2022年JBトップ50シリーズ第2戦が山口・広島県境にある弥栄ダムにて東レソラロームCUPとして開催された。季節は産卵期最終章。様々なコンディションのバスが混在する状態で「これ」という釣り方がない感じで3日間安定して釣ってきた選手は皆無。そんな中、予選11位通過の黒田健史が5キロ差をひっくり返して優勝した。
Day1 Mrガーミン佐々一真が6キロでスタートダッシュ
弥栄湖戦は2017年にも同じタイミングで開催された。あの時は水位が平水で虫の提灯釣りが炸裂。上位陣全員がオーバーハング絡みの虫パターンだった。しかし今年は水位が低くオーバーハングが存在しない。
更に赤潮っぽい濁りが小瀬川上流域に発生しておりサイトフィッシングもやりづらい水色のエリアが多かった。
快晴夏日の予選初日は取材艇で全域を回ってみた。少ないながらも初日はスポーニングベッドが残っていたようで、明らかにそれを狙っている選手の姿が少なくなかった。
それ以外は基本は岸沿いにボートポジションを取り、ライブスコープ画面をガン見しつつ、ライトリグやロングワームを立木やガレ場、岩などにチョイ投げする感じが多かった。
選手の分布はざっくり美和筋3・下流域1・小瀬川筋6という感じ。特に小瀬川の上流~中流域が一番人気だった。
15時に検量が始まる。戦前の予報よりは釣れており検量は長蛇の列。
結果、50名中47名が検量。3キロ後半でシングル、4キロ後半でベスト5。
50番めの最終フライトだった佐々一真は会場付近をメインエリアに据え、岬の沖やレイダウンに浮くアフタースポーンのビッグバスをライブスコープシューティングで狙い6035gを持ち込んだ。
佐々に限らず3位の佐藤旬、4位の吉川永遠、6位の藤田京弥も4匹で4キロ後半のウエイト。ビッグフィッシュが多い弥栄湖のポテンシャルが垣間見えた。なお産卵後のため痩せているが、コンディションが良ければ2キロは余裕で超える大きいバス(長いバス)が多く持ち込まれた。
Day2 五十嵐誠と今江克隆が6キロ超え
2日めも快晴に恵まれた。気温は初日よりも少し肌寒い朝だった。この日も選手の分布は概ね初日と同じで本流筋中~上流が人気だった。
単日トップは五十嵐誠。