NBCチャプター広島第4戦イマカツCUP

概要

　連日の猛暑日の中、広島チャプター第4戦が弥栄ダムにて行われた。先週まで安定していた水位も週半ばからの放水により少しずつ下がり当日の釣果に大きく影響することが予想された。
　一部の選手の間ではシャローから魚が消えたという声も聞こえ、バスの動きを正確に捉えた選手が釣果を大きくのばす試合展開となった。
　そんな状況の中、小瀬川上流筋と美和筋を攻めて50UPのキッカーを含むトータルウェイト3,597グラムを叩き出した渡邉信冶選手が堂々の優勝を飾った。第2位には前日プラクティスに美和エリアでサイズの良い群れを見つけていた大塚選手、当日見事に攻略し3,478グラムのウエィトを出したものの優勝には一歩およばず。第3位には小瀬川筋上流域とディープを攻略した渡辺健史選手、第4位には広島チャプター会長の宮本選手、ディープをそつ無く釣りグッドキーパーで揃えた。第5位の清水選手は美和上流域を攻め2本のキッカーを仕留めた。
　残す試合も最終戦を残すのみとなり、アングラー争いも熾烈を極める展開となった。河井選手が辛くも119ptで1位を維持し1ポイント差で丸古選手が追いかける展開となった。最終戦は波乱の起こる土師ダム、河井選手を抑えて丸古選手は悲願のアングラーを手に入れることが出来るのか、はたまた河井選手の3連覇達成を許してしまうのか2人の駆け引きに目が離せない。
　最後になりましたが開催にあたり、冠スポンサーのイマカツ様、株式会社やさか様、関係各所にはこの場を借りしてお礼申し上げます。

上位のフィッシングパターン

優勝　渡邉 信冶選手
　プラでは小瀬川上流域でベイトに絡む魚を釣っていった。
　当日は白滝公園前の立木、コンクリート護岸のくぼみをダウンショットのカットテール(グリパン)で50upを釣った。その後釣れなくなったので美和町エリアに行きバレット3インチ(グリパン)を使い水深5～6メートルの場所でフォール中にバイトがあり、キロアップを釣った。

準優勝　大塚 誠司選手
　前日のプラクティスでシャローのカバーについている魚を釣ろうと思っていたが、当日サイズの小さい魚に変わっていたので周辺の岬などを釣って回りカットテール(グリパン)の1/64ozネコリグで1,400グラムの魚を釣り11時には550グラムの魚で入れ替えて終了となりこのウエィトとなった。

3位　渡辺 健史選手
　小瀬川上流に朝一に向かい濁りと澄んだ水の境が出来ている場所でチャターベイトを使いグットサイズを捕った。その後、釣れなくなったので水深12メートルの立木でキロアップを11時ごろ釣り、このウエイトとなった。

4位　宮本 洋平プロ
　前日プラでは美和町で良い感触を得ていた。
　当日はレンタルボートスロープ前のフラット(7m)でキロアップを釣った、その後小瀬川筋の左岸の岩盤に立木が絡むエリアでもキロアップを釣った。昼前からは小瀬川上流域で20本近く釣りこのウエィトになった、使ったリグはカットテールのダウンショットとジグヘッドリグ。

5位　清水 和敏選手
　美和町最上流部の橋の周りでシャローを釣って回った。水深は2メートル前後でイマカツのISワスプを使い2本のキッカーを釣った。他にもバレットのノーシンカーを使いトータル10本近く釣りこのウエィトとなった。

成績表

関連ページ