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JBトップ50 第1戦 ゲーリーインターナショナルCUP 04月08日(金)~04月10日() 高知県 早明浦ダム

ストーリー

2016年のJBトップ50シリーズは3年ぶりに高知県早明浦ダムでの開幕となった。桜舞うプリスポーン期の開催となり春らしいお腹ぷっくりのバスが多数ウエイインされた。「いるけど食わない」見えバスに翻弄され普通のライトリグ・サイト組が撃沈。結果的にカバーまたはリアクションでの食わせ方を見つけた選手が上位を占めた。カバー撃ちをメインの戦略としトータルウエイト15,635gの小森嗣彦が6年ぶりにお立ち台の頂点へ立った。

プリプラクティス~直前プラクティス

2週間前のプリプラクティス期間は水温一桁の春がまだ遠い状態だった。今大会3位の大塚茂は7日間浮いて2本しか釣れなかったという。同期間に開催されたチャプター愛媛第1戦は47名参加で釣れたバスはわずか9匹だった。逆に言えば2週間後の大会開催のタイミングで一気に春が訪れる可能性も高い。
それから2週間経過。大潮や雨効果もあってか、前日プラクティスの早明浦に一気に春が訪れた。「小さいワンドに30~40匹の群れ」「びっくりするくらいバスが見える」「でっかいのがうじゃうじゃ居た」などなど景気の良い話で盛り上がっていた。SNSを覗いてみても釣果について触れている選手は少なかった(釣れている時ほど、釣果には触れない)。多くの選手はウキウキ気分でほくそ笑んでいたに違いない。

Day1 北大祐が2800フィッシュを混ぜ6525g!

今大会は3日間通して天候は安定した。気温はおおよそ10~15℃。晴れもしくは薄曇り、無風から弱風。下流部は例年よりは濁っている印象。2011年~2013年に連続して開催された早明浦開幕戦はいずれも4月20日前後に行われたが、今年はそれらより2週間早い開催。まだまだシャローのバスは少ない印象だった(前は路上からもたくさん見えたが今回は見えず)。

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過去の大会では下流と上流部・大きめのクリークが人気エリアだったが、今年は中流域を含め全域に選手が散っていたのが印象に残った。故に切り立った地形にある湖畔道路からはほとんど選手を発見・撮影することができなかった・・・。

image 2830gフィッシュ
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image ※写真は2日目のもの

初日トップは北大祐。ビッグフィッシュ賞となった2830gが効いてトータルウエイトは6525g。2位は粒ぞろいのメスバス5本を持ち込んだ大塚茂。3位はミドルレンジの張り出しにジャークベイト(OSPヴァルナ)を当てる方法で5235gを持ち込んだ柴田真吾。
今年から参戦の高梨洋平は5055gで4位。前回優勝の澳原潤は4910gとハイウエイトな戦いとなった。

しかし、リミットメイクはわずか8名。0~2匹が過半数。釣れる人とそうでない人の差が激しい春っぽい展開。「めちゃ見えるけど、実は釣れない」というプリスポーン期のナーバスなバスに翻弄された選手が多かったようだ。

Day2 小森嗣彦が6キロ超え!

朝は少し冷えたものの日中の風裏は汗ばむ陽気となった2日目。

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全体の釣果は初日とあまり変わらず。トップは小森嗣彦。戦略がハマったようで「凄い楽しかった!もっと釣りしてたかった!」と言うウエイトは6165g。

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ルーキー高梨洋平も初日同様粒ぞろいの綺麗なメスを5本持ち込み5545gをマーク。ジャークベイト(ノリーズ・タダマキ)の早巻きパターンを掴んだ北山睦は5150gで3位。
初日2位の大塚茂はメスを見失い4本で3308g、13位に沈んだ。一方で、安定の福島健・まくりの市村直之が4キロ後半を持ち込み存在感をアピールした。

予選結果 ルーキー高梨洋平が予選トップ通過

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初年度初戦でいきなり活躍する選手は少なくないが、高梨洋平は予選トップ通過という快挙を成し遂げた。しかも2日間ともに粒ぞろいのメスを5本持ってきている。東日本系ライトリグマスターの若手やサイトフィッシングを得意とする選手が軒並み苦戦しているが、桧原湖出身の同選手はどんな釣りを展開しているのだろうか。

