今回優勝したのは、エビの動きをイメージした喰わせのフォールで、3967gをウエインした井上学プロ。瀬戸川最上流の岩と、中流上津川ワンドから下川ワンドにかけてのストレッチにある沖側の岩を、エコスワンプJrとラッテリーを使った1/16オンスのダウンショットで攻略した。第2位は、サイトフィッシングに徹した越智武彦選手。前日のプラクティスから、吉野川最上流付近のサンドバーに大型の個体が回遊しているのを確認した。当日はイールクローラー5インチを、1/64オンスのネコリグで使用してリミットメイク。その後、下流桐谷ワンドのネストで入れ替えをして3674gをウエインした。第3位は、最下流エリアの見えバスを、カットテールのノーシンカーと1/64オンスのネコリグで攻めた片山尚志選手が3534gで入賞した。
今回の早明浦戦は、アフター回復のウエイトのある魚を狙うパターンと、スポーニング絡みのサイトパターンが存在した。この2つの要素が重なった事が、今回のハイウエイト戦につながったと分析出来る。付け加えるならば、今年は早明浦がTOP50の開幕戦から外れ、人為的なプレッシャーが低かった事も要因の一つだろう。2003年度から資源保護の目的で、5本リミットから3本リミットに変更されたのだが、3キロ超えを12人がウエインしたケースは記憶に無い。今回の第4戦は早明浦のチャプター戦史上、最も釣れた大会となった。今期は例年より1戦多い年間5戦が組まれたのだが、次回でいよいよ最終戦を迎える。気になる年間争いは、2006年から2007年に渡り2年連続で年間タイトルを獲得した大石道明選手が首位に立った。かつて圧倒的な強さで絶対王者に君臨した大石選手が3度目のタイトルを獲得するのか?5ポイント差の吉村選手、10ポイント差の藤澤選手が逆転するのか?それとも・・・。注目の最終戦は、9月14日に愛媛県の野村ダムで開催される。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 井上学 | 3,967g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 越智武彦 | 3,674g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 片山尚志 | 3,534g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 植田誠寛 | 3,530g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 藤澤宏樹 | 3,457g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | 秋月慎介 | 3,401g | 3匹 | 25Pts. |
7位 | 吉中大幸 | 3,372g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | 馬淵利治 | 3,240g | 3匹 | 23Pts. |
9位 | 伊藤達弥 | 3,215g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 大石道明 | 3,057g | 3匹 | 21Pts. |
11位 | 吉村真幸 | 3,034g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 三好教仁 | 3,008g | 3匹 | 19Pts. |
13位 | 渡辺康司 | 2,994g | 3匹 | 18Pts. |
14位 | 岩井謙亮 | 2,957g | 3匹 | 17Pts. |
15位 | 普光江哲也 | 2,955g | 3匹 | 16Pts. |
16位 | 柳田貴行 | 2,872g | 3匹 | 15Pts. |
17位 | 赤松克弘 | 2,858g | 3匹 | 14Pts. |
18位 | 宇都潔 | 2,825g | 3匹 | 13Pts. |
19位 | 大谷貴志 | 2,820g | 3匹 | 12Pts. |
20位 | 福田祐気 | 2,800g | 3匹 | 11Pts. |
21位 | 亀井剛志 | 2,760g | 3匹 | 10Pts. |
22位 | 石崎将志 | 2,736g | 3匹 | 9Pts. |
23位 | 篠永修一 | 2,732g | 3匹 | 8Pts. |
24位 | 野崎隆広 | 2,673g | 3匹 | 7Pts. |
25位 | 大久保光洋 | 2,641g | 3匹 | 6Pts. |
26位 | 石川秀夫 | 2,627g | 3匹 | 5Pts. |
27位 | 赤松孝 | 2,614g | 3匹 | 5Pts. |
28位 | 高戸和也 | 2,590g | 3匹 | 5Pts. |
29位 | 井原浩二 | 2,588g | 3匹 | 5Pts. |
30位 | 亀岡広嗣 | 2,546g | 3匹 | 5Pts. |
31位 | 森川高裕 | 2,541g | 3匹 | 5Pts. |
32位 | 松田拓也 | 2,530g | 3匹 | 5Pts. |
33位 | 武田和志 | 2,480g | 3匹 | 5Pts. |
34位 | 上村利弘 | 2,476g | 3匹 | 5Pts. |
35位 | 岡村誠二 | 2,444g | 3匹 | 5Pts. |
36位 | 久次米良信 | 2,406g | 3匹 | 5Pts. |
37位 | 澤村泰仁 | 2,398g | 3匹 | 5Pts. |
38位 | 牧野陽平 | 2,348g | 3匹 | 5Pts. |
39位 | 岸本司 | 2,305g | 3匹 | 5Pts. |
