概要
【梅雨】:ばいう・つゆ⇒北海道と小笠原諸島を除く日本において見られる特有の気象で5月から7月半ばにかけて毎年めぐってくる雨の多い期間のこと(中略)春から夏に季節が移り変わる際、大陸の冷たい高気圧を太平洋の暖かい高気圧が押し上げようとする。この性質の違う二つの空気がぶつかる所は大気の状態が不安定になり梅雨前線が発生する。梅雨前線の活動が太平洋高気圧の勢力拡大によって弱まるか日本海側に押し上げられ今後前線の影響による雨が降らない状況になったとき梅雨が終わる。引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
約2ケ月の時を経て迎えたチャプター和歌山第三戦タックルベリーCUPは少し肌寒く感じる七川ダムサイトより30有余名の選手を迎え開催された。久しぶりの大会なのに当日の天気は生憎の雨・・・。例年より早く始まったクールビズが役に立たないくらいの好天はどこへやら・・・。なぜ今日に限って・・?の疑問の声が会場のあちこちから聞こえ始めた・・・。
過去に一度雷鳴で中止となった経験がある七川ダムサイト。大会開催中の降りしきる雨の中選手の真価が問われる実力伯仲の斗いとなった・・・。選手がフィールドへ散らばった後の運営本部はとても肌寒くまた果てしなく続く土砂降りの中でふとある映画を思い出した。
【The Rainmaker】:レインメーカー(フランシス・F・コッポラ監督/マット・デイモン主演)⇒大金の報酬を約束するクライアントを専門に扱い、利益の嵐を降らせる法の魔術師レインメーカー。金になる事件を持ってきて事務所を潤おす弁護士のこと・・・。そう・・・。トーナメント出場選手はすべてがヒーローであり全員が主役だ。毎年ビッグフィッシュに揺れる七川ダムサイトで驚きの結果をたたき出すことができるのか?それとも・・・。(後半へ続く)
釣果は「Bigfish」を確信しながら検量を行った花尻正人プロが堂々優勝(3930g)試合中はもとよりインタビュー中にあったプラにおける掴みに場内騒然・・・。将来のバスプロを目指す少年達にも夢と希望を与えるいいコメントとなった。準優勝には最近お立ち台常連の栗栖大典選手がランクイン。下記コメントにもあるが使用ルアーが「シークレット」とこれまた少年達には少し難解なコメントとなった(会場からは3度に渡り大ブーイング・・・。)3位には前回優勝の山形いつむ選手が再び「いらっしゃ~い」となる。天候や水質によりカラーを変えましたと言うごく普通のコメントをさらりと言ってのけるあたりはもはや職人芸?
さて話は戻るがなぜ土砂ぶりとなったかたった今判明しましたのでここに報告させて頂くことにする。われらがレインメーカー(この場合は雨製造機⇒雨男)の天野有二選手が始めてお立ち台に並んだのである(正確にはお立ち台ではなくお立ち地面ですが)筆者もチャプター和歌山を支え続けてかれこれ長いが・・・。あのジャンケン大会主査(時々一人勝ち)の天野さんが堂々4位入賞。嬉しくてファインダーを覗いたらうっすら曇ってきた・・・。あれ・・・。また雨や・・・。かくして雨男の異名をとる天野さんのご活躍により第三戦タックルベリーCUPは雨中での熱戦に幕を下ろした。お楽しみのジャンケン大会も急な降雨により優勝花尻正人プロでの抽選会となった事は言うまでもない。
選手の皆様は最後の清掃活動に際し土砂降りの中沢山のゴミを集めてくださり本当にありがとうございました。フィールドをきれいに保つという尊い使命もまた大切です。どうかお風邪などひかぬようご留意ください。
最後になりましたがスポンサードいただきましたタックルベリーさまには厚く御礼申し上げますとともにますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。以上(文責:副会長 新名儀和)
上位のフィッシングパターン
優勝◆花尻正人プロ 3,930g
・メインのエリアは本流。プラにおいて得意のサイトで手応えを掴んでいたのだが本戦は減水もあり苦労する。しかしバックウォーターではなく中流のインサイドベンドでのサイトで50UP、ルアーはリミットメイカーハイパーリーチ(ベイトフィッシュカラー)バックアップパターンに組んでいたスピナーベイトパターンでも嬉しい50UP
準優勝◆栗栖大典選手 3,618g
・メインエリアは添野川筋、バックウォーター付近のゴミだまりにいるバスをサイトで釣った。釣り方は軽いシンカーを使ってナチュラルドリフトさせる。ルアーはシークレットでカラーはラメの入っているカラー。
3位◆山形いつむ選手 3,083g
・エリアは全域。クランクベイトでひたすら流していく。本流でキロフィッシュ2本。エバーグリーン・コンバットクランクのSSRとMRを水深を変えながら使用する。カラーはチャートとパールホワイト。
