概要

10月1日　2006年のNBCチャプターオール兵庫チャンピオンカップ(近畿ブロックC王座決定戦)の1stラウンドが兵庫県東条湖で開催された。天候は今にも振り出しそうな曇天で減水傾向にある厳しいレイクコンディションに選手達の中にもタフコンを予想する選手が大半を占めていた。
このチャンピオンカップはNBCチャプターの近畿ブロックC(大阪・和歌山はエントリー辞退)に所属するか兵庫県内で実施されているチャプタートーナメントの年間総合上位の結果を残した選手のみが出場権を与えられる2DAYトーナメント(1st東条湖　2nd生野銀山湖)である。昨年の大会は今季よりTOP50にエントリーしている有里拓選手が2日間安定した結果を残し、初代王者を獲得している。
今季は、チャプター北兵庫・チャプター兵庫・チャプターヒューマン大阪校の3地区より65名がエントリーし1stラウンドは55名の選手が統一王者を目指しスタートした。スタート直後、本湖Hドック・本湖各ワンド・中流エリア・上流エリアへと別れたが1時間経過し雨が降り出し状況の変化が現れだし、秋に入りディープへ落ちかけていたバスが少しミドルからシャローレンジを意識し上づいていた。1stラウンドは6時間のロングゲームだったのもあり忍耐力もキーになり徐々に強くなる雨が選手達の体力・気力を奪っていった。そして帰着・検量時間になり厳しく疲れた表情で帰着する選手が多くウェイイン率も厳しいものになったかに思えたが、チーム兵庫所属のルーキー牛窓八州典選手が初の大舞台で最初のハイウェイトを持ち込んだ、最上流部をクランクベイトで攻略しキロ近いキッカーフィッシュを含む3本で1,560g　暫定首位に立ち残りの検量を待った。チーム北兵庫の新堂京寿選手が中流エリアの導水路上流側ガレ場の4mラインをDSで攻略し1本ながらもビックフィッシュ1,375gを持ち込むもトップに届かず、このまま牛窓選手のトップ通過かと思われたが、最後にウェイインしていたディフェンディングチャンピオン　有里　拓選手が　本湖池跡ワンドから第1ワンドへ続く8～10mラインのブレイクDSで丁寧に攻略し、キロオーバーのキッカーを含む4本で2,545gで周囲を圧倒し昨年に引き続き1stラウンドトップ通過し2年連続の王者へ王手をかけた。

チーム成績は、混沌とし　チーム北兵庫が185pts　チーム兵庫が184ptsで最小僅差で最終日を迎える激戦となった。2ndラウンド(兵庫県生野銀山湖)は来週10月8日に開催される。今年の王座を誰が手にするか目が離せない展開にご期待ください。

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