NBCチャプター愛媛第2戦さめうら荘・タックルベリーCUP

04月12日() 高知県 早明浦ダム

3月下旬の開幕戦から、3週間明けての開催となったチャプター愛媛第2戦。開幕戦では2位から5位までの選手が、最下流エリアを狙って結果を出していた。ウエインには2キロを優に越えるプリスポーンのメスが持ち込まれており、2007年3月下旬に高知県大渡ダムで記録された5235gのウエイトレコード更新にも期待が掛かった。大会当日の朝の気温は、寒の戻りで7度と冷え込んだ。降り続いた雨の影響から、僅か3週間で3m近くも水位が上昇していた。今回の第2戦では、水位の上昇で白紙となった魚のポジションを見つける事と、スポーニングの進行具合の見極めが、勝負の分かれ目になると予想された。そして2015年4月12日、高知県早明浦ダムにてさめうら荘&タックルベリーCUPが開催されました。
今回の上位入賞者は、流れ込みが絡む岩盤、流れ込み、ワンド入り口の岬でキロアップの魚をキャッチしていた。結果的に水位の上昇はスポーニングの進行に拍車を掛けた事となり、水位の上昇と共にプリスポーンの個体がシャローへと差していた様だ。ウエインされた魚はプリスポーンのメスの個体が多かった。エリア的には、下流の桐谷ワンド辺りがスポーニングの進行が早かったと思われる。全体的に釣れる匹数は少ないが、釣れればプリスポーンといった印象を受けた第2戦だった。次回の第3戦からは、会場を愛媛県の野村ダムに移しての開催となる。規模はもちろんタイプの異なるリーバーだけに、今季好調な選手達のアジャスト力に注目したいと思う。

成績表

氏名重量
1 角元孝生 4,120 3 30
2 武田和志 3,682 3 29
3 久次米良信 3,325 3 28
4 大久保光洋 3,263 3 27
5 大石道明 3,136 3 26
6 井上学 2,783 3 25
7 亀井剛志 2,680 3 24
8 岩井謙亮 2,650 3 23
9 普光江哲也 2,590 3 22
10 橋本幸司 2,529 3 21
11 吉村真幸 2,510 3 20
12 三好教仁 2,489 3 19
13 普光江たけし 2,450 3 18
14 寺田直人 2,438 3 17
15 植田誠寛 2,376 3 16
16 藤澤宏樹 2,248 3 15
17 大西弘也 2,238 3 14
18 槇海渡 2,153 3 13
19 福田祐気 2,120 3 12
20 亀岡広嗣 2,030 2 11
21 菊池芳郎 2,023 2 10
22 宮崎充司 1,846 3 9
23 渡辺康司 1,750 3 8
24 赤松克弘 1,741 2 7
25 松田隆文 1,680 2 6
26 石川秀夫 1,672 1 5
27 牧野陽平 1,470 1 5
28 本堂靖尚 1,387 1 5
29 篠永修一 1,351 3 5
30 小山雅史 1,346 2 5
31 岸本司 1,344 2 5
32 大谷貴志 905 2 5
33 秋月慎介 709 1 5
34 六車駿一 700 1 5
35 松田拓也 620 1 5
36 上村利弘 606 1 5
37 浜田哲和 0 0 5
38 窪田廉 0 0 5
39 小川修司 0 0 5
40 伊藤達弥 0 0 5
41 澤村泰仁 0 0 5
42 石川晴彦 0 0 0
43 宇都潔 0 0 0

上位の釣り方

第1位は、2種類のワームを魚の反応で使い分けた角元孝生選手。朝一は、下流スロープ対岸のワンドに入り、イールクローラーとプロストレートのノーシンカーを使って開始30分でリミットを揃えた。その後、桐谷ワンドと和田ヶ谷ワンドとの間にあるワンド奥の流れ込みに、プロストレートのノーシンカーワッキーをドリフトさせて1800gをキャッチして4120gをウエインした。第2位は、プリスポーンの差し場を完全攻略した武田和志選手。下流、桐谷ワンドで600gから800gでリミットを揃えた後、桐谷ワンドから上流方向にある大きな岬が絡んだワンドに移動。1600gを筆頭にプリスポーンのメスで入れ替えを行い3682gまでウエイトを伸ばした。使用したルアーはラッテリーで、リグは1/16オンスのネコリグだった。第3位は、2戦連続お立ち台&年間ランキング首位となった久次米良信プロ。桐谷ワンドにある岩盤岬のエグレを、イールクローラー7インチ、1/16オンスのネコリグと、アベラバ14gにスタッガー3インチをスイミングさせてリミットを揃えた。その後、中流の下川ワンド入り口付近にある岬のエグレを同じパターン攻めて入れ替えを行い3325gをウエインした。第4位は、吉野川上流の垂直岩盤エリアを攻めた大久保光洋選手。前日のプラクティスで魚影の濃かった岩盤とインレットが絡んだ場所に入り、スクールの見えバスをHPシャッド1/16オンスのダウンショットでキャッチした。その後、上流方向にある竹のレイダウンと冠水植物が絡んだ場所で、ドライブシャッド3.5インチのノーシンカーを使ってキロアップをキャッチした。終盤、同じ岩盤エリアを再び流してリミットを揃え3263gをウエインした。第5位は、早明浦の事を最も知る漢、大石道明選手。吉野川上流、小金滝付近のレイダウンをダイナゴン3インチのノーシンカーで攻略してリミットを揃えた。その後、下流の上吉野川橋付近にある雨が降った後に出来るインレットに移動して、アンクルゴビーのダウンショットで入れ替えを行って3136gをウエインした。

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