概要

関東地方では梅雨入りとなった翌週の6月17日、山梨チャプター第2戦「ナビゲーターカップ」が河口湖で開催された。
前日・当日ともに梅雨時を忘れさせるほどの晴天。気温も25℃を超え、夏日のような日差しであった。今年5月1日からのレギュレーションにより、河口湖ではワーム類の使用が出来なくなった。また、同日より、6月15日までは漁協の要請により、産卵魚保護のためトーナメントが行われていない。この今までにない状況で、大会の結果がどうなるのかが気になるところであった。
午後1時30分に検量開始。やはりリミットメイクの選手は少ない。選手のバッグの中は、長さの割にウエイトのある過去放流の魚が多い印象であった。ネイティブの多くはアフター気味の魚が多く、こちらは長さはあってもやや痩せた魚が多い。40アップの個体でも、通常の体長よりも200～300g減という体型。次週にはイースタン河口湖戦も控えており、出場予定の選手はこれらの魚の動きが気になるところだろう。
今回優勝の田中選手は、普段から得意としているライトラバージグを使い、過去放流+ネイティブのキッカーフィッシュを含む5本をウェイイン。厳しい状況ながら2500gアップで第2戦ウイナーに輝き、副賞にはナビゲーターの神谷勇紀プロ制作の、ワンオフ「ウイナーロッド」が贈られた。

当日は同会場でジュニアトーナメントも開催されましたが、参加者の皆様のご協力もあり、無事に終了できました。この場をお借りして選手の皆様・冠スポンサーのナビゲーターの神谷プロに御礼申し上げます。

上位のフィッシングパターン

1位　EKA47　田中健治選手
前日プラでネイティブの動きをチェック。ライトラバージグ(1/20oz・3/32oz)をメインに産屋ヶ崎、小海、二ノ瀬、白須などをまわった。午後になってから、朝イチから気になっていた産屋でキロフィッシュをキャッチした。

2位　EKA64　初澤一喜選手
ライトラバージグのラバーを短くカットして、ペレットに似せたジグをショートディスタンスでシェイクして使った。ウエイトは1/48oz。他にジャクソン・クオンブランドのアスリートミノーでリミットメイク。ミノーはタダ巻き。場所はグラブワンドや長浜など。

3位　EKA197　小山啓之選手
魚は全て過去放流。小海の1m前後のシャローまわりをサスペンドミノー(1/4oz)のジャーク、スピナーベイト(3/8oz)などで攻めた。

4位　ME105　新井進選手
1/16ozのライトラバージグをメインにサイト。エリアは信号下、グラブワンド、畳岩周辺、ありがたや桟橋周辺など、1m前後のシャロー。

5位　NBC39144　松井直樹選手
ライトラバージグをダウンショットのようにリグにして使った。アクションはズル引き。寺崎で1300gの魚を取り、その後300g台の放流を1本追加した。

成績表

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