ぐらいしか釣れてなくて、終了30分前くらいに海津に入って、2キロぐらいのが釣れて3キロになりました。それが無かったら、今回のお立ちは無かったと思います。

イ:戦略は何かあったんでしょうか?

浅めのウィードでワッキーリグ。2〜3mくらいですね。それをメインにして釣りました。

第4位  庄司 潤

北の方で釣りすることが殆ど無くて、北はどこから手を付けていのか分からない状態だったんですね。結局、そのままで本番を迎えてしまったので、自分が一番得意としているな南湖まで下ろうということで。

イ:ここスタートで毎日南湖まで?

今日は行きませんでしたけど毎日。

イ:南湖はどこらへんで釣ったんですか?

浜大津で。

イ:一番北から一番南までですよね。

そうです。浜大津に行きまして、基本的にそこで”マキマキ”というビッグワームのテキサスをスピナーベイトみたいに引いてくるんですけど、それが最近釣れていたんですよ。しかし、初日に朝1時間やっていてノーバイトだったんですね。これは何かおかしいということで、いつもの年ならこの時期に何をやっているかなと考えたときに、浜大津近辺の一文字で、ノーシンカーワームを落としていくと釣れるなっていうのがふと頭をよぎって、そのパターンに変えた途端に2キロぐらいのやつが来まして、それをまた続けて1キロぐらいのが来て、また今度北山田の取水塔へ行きまして、そこでまた1本1キロぐらいのやつを釣って、その後は行く場所が思いつかなくて、北へ走って北の取水塔でキーパー2本釣ってって感じでした。2日目もまた同じく南湖へ行って、またおいしい想いが出来るかなと思ったんですけども、結局その日は1本だけ。

イ:デカかったですよね。1本で2690g。

正直言ってびっくりしました。今日は時間が短いのと、昨日はレンタルボートとかがすごく多かったんですね。それで、釣りをしてると周りに人がいるんで、今日行ってもどうしようもないってことで、長浜まで走りました。そっちの方がちょっとだけ釣れるかなって思ってる場所があったんで行ったら、ポンポンポンと4つぐらい続きました。僕も今日は平沢さんと一緒で、ノーシンカーの早巻き。落として巻いてくるとポンと出ると。いい感じで食っていたんですけども、出てくるけどなかなか乗らないという感じでした。

第3位 泉 和摩

プリプラに来た時はですね、河口にアユが死んでいたんで、もうアユは終わったのかと思ったんですよ。前プラで入ったら、川に全部アユが刺していたんで、これは河口をやろうと簡単に決まったんですけど。今お二人が言っていたように、ノーシンカーワームでも食わなくて、どうやって食わせようかと思っていたところに、私、K-0ミノーってトップのミノーを作っていたんですよ。3つほど。試しに使ってみようかなと思って、それは練習の時にバカ当りして、1日目もバカ当りしたんですね。だから、初日は5匹のうちの4匹がK-0ミノーですね。2日目は1本しか出なくて、基本的には知内川で魚とりましたね。すぐそこです。南湖に行く気は毛頭無かったですから。釣り人がものすごく多いし、自分も釣っちゃうんで、そのプレッシャーがどんどん掛かってきますが、かと言って他に行くところも無かったんですね

イ:自分のエリアの魚を毎日釣るから、魚が少なくなってるっておしゃってましたね。

はい。河口の狙い方は、河口にあるウィードや、ストラクチャーがあればそれを狙っていただけですね。

イ:殆ど知内にいたんですか?

そうですね。安曇川とか石田川とかも行きましたけどね。私には釣れなくて。それとフォローのベイトとして、パワーベイト3インチのスプリットショットですか? 殆どの魚は全部それでとりました。ミノー以外は。まあ、そんなところです。

 

第2位 相羽 純一

プリプラクティスには8月のお盆から、台風とマスターズ最終戦以外、約1ヶ月半。毎日出れる日はガイドや自分の練習として湖に出ました。それで風向きや湖流によって釣れることを発見しまして、トーナメントをやる前から南湖へは行く気もなく、北湖だけで勝負しようと思っていました。北湖全域で広くポイントを押さえたんですけど、前日プラで全く魚が釣れなくなっていたんですよ。ウィードも無くなっていましたし、水も悪くなって、ベイトフィッシュもちょっと減っていたんですよ。それで3日間3キロ続けば、表彰台が狙えるかなと思ったんですけど、それで、琵琶湖でガイドをやっていることから、細かいポイントを数多く知っていることで、1日3キロをどのようにとるかって思ったんですけど、まずメインは漁礁ですね。大きいものから小さい漁礁まで。で、まずとれる分だけ朝イチにとっていこうと思いまして、初日から今日3日目まで、大体リミットは漁礁でゲーリーのワッキーワームのヘビーダウンショット1/4ozで。それから、リミットが揃った時点で浚渫やウィードや取水塔やエリ跡など、いろいろな沈み物系をスピナーベイトとかテキサスリグとかいろいろなルアーで通していきました。

イ:ワッキーをメインにして後はフォローで。

そうですね。そこからローテーションさせていきました。なかなかデカイのが出なかったですけど。

イ:でも、安定してましたよね。

それで今回、湖がちょっと荒れ気味が多かったんで、急遽チャンピオンの20フィートを借りられることになったんですよ。それがちょっと良かったなと思います。

優勝 佐藤信治

今年からワールドに出させてもらっている立場なんで、欲をかかずに。自分は結局、ここしか無いんですわ。

イ:ここしか無いっていうのは? 地元なんですよね。

琵琶湖の北しか、一生どうあがいても勝てる場所は無い。それに照準を合わせて、今年は嫁さんに迷惑をかけながらも、冬からなるべく湖に出る回数を多くしていたんですよ。冬も週に2回は必ず、どんなに荒れても出るようにしていましたね。どんどん琵琶湖の状態が変わってきていて、みんなの情報といったのではなくて、自分が思った状態ってのは、今年は異常に全域に餌が多かったというのに加えて、小さい魚が異常に多かったんですね。その小さい魚の絶対数の数から、どうしてもそいつらが先に食うんですよ。ルアーを入れてもね。

