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ホーム > JBトーナメント情報2011 > JBジャパンオープンクラシック上位のフィッシングパターン

JBジャパンオープンクラシック

10月22日()~10月23日() 長野県 野尻湖

上位のフィッシングパターン

1位 TOP50 8 北 大祐

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エリア

竜宮岬の急深ブレイク。水深8~12メートルまで。

釣り方

縦に回遊する通称「縦回遊」するビッグスモールが通るルートにひたすらネコリグをダウンヒルで落としこんでいった。キモはリグを浮かさず、常にボトムをとることだった。

タックルSet1

  • スイミーバレット2.5、マイクロクローラー3  ともにネコリグ。(1/42~1/32oz)
  • S-TAV61SLJプロト (2012発売予定モデル)
  • ステラ2500
  • FCスナイパー 2lb

その他

偏光レンズ サイトマスター ワンエイティーマッハ(スーパーライトグレー)

メッセージ

全国の強者が集まるクラシックでの優勝。本当に嬉しく思います。これも自分を支えてくださるスポンサー様、ガイドゲスト様を始め、沢山の方々のお陰だと思います。今シーズンも残すはエリート5のみ。死に物狂いで戦ってきますので応援の程、宜しくお願い致します。

2位 47 篠塚亮

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エリア

砂間ヶ崎 水深12mの岩

釣り方

シェイキースワンプの0.9gネコリグをボトムから離さずシェイクし続けながらのスロードラッギング。進むスピードは1分間に2mぐらいの感覚。

タックルSet1

  • レインズ シェイキースワンプ 0.9gネコリグ
  • スミス ツアラープロトタイプ6ftフルソリッド
  • FCスナイパー2ポンド

タックルSet2

  • レインズスワンプミニ 0.9gネコリグ
  • スミス ツアラープロトタイプ6ftフルソリッド
  • FCスナイパー2ポンド

その他

魚探&GPS ローランスHDS-8

メッセージ

惜しくも優勝は逃しましたが、クラシックの大舞台で表彰台に立つことができ嬉しいです。続けていればまた優勝のチャンスが回ってくると思うので、次こそは優勝を掴みとれるようにもっと力を付けたいです。 また、野尻湖に来た際にいつもお世話になっている一番館様、ありがとうございました。野尻湖は少し気難しいところがありますが、やっぱり楽しい湖ですね!また来年も来たいです。

3位 霞21 赤嶺吉蔵

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エリア

水道局ワンド、YMCAワンド、大崎北側のフラット 9~11メーター

釣り方

10月21日 前日プラクティス
野尻湖でのスタートフィッシングは、通常7時なのですが、この日自分が湖上に出たのは12時を少し過ぎたくらいでした。この日すでに湖上ではかなりの風が吹いており、風下側では時折エレキの操作が困難な程でした。約4時間のプラクティスだったので、この日はベイトフィッシュの多いエリアや水深などを大まかに、そして出来るだけ広く見ていく事に専念しました。しかし、所々キーになりそうなスポットでは、実際に釣りもしてみたんですが、あまり良い手応えはありませんでした。そこには「居るけど、喰わない」というタフな時期の野尻湖の姿がありました。自分は経験上ターンオーバーの時期には、どんなフィールドでも、クリアーウォータなら、とにかくベイトフィッシュの反応を追いかけてパターンを作るようにしています。
野尻湖の場合はワカサギなんですが、この時はこの時期に良いはずの、いつものフラットにはベイトフィッシュの反応は少なく非常にプアな状態でした。
そして、自分がベイトフィッシュが比較的多いと感じたエリアは、水道局ワンドとYMCAワンドの2箇所でした。
具体的なアプローチは、自分の得意なキャロを中心に考えていましたが、当日は、とにかく柔軟にアジャストしていくというプランで初日を迎える決心をしました。

10月22日 クラシック初日
予定通り朝一は水道局ワンドに直行しました。隣には藤木さん、その隣には沢村さんがいました。TOP50の時には見慣れた顔ぶれだったんですが、この日はそうゆう景色が自分の緊張感を一段と高めてゆくのが判りました。その後ファーストエリアで、いろいろなアプローチを試していきましたが、バイトは無く時間だけが過ぎていきました。それでもベイトフィッシュの反応はあるし、なかなかこのスポットを諦めきれなかったので、「スモールは絶対にいる!」という前提で、今度は同じキャロでもアプローチの方向や速度など、いろいろ微調整していくと待望のバイトが有り、大きくはなかったのですが、自分が導き出したキーファクターが大凡の方向で間違ってはいないと、確信を持つには十分な一匹でした。
その後、連発はしないものの丁寧に釣っていくと、ポツリポツリとではありますがバイトは続きました。そのアプローチはこれまで自分に何度となくクオリティフィッシュをもたらしてくれた「ムービングキャロ」をアレンジしたものでした。
通常このテクニックは、フラットにクルーズするベイトフィッシュ&スモールを直撃するものなんですが、この日は更にスローにしっかりと中層でワームを見せるようようなイメージで、アプローチするというのが効果的でした。
「ムービングキャロ・2011バンクバージョーン!」といったところでしょうか?浮かせて、見せて、追わせて喰わすというイメージのアプローチです。
結局この朝一のスポットでは2匹のキーパーをキャッチして、その後は前日に気になっていたエリアを全てチェックするつもりで、ラン&ガンを繰り返していき、もう2匹のキーパーを追加することが出来ました。この時点で12時を少し過ぎていましたが、次第に釣れるポイントのディティールがはっきりと判りかけていました。それから数カ所のポイントを回ったあと、50?近いキッカーフィッシュをキャッチして初日は終了しました。
自分がプロデュースしたATS05ーS70Lは、ビッグスモールの突進をしっかりとロッド全体で受け止め、充分すぎる程のポテンシャルの高さを発揮してくれました。