1ポイント差で2位につけたのは小森嗣彦。ウエイト差では80g高梨洋平を上回っている。初日の貯金が効いた北大祐が3位。ここまでのウエイト差はわずか500g。
4位の大塚茂以降はトップとの差が1500以上あるため自力逆転優勝は少し厳しい。だが、勝負は最後までわからない。

Day3 高梨洋平はエンジントラブルで失速。市村直之がトップウエイト

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3日めも最下流から最上流まで1時間以上クルマを走らせたが上位選手は見つけられず・・。ただの山道ドライブになってしまった。一方で各媒体記者さん達がリアルタイムでツィートしてくれた。小森・市村・大塚の三つ巴の戦いになっているようだった。

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結果、まくりの市村直之が5625gで3日めトップに。去年の賞金王五十嵐誠はミドルレンジの岩にシャッド(がまかつスパット)を当てるパターンで5055gを持ち込み2位。小森嗣彦・大塚茂も5キロ近いウエイトを持ち込み会場を沸かせた。
暫定トップの高梨洋平はエンジントラブルに見舞われた。予選はランガンで釣っていたらしく、機動力を失った最終日は1本釣るのが精一杯。ほろ苦いデビュー戦となった。高梨洋平のパターンはディープクランク(ハイドアップHU-300・HU-400とOSPブリッツMAX DR)で揃えたのちにインレットにスイムベイト(フラッシュユニオン・ユニオンスイマー155)で入れ替えるというもの。ライトリグ・サイト勢が沈むなか2日間で10キロを超えたスーパーパターンはこれだった。もしこれで優勝となれば、JB創生期の琵琶湖ディープクランクで優勝!的な伝説級ニュースになったに違いない。今後の同選手に要注目である。

Result 6年ぶり小森嗣彦が優勝!

優勝の小森嗣彦はネコリグ(ゲーリーカットテール)によるカバー撃ちをメインの戦略にした。

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ネコリグといってもベイトフィネスではなくMHヘビーロッドに12~14lbsのタックル。シンカーも1/11oz・1/8ozで浮きゴミなどにつくバスを狙った。サブとして岬周辺のやや深めを通常のスピニングタックルによるネコリグというパターンも持っていた。
ダム管理事務所が発表している流入・放水量データは常にチェック。水の流れが止まるとバスがシャローに入ってくるそうだ。
予選の2日間は朝のうちにサブパターンで数を稼いでおいて、午後からの水温上昇+流れが止まるという2つの要素が重なるベストのタイミングでカバーを狙った。決勝日は朝からカバー撃ちを行い4995gをマーク。トータル15635gで6年ぶりに優勝カップを手中に収めた。

2位の市村直之もカットテールのネコリグがメイン。

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プラクティスではある程度どこでも釣れてしまい、キーとなる場所・地形の要素を見つけられないまま本番を迎えた。3年前まではノーマークに近かった中流エリアだが、今年は多くの選手が浮いていた。当時は良いところにワームを落とせばすぐに釣れたが今年はプレッシャーで簡単には食わない。風があたっているところにカットテールを落とし、ある程度時間を掛けて口を使わせる方法で初日をしのいだ。2日めは風が吹かず14時までにキープしたのはわずか1本。しかし、その後、風が吹き始め怒涛の4連発。カミカゼに助けられ暫定順位を5位まで上げた。
最終日も風が弱かったため、水の流れを風に置き換えた。そしてその読みが的中! 流れが効いてさえいれば、じっくり誘わなくても落としてチョチョイで反応が出ることに気づいた。そこからはハイペースでランガンし結果、単日トップの5625gをマーク。3年前は悔しすぎる2位だったが、今回は納得の嬉しい2位だった。

3位は大塚茂。2012年5位・2013年に9位になっているが、今回も場所・釣り方は同じ。対岸の赤土岬+大岩にゲーリーカットテール4インチのネイルリグを水平フォールさせる釣りが9割。1割はダムサイトブイの上から5mラインをジグヘッドのI字引き(フィシュアローフラッシュJ)で釣った。

