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JBワールド第2戦<

トーナメント概要初日結果2日目結果3日目結果最終結果上位のフィッシングパターン写真

DAY3&RESULT

奥村哲史2ポイント差で逆転優勝

 28日最終日。今年から直前プラクティスが2日間OKとなったため、選手によっては5日間連続の釣りとなり体力的にも精神的にもつらいものとなるはずだ。特に今大会はハイパワーエレキ合戦であるため、バッテリーが半端じゃなく多く体力の消耗は激しい。しかしそこは超人集団ワールドメンバー、誰一人音を上げることもなく最終日の朝を迎えた。この日は小雨で肌寒い朝となったが、昼前には気温が20℃まであがり風も弱く薄着でもOKな天候となった。(湖上は少し寒そう)

 最終日もクルマで湖をまわってみたが、ロッドが曲がるシーンは一度も見ることができなかった。また、上流部の比較的クリアなエリアでも3日間を通して1匹もバスの姿を目視することができなかった。過去に開催されたリザーバー戦で小バスの1匹も見えなかったのは今回が初めて。

 13時になりウエイイン時刻を迎える。やはり3日目はかなり厳しい。ノーフィッシュが続出。サイト組みは完全沈黙し2日目までの暫定上位の選手も軒並みスコアを落とした。そんな中3日目にリミットメイクを果たした唯一の選手が林圭一。3,244gで3日目のブッチギリトップ。河口湖に強いが暫定60位台と低迷していた池田、小泉の両選手がそれぞれ3匹もちこみ3日目の2,3位となる。暫定2位の成田がノーフィッシュ、同じく4位の小山は2本持ってきたが926g。そして暫定3位の奥村が2本ながら1,666gで一歩リード。最後に検量へやってきたのは暫定トップの小林知寛。3日目のビッグフィッシュ賞となった1,230gのグッドフィッシュを1本持ち込んだ。奥村との差は543g。2人の間に何人入ったのか?今回も混戦となり、本部スタッフが集計している間、皆が予想屋となる。「奥村?小林か?それとも林?」ワールドシリーズは重量ポイントもあるため、なかなか計算が難しい。

 そして表彰式。「第2位ゼッケン83番」のコールで、小林の無念の叫びとともに会場にどよめきと賞賛の声が起こる。高校生のころからトーナメントに参加し続けた奥村哲史がスーパータフな第2戦を征した。

DAY2

ルーキー小林知寛が暫定トップに
2ポイント差で成田紀明が2連勝にリーチ

 4月27日JBワールドシリーズ第2戦東レソラロームCUP2日目が開催された。前日の天気予報によれば、午後からの降水確率が70%。天気の変化がどのような影響を及ぼすのか注目された。しかし、予報は外れ終日好天となった。朝の気温は低く9℃。午後は20℃まであがったが、風が吹くと肌寒い天候であった。試合中は各プレスが情報交換するのだが、2日目もやはり景気の良い話を聞くことはなかった。特にシャローサイト組みはかなり苦戦している模様だった。

15時ウエイインが始まる。魚が弱っているということで最初に検量台へきたのは、部長こと 奥村哲史。リミットメイクし4,070gを持ち込んだ。初日トップの藤木が1本、庄司がノーフィッシュ、野村俊介も1本と厳しい結果が続く中、成田が3匹ながら2,678gを持ち込み暫定2位のまま最終日を迎える。そして、初日5位のヒューマン卒業生のルーキー小林知寛が見事リミットメイクし3,702gを持ち込み暫定トップ。小山は2日目トップウエイトとなる4,325gで暫定4位となった。

 「釣れる大会」は2日目以降ウエイトが減っていくことが多いが、前回の旭川戦同様「釣れない大会」は2日目の落ち込み度が低いように思える。しかし、最終日3日目はプレッシャーがMAXに達するうえ競技時間が短い。ルーキー小林が逃げ切るのか、成田が驚異の2連勝を飾るのか、それともタフコンに強い小山がいぶし銀の技で逆転するのか。それとも大どんでん返しが起こるのか?

DAY1

唯一リミットメイクした藤木淳4,480gで初日トップ
第1戦ウィナー成田が2位、3位は絶好調男野村俊介

 4月26日JBワールドシリーズ第2戦東レソラロームCUP初日が山口県小野湖で開催された。同湖は山口県西部の宇部市の北に位置し、本流の厚東川、支流の大田川を堰きとめたリザーバーで厚東ダムとも呼ばれる。比較的平野部に近いところにあるため、山間部のリザーバーとはやや趣が異なる。水も上流部を除きクリアではなく、特にトーナメント会場付近は浚渫の泥にごりがひどいため、サイトフィッシングには厳しいフィールドといえる。また、ほぼ満水の水位であるため、前回の旭川ダム同様、岸際はブッシュに覆われている。

 山口近郊の中では「釣れる」フィールドとのことだが、スタート前何名かの選手に聞いたところほとんどが「釣れない」という返事。前回の旭川ダム戦ほどではないが、決してイージーに釣れる状況ではないらしい。初日のMAXウエイトは5キロ、3日連続リミットメイクすれば優勝という話もあった。

 エンジン使用禁止となった今大会、三瀬谷ダム戦を思い出させるハイパワーエレキ合戦となった。会場からダムサイトまで10キロ近くある。もともと長時間駆動向けに設計されていないエレキで走り回るのは非常にリスキーである。トップウエイトを持っていても、帰着時間までに戻れなければ失格となってしまう。予備エレキを積む選手も多く、今大会のキーのひとつとなるのが、「エレキ」といえる。

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 試合中湖畔道をまわってみたが、東側の道路は湖畔から遠い場所が多くワンドの一部を覗ける程度。西側には非常に細い林道があるが、岸スレスレであるうえ木が多い。そのため、選手を見つけ写真撮影するのは非常に困難だった。また、ヒットシーンを一度も見ることができなかったが、朝9時過ぎ今江選手が40弱を2本、成田選手が3本という話を聞くことができた。

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15時検量が始まる。次々と検量されるものの、1〜2本が多い。ノーフィッシュの選手も決して少なくはない。スーパービッグは持ち込まれず、大きくても1000〜1200。また持ち込まれるバスは痩せたバスが多い。30センチクラスにはプリプリのバスもいたが、おおむねポスト〜アフタースポーニングの状態だと思われる。藤木が唯一リミットメイクし5本で4480gを持ち込んで初日1位。第1戦ウィナー成田は4本3726gで2位。今期絶好調の野村俊介が 3,346gで3位となった。また、小林知寛、 飯塚充隆のヒューマン体験メンバーも5位、9位と健闘した。


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