僕の理論でいくと、大きいのを釣るためには、なるべく釣れないようにすることしか無かったんですよね。なるべく大きいのしか食わないような、ボリュームのあるバルキーなワームとか長いやつとか、スピナーベイトとかそんなのでずっと全体状況を見て。

早明浦で思いっきりコケたんで、それが終わってからずっとプリプラクティスを開始。合計でガソリンを3500リッター使いましたね。状態が8月は結構デカイのが出るじゃないですか。2キロを超えるようなやつが。その代わり、キーパーをとるのが至難の技でしたね。30センチを超えるのがなかなかこなくて、ポロンポロンとデカイのだけが釣れる。それが、プリプラ終了するぐらいになったら、今度はデカイのが全然釣れずに、35ぐらいのキーパーが簡単に釣れるようになってきたんですね。前日見てもそんなに状態は変わって無かったんですけど、確かに食わなくはなっていたんです。

そういったことと、並大抵じゃないじゃないですか。ここの選手の皆さんは。1年やって痛感したんですけど、いる魚は大概釣っちゃうじゃないですか。そのフィールドを壊滅状態に追いこむくらいの勢いで釣るんで、僕がそんな中に入って一緒に戦っても絶対釣れないですよ。僕、下手なんで。

そういったこともあって、人が来ないであろうところをプリプラの時から。僕は多分、この中でも沈み物というのは琵琶湖の中で一番知ってると思うんですけど、あえてそれを外し、漁礁とか隠れ岩とか一切やらないという。それで、状態でいって一番楽な方法というのは、広いエリアですね。ここからあそこまで流してというようなガイドで使うところですね。そういうエリアを何ヶ所か持ってやってました。で、昨日なんですが、秋なんで、ウィードをアウトに動く人が多いと思うんですけど、この時期にインサイドにハスの子供が入り出すんですわ。そうこうしてると、たまにピシャシャンって飛ぶのを目で見ながら。

イ:ハスっていうのは、ケタバスですね。

ハスの子供のおる、結構ウィードがキツイエリアですね。そのインサイドをメインで何ヶ所か持つと。

イ:1日目から行きましょう。

1日目はそういったエリアを7〜8ヶ所まわって、浅いところで使ったルアーはパラマックスのテキサスリグ。プリプラの時はスイミングが良かったんですけど、それが一切だめで、ウィードの下を近距離で撃って湖底で食わすという釣り方と、広いエリアはいつものD-ZONEの3/4の07番と03番というダーク系の色と銀色のブレードのやつですね。あまり人気の無い色なんですけど。それは深くても4.3mがマックスでしたね。深めのエリアはD-ZONEとキャロですね。ブッシュホグとかのキャロです。使ったのは3日間ともパラマックスと部ラッシュホグとD-ZONEと、もうちょっと広いところになると、新しく出たブザービーター。バイブレーションですね。そのブザービーターとD-ZONEの使うところは一緒ですね。

イ:3日間、攻め方は一緒ですか?

はい。あとひとつ…。しゃべり過ぎですかね?

イ:(会場に向かって)もうちょっとだけすいません。1位ですから。一番偉いですから。

あと、今年、めちゃくちゃ気がついたことがあって、今までニオイってあまり関係ないって思ってたんですよ。だけど、明らかに違うのが釣りやってるとわかってきて、急遽関さんの方からトリプルAってやつを。

イ:あぁ、食わせ汁ってやつですね。

それをもらった分、全部使うぐらいにドボドボに漬けてやったんで、数は3日間とも結構釣れましたね。初日はキーパーでいって20本。昨日は9本。11時の時点で目標においていた3500が釣れて3700だったんで欲をかかずに。その後に、今日のためにプラクティスに3時間あてました。で、今日は同じ釣り方で絞ったエリアだけで釣るという。かなりミスしましたけどね。下手なんで。

イ:全部ベイトですか?

スピニングは家から持ってこなかったですからね。やれないんですよ。なかなか我慢できないんで。

イ:詳しいことは原稿に。取材もプレスのみなさんからあるでしょうからそちらで。何か釣りのことで言い忘れていることは無いですよね。

あっ、ワンツーになれたんで。地元の。

イ:地元でワンツーになれたんでうれしいと。

お立ちに立てんかったら、二人ともボウズが決まってたんで。

イ:最後に、勝者の権利で好きなことを言っていいですよ

中部の地元の人間っていうのは、みんな仲がいいんで、試合に来る前に優勝前祝いみたいなのをやってくれたんですわ。

イ:はじまる前にですか?

えぇ。そこに、相羽くんだけ来なかったんですわ。それは絶対コケるぞと。今回、仲間の力というのを感じましたね。ありがとうございます。


ウイニングタックル

上からDゾーン3/4oz用コンバットスティックインスパイア・トライアンフ+RYOBIイクシオーネM300RM+フロロカーボン10lb/ブラッシュホグヘビーキャロライナリグ用インスパイアTEMUJINザ・エゴイスト+RYOBIイクシオーネF300RF+フロロカーボン/エバーグリーンD-zone3/4oz(#07ブルーギル)+独特なトレーラーフック/ZOOMブラッシュホグ(WMS)/エバーグリーン・ブザービーター(マットホットタイガー)



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