メールRSSツィッター

ホーム > JBトーナメント情報2012 > JBマスターズ第2戦シマノCUPストーリー

JBマスターズ 第2戦

シマノCUP

04月14日()~04月15日() 山梨県 河口湖

ストーリー

河口湖記録の9キロ台も。
春のビッグウエイト戦を野口佳紀が制す。

2012年4月14-15日にJBマスターズ第2戦シマノCUPが開催され春のシラスシラウオパターンにより記録的なハイウエイトが飛び出した。野口佳紀は初日5キロで3位、2日目8キロで2位、ポイント合計237のハイスコアで優勝した。

Day1

平地ではそろそろスポーニングの便りが届く時期だが、河口湖はまだまだ産卵前のの荒食い?状態だ。大会のプレッシャーがなければ50アップが複数本釣れる日もあるという。一方で4月の頭に放流が行われ、それを戦略に組み込む選手も多かった。ただし簡単に釣れる放流ではないそうだ。

初日は終日曇・小雨のコンディション。前日金曜日は初夏の陽気だったそうだが、一転、この日の湖上はけっこう寒かったもよう。

一番人気は放流地点の小海~寺下、そして長浜。ネイティブ組の多くは鵜の島~丸栄周辺と白州に浮いていた。

初日トップは6050gの五十嵐将実。白州のシャローに点在する岩をダウンショットとソウルシャッドで攻め唯一の6キロ超えでトップに。2位は高梨洋平。放流エリアで4本キャッチしたのち鵜の南エリアへ。レーシンジグワカサギによるシラウオパターンで58cmのスーパーキッカーをキャッチし5885g。3位は野口佳紀。最初はさかなやエリアで放流を2本キープ、その後、白州エリアに入り豚シラウオ+1/32ozジグヘッドのシラウオパターンでネイティブ3本キャッチ。トータルウエイトを5200gとした。

Day2

2日目は晴れ。朝は濃霧に包まれ30分のディレイスタートとなった。気温はぐんぐん上昇し八木崎の桜が開花していた。

前日の結果を踏まえてなのか、この日は白州の船団が大規模化していた。そしてその船団の中では壮絶がドラマが起こっていた。
初日トップの五十嵐将実は前日と同じポジションに浮いていたがなかなかロッドを曲げることができなかった。一方、初日3位だった野口佳紀が一番入りたかったのが五十嵐の位置。しかし、フライト順が遅かったため、少し沖側に入らざるを得なかった。ところが、この日はバスが少し深かったようで、野口の狙うラインに次々と魚が入ってきた。結果、初日トップの五十嵐がノーフィッシュ、野口佳紀は7本キャッチで8,400gという記録的なウエイトを持込み総合優勝した。

8400gも驚きのウエイトだが、2日目はそれを上回る9,145gを持ち込んだ選手がいた。今年からトップ50に上がった鈴木茂樹である。エリアは同じく白州。1mラインの岩周りをロングリーダーのダウンショットをスイミングさせ爆発的ウエイトを叩きだした。2003年からはじめた総重量グランプリによれば山木一人の8,675gがこれまでの河口湖記録(5本リミット)で、その記録はついに破られた。

小林信義が3800gのスーパーキッカーをキャッチ(大橋橋脚でI字系ルアー)するなど、河口湖は琵琶湖並のビッグバスレイクになっている。

Result

前出の通り野口佳紀が優勝。メインスポットに入れないながらも大船団の中で、しかもプレスを乗せての一人爆釣は参加者全員が納得した優勝だった。なお、2名しか釣れなかった第1戦の3位から10位までの賞金がこの大会に繰越しされ、野口が総取りというスーパーラッキーも加わった。

準優勝は庄司潤。前日プラクティスで鵜の島周りの尾根をクルーズする大量のバスを見つけていた。初日はその場所を豚うなぎジグヘッドのスイミングで10時までに3本キャッチして4,155g。単日8位で折り返した。2日目のそのスポットへ。前日のパターンが効かず10時までノーフィッシュ。釣りを切り替えボトムで1本キャッチ。その後、周囲でボイルが始まり30分イレグイになり単日3位となる6,730gまでウエイトアップした。

3位は抜群の安定度を誇る野村俊介。放流を釣りつつ要所ではネイティブを狙い貫禄の3位入賞。
4位は鈴木晋平。長浜・さかなやの放流狙い。豚シラウオのダウンショットで両日ともに3キロ近くを持ち込み4位。
5位はワールドチャンピオン福島健。大会中はそれほど目立たなかったが、終わってみればさらりとお立ち台に立っていた。放流狙いメインだが、釣り方は多種多様で底力を見せつけた。

5本で9キロという凄まじい記録を排出する春の河口湖。次回はJB河口湖Bシリーズが月末に開催される。さらなるハイウエイトが出るのか乞うご期待!そしてマスターズは2戦目を終え折り返し。初戦優勝の濱田禎二は74位でフィニッシュ。同2位の小林知寛が11位で終えた。現在のポイントランキングは以下の通りで小林知寛が大幅リードする形となった。

1位 小林知寛 229p 5,606g
2位 濱田禎二 167p 2,678g
3位 野口佳紀 125p 13,600g
4位 庄司潤 124p 10,885g
5位 野村俊介 123p 7,651g

トップ50昇格を狙う選手にとって、今回の獲得ポイントはかなり大きいものとなった。次回第3戦は07月28日(土)~29日(日) サンラインCUPとして三重県 三瀬谷ダムでの開催が予定されている。

写真・NBCNEWS&オブザーバー
レポート NBCNEWS H.Togashi

 

 

 

JBマスターズシリーズ2012

banner for http://hauniv.athuman.com/faculty/fishing/index.php?code=120228
banner for http://www.gary-yamamoto.com/

Quick link


ページ先頭 一つ前へ