NBCチャプター愛媛第2戦イマカツ/めがねのタカイCUP
概要
2010年5月9日、愛媛県野村ダムにてチャプター愛媛第2戦、イマカツ&メガネのタカイカップが開催されました。3月下旬のTOP50開幕戦から一ヶ月以上が経過し、新緑の眩しくなった野村ダムは、田植えの影響で白濁したニゴリが発生していた。地元商工会青年部主催の岸釣り大会、灼熱のアングラーズIN朝霧湖が同時開催され、会場は140名を越える参加者の熱気で包まれた。今回、TOP50開幕戦でワンツーフィニッシュを決めた馬渕プロ、本堂プロが特別ゲストに呼ばれ、大会終了後には二人によるセミナーやオークションが催された。チャプター愛媛の方では、チャプター愛媛会長とチャプター徳島会長のダブル石川氏が揃って表彰台に上がるという珍百景が見られた。今回優勝したのは、四国最強のトーナメンターの呼び声が高い、石川晴彦プロ。アフター回復のグッドサイズを完全攻略して、4キロオーバーのハイウエイトを記録した。
上位のフィッシングパターン
第1位 石川 晴彦 Mプロ 4116g
前日のプラクティスでは、湖の状況を把握する為に、ダム全域をチェックして周った。その結果、中流の金輪淵橋付近の冠水植物に、ポストとアフターのグッドサイズが付いている事を確認した。朝一は、金輪淵橋上流側のフラットに入り、1/16オンスのスモールラバージグにエコギア、アクア、ミルフルのトレーラーを駆使して800gを2本キャッチした。その後、金輪淵橋下の冠水植物をスモールラバージグで狙って、キロ前後の魚を複数キャッチして入れ替えを行った。バイトが遠のき出した頃、クルーズする小魚に対して威嚇行動をしている魚を見つけた。魚種までは確認できなかったが、1/8オンス、カットテールのダウンショットを静かにアプローチさせて、シェイク&ステイを繰り返していると、今大会の最大魚となった48cm、1633gがヒットした。終盤になって、岸から離れた冠水植物にサスペンドする1300gを、カットテールのノーシンカーでキャッチして入れ替えに成功。終了間際に四道橋の橋脚で、決定的とも言える1200gをノーシンカーワームでバイトに持ち込んで、4116gまでウエイトを高めた。四国最強のトーナメンターが、唯一無二とも言える圧倒的な強さを見せ付けて、灼熱の野村ダムを震撼させた。
第2位 樋口 泰祥 選手 3211g
約一週間前のプラクティスでは、中流域のワンド間にあるストレッチで、プリスポーンのメスの個体を釣る事が出来た。試合当日は、朝一からプラクティスで好感触を得たストレッチに入ったが、プラクティスの時とは一変して、野村ダムのアベレージサイズである300g前後のヒットが続いた。狙うレンジをディープ寄りに変えて、ダウンショットをノーアクションで誘ってみると、野村ダムではキッカーサイズとなる1200gがバイトしてきた。その後、ワンドの中に移動して900gを追加したが、再現性が無く後が続かなかった。時間を空けてから朝一に入ったストレッチに戻り、入れ替えとなる1300gをキャッチして、3411gをウエインした。ダウンショットに使用したワームは、イマカツのハドルフライとティムコのリトルイングリーで、フォール中か、ボトム着底直後にバイトが多かったと語ってくれた。追い越し禁止のペナルティーにより、マイナス200gが科せられたが、それでも余裕の3キロオーバーと言うスコアは、優勝してもおかしくないウエイトである。相手が悪かったと言えばそれまでだが、後一歩の悔しさをプラスに換えて、次回のお立ち台は優勝で飾ってもらいたいと思う。
第3位 越智 武彦 選手 3063g
前日のプラクティスでは、中流エリアから下流エリアにかけて、投げたら釣れるという入れ食いに遭遇した。試合当日は、本流肱川と、支流稲生川とのインターセクション手前にあるスロープ付近に入り、前日に確認していた1200gを、1/2オンスのラバージグにワンナップシャッドのトレーラーでキャッチした。その後、ニゴリの少ない稲生川へと移動してサイトフィッシングを展開。1/64オンスのネイルシンカーを装着したカットテールを駆使して、900gをヒットさせた。終了間際に最下流、取水塔付近のインレットが絡んだワンドに入り、8.8gのテキサスリグに、イマカツのダットカットをカバーに入れてシェイクさせ、入れ替えとなる900gをキャッチして3063gをウエインした。石川晴彦プロの称号が四国最強のトーナメンターならば、越智選手の称号は四国最狂のトーナメンターである。お立ち台の常連ではなく、お立ち台の住人のような安定した強さを、今回の野村ダム戦でも披露してくれた。
第4位 石川 秀夫 選手 3034g
前日のプラクティスでは、ニゴリの影響でサイトが難しいと判断。数を釣って、型を探す事に重点を置いて、エリアを消去しながらポイントを絞り込んでいった。試合当日は、朝一から稲生川に直行して、エコギア、アクア、ミルフル3インチのジグヘッドでリミットを揃えた。その後、稲生川上流部に移動して、8インチワームを使ったベイトネコでキッカーとなる1340gをキャッチした。アフターのグッドサイズを選んで釣るパターンとして、やや深めの水深を狙う事と、ワームをピックアップするまでの時間を通常よりも長く取る事がキモだったと語ってくれた。ここ数年はトーナメントから遠ざかっていた石川会長だが、2003年に早明浦ダムで開催されたJB戦で、3本リミットながら5キロ近いウエイトをマークして優勝を飾っている。今後も会長職に縛られず、トーナメントを楽しむ勝負師の姿を、参加する選手達に見せてもらいたいと思う。
第5位 野村 直也 選手 2946g