4位◆天野有ニ選手 2,884g
・メインエリアは平井川と添野川との合流点の岬付近。エバーグリーン・ワイルドハンチとガンクラフト・ジョインテッドクローで流していく。ガレ場で水が綺麗な所がバスの反応が良かった。
5位◆谷口真一選手 2,533g
・本流筋のごみだまりから上流付近まで。メガバス・マグナムハゼドンのノーシンカーを岸ぎりぎりに投げて表層早巻き。カラーはヌマエビ。他にケイテックリトルスパイダー(1.3g)流れの良いところでフリーフォールさせる。
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
1位 | W津65 | 花尻正人 | 3,930g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 36792 | 栗栖大典 | 3,618g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 35066 | 山形いつむ | 3,083g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 38129 | 天野有二 | 2,884g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 37551 | 谷口真一 | 2,533g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | 38233 | 鈴木真吾 | 2,478g | 3匹 | 25Pts. |
7位 | 38073 | 石村建治 | 2,453g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | 申請中 | 石井康紀 | 2,425g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | MW89 | 稲垣信明 | 2,249g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 37716 | 奥出一夫 | 2,098g | 3匹 | 21Pts. |
11位 | 37579 | 川口憲哉 | 2,034g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 37017 | 寺坂正明 | 2,012g | 3匹 | 19Pts. |
13位 | 37954 | 宮崎康治 | 1,933g | 3匹 | 18Pts. |
14位 | 38137 | 竹田達矢 | 1,922g | 3匹 | 17Pts. |
15位 | W津15 | 和田壮義 | 1,884g | 3匹 | 16Pts. |
16位 | 申請中 | 堀雅利 | 1,757g | 2匹 | 15Pts. |
17位 | MW88 | 岸野義範 | 1,755g | 3匹 | 14Pts. |
18位 | 申請中 | 竹村誠 | 1,678g | 3匹 | 13Pts. |
19位 | MW24 | 北山睦 | 1,676g | 3匹 | 12Pts. |
20位 | 37866 | 土居光男 | 1,648g | 3匹 | 11Pts. |
21位 | 38172 | 吉村匡弘 | 1,618g | 3匹 | 5Pts. |
22位 | 38074 | 平松聖典 | 1,501g | 3匹 | 5Pts. |
23位 | 36945 | 北口晴久 | 1,494g | 3匹 | 5Pts. |
24位 | 37140 | 吉村俊成 | 1,294g | 3匹 | 5Pts. |
25位 | W津6 | 香川寿一 | 1,239g | 3匹 | 5Pts. |
26位 | 37208 | 大江一仁 | 1,212g | 3匹 | 5Pts. |
27位 | 38089 | 橋本祐介 | 1,210g | 3匹 | 5Pts. |
28位 | 37018 | 寺坂和義 | 1,100g | 3匹 | 5Pts. |
29位 | 37761 | 河南順也 | 997g | 3匹 | 5Pts. |
30位 | W津41 | 奥野暢久 | 456g | 2匹 | 5Pts. |
31位 | 37169 | 楠本昇 | 260g | 1匹 | 5Pts. |
32位 | 37031 | 山本佳孝 | 209g | 1匹 | 5Pts. |
33位 | 36969 | 木村雅樹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
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