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初日はメスで揃って単日2位の5880g。途中上流域でも2本追加するも入れ替えならず。2日めはメスの回遊が減り4本で3308g。だたし2日めの終盤で、カットテールを5mほど沈めたあとにロッドをチョンチョンさせるとリアクションで口を使うことを発見。最終日はその手法で朝から連続バイト。9時にはリミットメイク。2回の入れ替えも行い4840g。2日めの4本が悔やまれるが、小森とは1.5キロの差があることで「まー仕方ない!(2日め揃ってても1.5キロ差は超えられない)」と笑顔を見せた。

4位は北大祐。エリアは上流域。メインパターンはサイトとスモラバ(クオンBFカバージグ2.7g)の浮きゴミ撃ち。

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ただし、引き出しの多さをうまく活用し、その場その場の雰囲気でミドスト(ティムコスーパーリビングフィッシュ)やネコリグ(レインズスワンプJr)を投入。結果、釣れるバスの状態がまちまちだったためウエイトは安定せず。ただし初日の2800フィッシュ貯金が効いてトータルウエイトが12882gで4位にとどまった。2880フィッシュは、潮目と立木が絡むスポットの表層をウロウロしていた。自らチューニングを施した秘密のi字系プラグを進行方向にキャストし一発で食わせた。オープンエリアで食わせたため、立木に巻かれることもなく早明浦モンスターをネットに収めた。

5位は福島健。2013年の3位入賞と同じくフットボールの釣り。

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今回もタックル1セットのみ使用。エリアは全域。岬まわりなどのA級スポットは日に日にプレッシャーが高まるため、3日間狙い所をずらしていった。フットボールのキモは「スピードと音」。ジグの重さは3/8ozだが、少なめのスカート+ゴリ系ワーム(エバーグリーンスカルピン)で水の抵抗を軽減させフォール&スイミングスピードを上げた。そのジグを4~5mの岩に当て音で魚を寄せたという。止めていると食わなかったので、音がキモになったのは確実だったと言っていた。クランクベイトをイメージしてのフットボール使い。
サイトも得意であるため、度々見えるグッドサイズに何度も誘惑された。序盤少しはライトリグを投入したものの相手にされず。以降フットボールだけをマシンのように投げ続けお立ち台に滑りこんだ。


「早明浦にこんなにデカイバスがいっぱいいるんだ!」多くの選手がプラクティスで目撃した数十匹のスクール。プラクティスでは本気で狙わない。でも、本番で真剣に狙えば釣れる、、、はず。多くの選手はそんな妄想を前夜していたと思われる。しかし、現実は甘くなかった。日本トップクラスのサイト名人が寄って集ってトライしたもののほとんどが撃沈。いや、何匹かは釣られたと思うが、サイトでの上位入賞は皆無だった。カバー撃ちもしくは4~5mでのリアクションが今回のキーだった。

第2戦はベイトブレスCUPとして06月03日(金)~05日(日)に愛媛県野村ダムで開催される。同会場での開催は6年ぶり2回め。アフタースポーン期は初の開催だ。前例が無いだけに上位入賞の可能性は全員にある。次回も熱い戦いに期待したい。

写真:NBCNEWS・BASSMAGAZINE
レポート:NBCNEWS H.Togashi


メディア同船情報(実際にリリースされるかはわかりません)

  • 月刊Basser 北大祐2~3日目。
  • つり人社DVD『SERIOUS』 青木大介3日間・小野俊郎の予選
  • 月刊ルアーマガジン 高梨洋平3日目 5月26日発売7月号
  • ルアーマガジンDVD黒帯リアルファイト 今江克隆に3日間
  • 月刊ロッド&リール 河辺裕和1~2日目・市村直之3日目
  • 釣りビジョン 早野剛史に密着 初回放映5月1日22時~
  • 小森嗣彦に動画カメラ3日間(リリース方法は未定)

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去年同時期早明浦ダムで開催

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