朝一に最下流、ブイで囲まれている取水塔付近のワンドに入った。ワンド内に存在するカバー下を、イマカツ、ダイナゴンの7gテキサスリグで攻略して800gをキャッチした。その後は岬周りにネコリグをフォールさせて、700gを2本追加してリミットを揃えた。終盤には板ヶ谷橋付近のカバー下を、またしてもダイナゴンのテキサスリグで攻略して1500gをキャッチ。大幅なウエイトアップに成功して2946gをウエインした。野村選手が師匠と慕うのは、2006年、2007年と2年連続で年間タイトルを獲得した絶対王者こと大石道明選手である。師匠を倒しての2戦連続5位入賞は、今後更なるステップアップへの弾みとなるだろう。
成績表
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
11位 |
M032 |
|
41164,116g |
33匹 |
3030Pts. |
22位 |
44635 |
|
32113,211g |
33匹 |
2929Pts. |
33位 |
45122 |
|
30633,063g |
33匹 |
2828Pts. |
44位 |
45420 |
|
30343,034g |
33匹 |
2727Pts. |
55位 |
44806 |
|
29462,946g |
33匹 |
2626Pts. |
66位 |
44960 |
|
29102,910g |
33匹 |
2525Pts. |
77位 |
JII四022 |
|
28562,856g |
33匹 |
2424Pts. |
88位 |
45552 |
|
27122,712g |
33匹 |
2323Pts. |
99位 |
45181 |
|
26652,665g |
33匹 |
2222Pts. |
1010位 |
45326 |
|
26232,623g |
33匹 |
2121Pts. |
1111位 |
44603 |
|
25582,558g |
33匹 |
2020Pts. |
1212位 |
45261 |
|
24312,431g |
33匹 |
1919Pts. |
1313位 |
45358 |
|
22832,283g |
33匹 |
1818Pts. |
1414位 |
JII四025 |
|
22682,268g |
33匹 |
1717Pts. |
1515位 |
45123 |
|
22512,251g |
33匹 |
1616Pts. |
1616位 |
JII四004 |
|
21732,173g |
33匹 |
1515Pts. |
1717位 |
44530 |
|
21382,138g |
33匹 |
1414Pts. |
1818位 |
JII四029 |
|
20602,060g |
33匹 |
1313Pts. |
1919位 |
JII四015 |
|
20472,047g |
33匹 |
1212Pts. |
2020位 |
44675 |
|
20092,009g |
33匹 |
1111Pts. |
2121位 |
44757 |
|
19551,955g |
22匹 |
55Pts. |
2222位 |
45202 |
|
18811,881g |
33匹 |
55Pts. |
2323位 |
45437 |
|
18641,864g |
33匹 |
55Pts. |
2424位 |
M034 |
|
18561,856g |
33匹 |
55Pts. |
2525位 |
45461 |
|
18361,836g |
33匹 |
55Pts. |
2626位 |
JII四027 |
|
17891,789g |
33匹 |
55Pts. |
2727位 |
45356 |
|
17501,750g |
33匹 |
55Pts. |
2828位 |
44994 |
|
16651,665g |
33匹 |
55Pts. |
2929位 |
45174 |
|
16331,633g |
33匹 |
55Pts. |
3030位 |
44995 |
|
15921,592g |
22匹 |
55Pts. |
3131位 |
45254 |
|
15511,551g |
33匹 |
55Pts. |
3232位 |
45411 |
|
15281,528g |
33匹 |
55Pts. |
3333位 |
45325 |
|
14881,488g |
33匹 |
55Pts. |
3434位 |
45362 |
|
14871,487g |
33匹 |
55Pts. |
3535位 |
JII四024 |
|
14611,461g |
33匹 |
55Pts. |
3636位 |
45056 |
|
13911,391g |
33匹 |
55Pts. |
3737位 |
44974 |
|
13881,388g |
33匹 |
55Pts. |
3838位 |
45667 |
|
13881,388g |
33匹 |
55Pts. |
3939位 |
JII四031 |
|
13061,306g |
33匹 |
55Pts. |
4040位 |
45495 |
|
12201,220g |
33匹 |
55Pts. |
4141位 |
44570 |
|
824824g |
22匹 |
55Pts. |
※項目名クリックで並べ替えが出来ますが、ゼッケン・氏名の並べ替えは完全ではありません。
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