概要

都心では桜が満開となった4月2日、山梨チャプター第1戦が河口湖で開催された。春らしい気候に恵まれる日も多くなってきたが、平野部と比べるとまだまだ寒い河口湖。先々週に開催されたマーキュリーオーナーズトーナメントでも、上位陣すべて1匹のウエィインと、状況はなかなか厳しいようであった。
当日は、前日と打って変わってあいにくの空模様。北よりの風も強く、厳しいコンディションが見込まれたが、蓋をあけてみると109名参加の内、半数近くの選手が魚を持ち込んだ。どうやら開催の数日前に放流があたったらしく、魚もなかなかのサイズ。ウエイトでは500g～800gの魚が多かったらしく、見た目のわりにウエイトがある魚が多いという印象。中には30本以上釣った選手もおり、入ったエリアごとに明暗が分かれる結果となったようであった。
そんな中、優勝の松本選手は放流組の選手を尻目にミノーパターンを押し通した。途中、放流の誘惑に負けそうになったこともあったそうだが、己のパターンを信じた結果、リミットメイクを達成し、ウエイトは4700gオーバー。全ての魚をネイティブで揃えて堂々の優勝を果たした。釣りは運だけでも技術だけでも勝てないというのが通説ではあるが、自分のスタイルを押し通しての優勝という結果は、特に放流のある河口湖では賞賛に値するものではないかと思う。
最後になりますが、悪天候にも関わらず参加してくださった選手のみなさん、今回スポンサーをお願いしたスパイキーの高木様・及川様、ウイナー用のオリジナルカスタムロッドを制作して下さったナビゲーターの神谷プロにお礼申し上げます。

上位のフィッシングパターン

1位　　ME95　　松本賢二選手
プラに入れなかったので、終日ミノーパターンを押し通した。エリアは白須・八木崎・丸栄・鵜ノ島東にある1.5m前後のシャローフラットに点在する岩周り。途中、広瀬の放流が釣れまくっているのを見てあせったが、最後までミノーを引き倒した。

2位　　EKA290　　平原慶太　
浅川ボートの前、花火台の横に入り、放流を釣りまくった。1/16ozと1/8ozのスモールラバージグにガルプフライの組み合わせを使用。花火台周りよりも、その横のフラットエリアでバイトが集中した。

3位　　ME186　　堀野健太
広瀬ワンドのKBH周辺を狙った。ルアーはガルプの5インチワッキーを使用。あまり動かさず、控えめなアクションが良かった。

4位　　ME155　　勝又康太
全部で7本釣り、その内の1本がネイティブ。エリアは広瀬ワンドのKBH周辺のオダや桟橋。縦ストのサスペンドフィッシュをミドストで狙った。ミドストは3/32ozのジグヘッドにテンプトのワーム。放流には1/16ozのラバージグに当日の参加賞だったスクランブルバグ(GP)を使用した。

5位　　EKA334　　石神学
全て放流の魚で揃えた。エリアは広瀬ワンドの湖月前左側にある水門の周辺。全部で7本釣り、リグはダウンショットを使用した。

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