NBCチャプター徳島第4戦エバーグリーンCUP

08月02日() 徳島県 旧吉野川

NBCチャプター徳島第4戦エバーグリーンCUP概要写真 2015-08-02徳島県旧吉野川

「猛暑」という表現しか思い浮ばない真夏の青空のもと、チャプター徳島の第4戦エバーグリーンCUPが旧吉野川で開催された。
事前の情報ではプラクティスに入った選手たちから厳しい厳しいという声ばかり聞こえていた。
そうは言うものの、実際は釣ってくる選手は今回も良いパターンを隠し持っていてしっかり釣ってくるだろうと予測されたのだが、いざフタを開けてみれば近年ありえなかったリミットメイク選手ゼロという本当に厳しいコンディションでの戦いとなっていた。
なかなか釣れない一戦でよく言われるのが「釣れた魚がたまたま大きかった小さかった」という事ではあるが、運も実力のうち、その幸運を引き当てるためにはフィールドコンディションの推測や判断力、そして決断力から技術面、パッションに至るまでの選手本人の「真の力」が試されるのである。
上位に名を連ねた選手たち、本人たちは「まぐれです」「ラッキーです」と照れ笑いを見せるが、その瞳の奥に輝く自信と満足感がありありと伺えた。
優勝の井上学選手は前年のアーリーサマー戦でも優勝を飾った実力者。丁寧なアプローチと繊細なライトリグを駆使し、なおかつエリアは大胆に今切川と旧吉野川中流までの大きな移動を敢行し、他選手を一歩抜きん出る良型を持ち込んで戦いを征した。
準優勝は 蓮生隆芳選手。上流域川崎橋周辺をメインに、見つけた魚を着実にサイトで仕留め、さらにカバー撃ちで簡単には見えない個体もしっかり獲って、ダンゴ状態の筆頭となる見事な2位に輝いた。
3位の亀井晴紀選手は一昨年の同大会で優勝している。本年度の開幕戦で優勝を飾っており、20代の若手ながら周りからの評価はすでにベテラン級!その実力通りの強さを見せ付けた。
表彰式では灼熱の暑さにもかかわらず、この難しいフィールドコンディションを上位選手はどうやって攻略したのか、今回表彰台に立てなかった選手たちは真剣な表情で勝利者インタビューに聞き入っていた。
それは翌週に控えたJBプロアマ戦への参考になる、という部分も多々あるだろうが、選手たちを見る限り、貪欲に勝利を目指したかったり、純粋に大きな魚を釣りたい!といったチャプター戦の原点ともなる気持ち・・・そちらの雰囲気があふれんばかりに会場全体を包んでいた。
だからこそ、チャプター徳島からトップカテゴリーへと進む選手が多いのも事実であるし、今回の結果は普段ではあり得ないほどの釣果なのである。
翌週に開催される2名乗船のJBプロアマ戦の結果と比較しても、きっと驚くほどの差ではないだろうと断言してもあながち間違いではないはずだ。
あっという間、月末に開催される最終戦ではさらに素晴らしき釣り好きたちのアツい一日が期待できそうである。

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成績表

氏名重量
1 井上学 1,806 2 30
2 蓮生隆芳 1,481 2 29
3 亀井晴紀 1,421 2 28
4 藤澤宏樹 1,410 2 27
5 白井優 1,363 1 26
6 福光正樹 1,244 1 25
7 上木浩吉 1,242 2 24
8 吉田早希 1,230 2 23
9 福田祐気 1,208 1 22
10 平井清博 1,174 1 21
11 長谷川和博 1,170 1 20
12 足利淳 1,148 1 19
13 六車駿一 1,010 1 18
14 森英樹 965 1 17
15 高戸和也 947 1 16
16 岩佐義雄 762 1 15
17 多田学 643 2 14
18 真部剛 625 2 13
19 赤松孝 545 1 12
20 渡辺康司 539 1 11
21 川村達郎 525 2 10
22 石川秀夫 494 1 9
23 松井大 426 1 8
24 富永健太郎 376 1 7
25 山田一哉 362 2 6
26 植田誠寛 274 1 5
27 佐藤健人 64 1 5
28 阿部大吾 0 0 5
29 上村利弘 0 0 5
30 大久保光洋 0 0 5
31 亀岡広嗣 0 0 5
32 坂本信之 0 0 5
33 佐藤圭吾 0 0 5
34 関本公一 0 0 5
35 髙橋政義 0 0 5
36 竹本利正 0 0 5
37 乃村厳 0 0 5
38 藤本純 0 0 5
39 松本祐貴 0 0 5
40 村橋基礎 0 0 5
41 柳田貴行 0 0 5
42 三好教仁 0 0 5
43 亀井剛志 0 0 5
44 相原照平 -200 0 5
45 市川裕章 -200 0 5
46 清水和義 -200 0 5
47 田邊一也 -200 0 5
48 谷口雅信 -200 0 5
49 古川洋一 -200 0 5
50 坂本洋司 -200 0 5