40位 | 大西弘也 | 2,290g | 3匹 | 5Pts. |
41位 | 山原新平 | 2,254g | 3匹 | 5Pts. |
42位 | 鈴木達矢 | 2,220g | 3匹 | 5Pts. |
43位 | 浜田則夫 | 2,198g | 3匹 | 5Pts. |
44位 | 小川修司 | 2,181g | 3匹 | 5Pts. |
45位 | 橋本幸司 | 2,170g | 3匹 | 5Pts. |
46位 | 嶋田圭佑 | 2,165g | 3匹 | 5Pts. |
47位 | 石川晴彦 | 2,051g | 3匹 | 5Pts. |
48位 | 角元孝生 | 1,783g | 3匹 | 5Pts. |
49位 | 普光江たけし | 1,778g | 3匹 | 5Pts. |
50位 | 宮崎充司 | 1,743g | 3匹 | 5Pts. |
51位 | 山田一哉 | 1,709g | 3匹 | 5Pts. |
52位 | 戒田渉 | 1,685g | 3匹 | 5Pts. |
53位 | 菊池芳郎 | 1,516g | 3匹 | 5Pts. |
54位 | 樋口祐太朗 | 1,515g | 3匹 | 5Pts. |
55位 | 宮本拓哉 | 610g | 1匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝 井上学 選手 3,967g
〈エリア 1 〉瀬戸川 上流部インレット
〈エリア 2 〉下川より上流のストレッチに点在する岩
〈釣り方 1〉 上流部 ドリフト
〈釣り方 2 〉中流部 岩につくバスのシューティング
〈タックル 1〉
ロッド: ノリーズ ロードランナー ハイブリッドバキュームHV610LS
リール: ルビアス2506
ライン: サンライン シューター3lb
ルアー: レイン エコスワンプ ジュニア 1/16oz ダウンショットリグ
〈タックル 2〉
ロッド:ノリーズ ロードランナー ハイブリッドバキュームHV610MLS
リール: ルビアス2506
ライン: サンライン シューター4lb
ルアー: ノリーズ ラッテリー 1/16oz ダウンショットリグ
〈メッセージ 〉 いつもお世話になっております アルティメイトの田渕さん ならびに石川会長をはじめとするスタッフの皆様ありがとうございました。最終戦も頑張ります!
第2位 越智武彦 選手 3,674g
〈エリア〉バックウォーターのサンドバーになっている上流に向かって左側の下流のポイント
〈釣り方〉イマカツ イールクローラ5.5インチ1/64ozのネコリグ(カラー イマエグリーンパンプキン )でのサイトフィッシング
〈タックル〉
ロッド:テムジン カレイド デジーノ 63S-1
リール:ステラ2500S
ライン:東レ スーパーハード スーパーフィネス 5ポンド
〈メッセージ〉石川会長をはじめスタッフの皆様、いつもありがとうございます。自分はチャプターに参加して今年で17年になりますが、今の早明浦が1番魚のコンディションがいいと感じています。このすばらしいフィールドを皆さんと力を合わせて守っていきたいですね。
イマカツ様、いつもありがとうございます。最終戦も楽しみたいと思います。
第3位 片山尚志 選手 3,534g
〈エリア〉最下流スロープ対岸
〈釣り方〉4inchカットテール ノーシンカー & 1/64ozネコリグでのサイトフィッシング
〈タックル〉
デジーノTKDS-63L マッハM-1
ステラ2500S
スーパーハードスーパーフィネス 3lb
〈コメント〉石川会長、そしてスタッフの皆さんのおかげでいつも楽しく参加させていただいています。
今回はあえて苦手な釣りで守りの試合を展開しました。すべては年間タイトル奪取のために。
今年も最終戦は勝たせていただきます。
第4位 植田誠寛 選手 3,530g
〈エリア〉吉野川本流バックウォーター手前のストレッチ
〈釣り方〉ジグヘッドリグのフォールとサイト
〈タックル〉
ロッド : ダイワ スティーズ ルガー
リール : ダイワ ルビアス2004
ライン : サンラインFCスナイパー4lb
リ グ : ジグヘッドリグ1.8g ドライブシュリンプ3inch ネオンシャッド
〈メッセージ〉チャプター愛媛 会長並びにスタッフの皆様 いつも楽しい大会ありがとうございます。サポートしていただいているOSP様 ありがとうございます。
次もお立ち目指し頑張ります。
第5位 藤澤宏樹 選手 3,457g
〈エリア〉
1. 最下流 赤土岬対岸
2. 上津川との合流の上流側の岩盤とスタンプ
3. 下川ワンド対岸の立木エリア
〈釣り方〉
1. 少し沖にある立木に絡めるようにフォール
2. スタンプのすき間にバックスライド系ワームを入れていく
3. 大きい岩のすき間にキャストして、ボトムを感じながらゆっくりズル引き
〈タックル〉
1. ロッド:ロデオライド65LXFF リール:アブLTX ライン: FCスナイパー6ポンド フック:ザップ インチワッキー3/64oz ルアー:ベイトブレス ヴェイン6.8インチ コーラカラー
2. ロッド:EGカレイドスーパースタリオン リール:アブパワークランク ライン:FCスナイパー14ポンド フック:デコイKgフックハイパー4/0 ルアー:Quonクラーケン
3. ロッド、ライン、リール、フックは1. と同じ。ルアー:OSPドライブクローラー4.5インチ スモークペッパー&コパーフレーク
〈メッセージ〉
前戦に続き入賞できて、大変うれしく思います。
いつもお世話になっているK.T.CREWのメンバーをはじめ皆様に感謝しております。
最終戦も頑張ります。
チャプター愛媛スタッフ、関係者のみなさん、お疲れ様でした。