前回から3月の長い間を空けてJBイースタン河口湖A最終戦が開催された。最近の河口湖はかなり釣れない。正確に言えば、トーナメント的に釣れない。一週間前に開催されたチャプター河口湖第5戦の結果を見れば一目瞭然。ただし先週の養殖魚放流が効いて28cmまでなら入れ食い状態らしい。
そんな暗い話題が占める中、一つだけ明るい材料がある。それは、この日から保安区域が解除されたこと。前日プラまで立ち入り禁止だった手つかずのエリアが解放されたのだ。
その材料をうまく利用したのが池田豊。広瀬~長崎の旧保安区域のウィードインサイドに潜むグッドサイズをサイトで仕留め驚異の5,480gを持ち込んだ。小型ラバージグを追わせてフォール後のポーズで食わせたという。
池田は日曜日までワールド桧原湖戦、翌月曜日はイースタン野尻湖に出場、そして5日連続し火曜日に本大会に出場した。もちろんプラクティスは行っていない。それどころか、河口湖に来るのは07月06日のJBイースタン河口湖B
第4戦以来だという(ちなみにその時も優勝)。河口湖にはローカルプロも多く、皆日頃の練習に励んでいるが、フラっと来て優勝してしまう池田は「大天才」と賞賛されていた。
週末にマスターズ戦を控えいつも以上に注目される今大会。優勝の池田を筆頭に、上位の多くはシャローのサイトだった。しかし、これがマスターズ戦で通用するかどうか。前日プラでほとんど潰されるのではないだろうか。シャローが厳しくなり、放流もキーパーはのぞめない。(新規放流が無い限り)マスターズ戦はかなりハイレベルな試合になりそうだ。

なお年間優勝はイースタン野尻湖に続いて池田豊が獲得した。
NBCNEWS