10月22日 クラシック2日目最終日
初日を4位で折り返す事が出来たので自信満々で、迎えた2日目でしたが、前日に建てたプランがまるで通用しない程に、無風の静かな野尻湖からは何の反応も返ってきませんでした。4位という順位は優勝も狙える位置なので、無意識のうちにプレッシャーになっているのでは?と何度も自分に問いかけましたが、やはり前日の状況とは明らかに異なっていました。「風が無いだけでこれほど違うのか?」と正直に驚きましたが、スタートから約2時間半が経過したところで、パターンを再構築する決心をして、プラクティスではベイトは居るけどバイトが無かった大崎周辺のフラットからやり直すことにしました。
自分がやりたかった場所には、殆どアングラーの姿は無く、その現実がより一層「やっぱり、釣れないよね・・・」という雰囲気を漂わせているようにも感じましたが、この時の自分には残された時間を「自分を信じて釣り続けるしか無い」という選択肢しか残されていませんでした。そして、改めて気を引き締め直したその数頭後、約800グラムのナイスキーパーをキャッチすることが出来ました。

$赤嶺吉蔵のMyfishingLife

その後は、風と共にベイトフィッシュもいなくなり、全くバイトも無くなったので、状況が変わっていることを願って、前日にキッカーフィッシュをキャッチしたポイントに入り直しました。すると、明らかに朝一とは違うベイトフィッシュの反応があり、すぐにキーパーをキャッチすることが出来ました。この時点ではすでに11時を少し過ぎていましたが、フィールドの状況が良い方向へ向かっていると感じたので、すでに早朝のうちに見切ったポイントをもう一度チェックすることにしました。しかし、バイトは無く無情にも時間だけが過ぎてゆきましたが、この日の自分は高い集中力を維持できていたので、この三日間で見たことも無いような量の、ベイトフィッシュがコンタクトしているスポットにたどりつくことが出来ました。そして11時30分を少し過ぎた頃、「トーナメントは最後の30分が一番面白い」って、オブザーバーの和田さんに話していたその直後のキャストで、約1キロのスーパーキッカーフィッシュをキャッチしました。ファイト中に一度ボトムに巻かれてしまいましたが、今年後半から使用しているFCスナイパー3lb、2lbのラインシステムは、本当に屈強でした。そして、この時ネットに収まった魚のクオリティを見て、昨日見つけ出した「新しい扉が、はっきりと開いた」感覚がありました。見えた!と確信できた瞬間です。時間があれば「全部入れ替えられる」と思ったほどだったんですが、残念ながらこの時残された10分足らずの時間では、それ以上追加することはできませんでした。リミットの5本には届きませんでしたが、自分自身が本当に納得出来たゲーム展開だったので、3位という結果以上に大変満足しています。


タックルSet1

  • サワムラ スイミーバレット2.5インチ  ムービングキャロライナリグ
  • LUXXE ATS05 S70L-SM MASTER“SPLIT”
  • TD-Z2506c
  • メインライン:FCスナイパー3LB リーダー:同2LB

タックルSet2

  • ゲーリー 2インチシュリンプ  ムービングキャロライナリグ
  • LUXXE ATS05 S70L-SM MASTER“SPLIT”
  • TD-Z2506c
  • メインライン:FCスナイパー3LB リーダー:同2LB

メッセージ

やっぱり表彰台っていうのは気持ちが良いものでしたね!一人のアングラーとして、トーナメンターとして、印象に残る本当に良いトーナメントでした。結局このトーナメントでは、「再構築する」という最終日の決断がターニングポイントになったような気がします。しかし、アジャストするといっても、なかなか昨日の今日でリセットしにくいのが、釣り人のサガでもあります。やはりこの決断が出来たのも、自分の経験と皆さんに応援して頂いて、強くなったメンタルのおかげだと思います。応援して頂いた皆さんと、自分をサポートしてくれている各社メーカー様には、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
Special Thanks
サワムラ様、がまかつ様、ゲーリーインターナショナル様、各社スポンサー様

4位 TOP50 6 福島 健

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エリア

各、ワンドの最奥2~3Mシャロー岩やオダ。

釣り方

ネイルリグ0.5g 半サイトフィシングでのスローな釣り。

タックルSet1

  • C‐4シュリンプ インチホッグ ネイルリグ
  • EG ソリッドセンサー61
  • 2500番
  • EG バスザイルR2.5

5位 TOP50 2 青木大介

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エリア

シースピリット沖 8~12メーター

釣り方

キャロを適当に投げまくる(笑) 12メーターのピンのみダウンショットのシーティングで狙い撃ち。 ある程度の範囲内に確実にスモールがいるという確信と何より自分がプロディースしたゲーリーNEWアイテムのディトレイターに対するコンフィデンス!!

タックルSet1

  • ディトレーターの2.7gキャロ
  • ファンタジスタ STUDIOUS7
  • レボネオス2500HG
  • バニッシュウルトラ2.5ポンド

タックルSet2

  • サーディンワームクリアカラー 1/16oz
  • ファンタジスタ STUDIOUS6
  • レボネオス2500HG
  • バニッシュウルトラ2.5ポンド

メッセージ

今回活躍したスモラバトレーラーのディトレーターがとにかく釣れます。 発売は11月かな?? 誰でも簡単に使えるワームなので、是非お試しアレ。

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