上位の釣り方

NBCチャプター徳島第4戦エバーグリーンCUP上位のフィッシングパターン写真 2015-08-02徳島県旧吉野川

優勝:井上学、1806g


①<タックル>
ロッド:ダイワバトラー・スカイフラッシュ、リール:ダイワルビアス、ライン:サンラインシューターFCスナイパー4lb
①<エリア・スポット>
今切川テトラ沖
②<タックル>
ロッド:ダイワバトラー・ワイルドウィーゼル、リール:アブLTX、ライン:サンラインシューターFCスナイパー8lb
②<エリア・スポット>
旧吉野川中流カバー
①②<リグ・ヒットパターン>
1.8gジグヘッドワッキー、キックリンガー
コメント:いつもお世話になっているアルティメイトワールド田渕さん、アルティメイト関係の皆様ならびに運営スタッフの皆様方に感謝致します。

準優勝:蓮生隆芳、1481g


①<タックル>
デジーノs-1、ステラ、エクスレッド4ポンド
②<タックル>
エクスプライド168MH、メタニウム、エクスレッド14ポンド
①②<エリア・スポット>
川崎橋上流オーバーハング周辺
①<リグ・ヒットパターン>
ドライブクローラー4.5ノーシンカーのサイト
②<リグ・ヒットパターン>
ドライブクロー3 7㌘テキサスリグのカバー撃ち
コメント:大会を運営して下さっているスタッフの皆さん暑い中ありがとうございます。チームの皆さん、いつもお世話になっているフィッシングマリンさん、ありがとうございます。次戦も頑張りたいと思います。

3位:亀井晴紀、1421g


①②<タックル>
ロッド:テムジンカレイドデジーノ・スティングレイ、ライン:バウオ エクスレッド7ポンド
①<エリア・スポット>
三ツ合堰下流のリップラップ
②<エリア・スポット>
旧吉野川下流の水門に絡むマンメイドストラクチャー
①②<リグ・ヒットパターン>
イマカツ イールクローラー、0.3gネコリグ、中層スイミング、フォール
③<リグ・ヒットパターン>
アンクルゴビートライデント2.6グラムダウンショット、立てストラクチャーやブレイクラインなどにフォールで釣っていきました。
コメント:いつもお世話になっておりますイマカツ様、先輩方いつもありがとうございます。これからも練習第一で頑張りますのでよろしくお願い致します。

4位:藤澤宏樹、1410g


①<タックル>
ノリーズロードランナーHB680M、シマノメタマグ、サンラインマシンガンキャスト12lb
①<エリア・スポット>
3連ワンドリップラップ
①<リグ・ヒットパターン>
ラッキークラフトLC RTO1.5DD
②<タックル>
ノリーズストラクチャー640MFT、シマノアルデバラン、サンラインFC スナイパー8lb
②<エリア・スポット>
下流テトラ
②<リグ・ヒットパターン>
OSP ドライブクローラー4,5の5グラムダウンショット
コメント:厳しい試合でしたが、結果が残せて大変嬉しいです。次戦も結果が残せるよう全力で頑張ります。チャプター徳島スタッフの皆さん、選手の皆さん、猛暑の中お疲れ様でした。    

5位:白井優、1363g


①<タックル>
ロッド:ロードランナーストラクチャー68MH、リール:メタニウムXG、ライン:バニッシュレボリューション14ポンド
①<エリア・スポット>
スロープ対岸のゴミだまり
①<リグ・ヒットパターン>
テキサスリグ(7g)ゴミだまりの隙間にリグが入ったら、竿で送り込むようにテンションを掛けながらのフォール
コメント:今年から参加させていただいています。参加者の方々、運営スタッフの方々、これからよろしくお願いします。

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