JBJBマスターズ第1戦イズムCUPストーリー

2024年 03月16日()~03月17日() 千葉県 亀山ダム

JBJBマスターズ第1戦

イズムCUP

2024年 03月16日()~03月17日()

千葉県 亀山ダム

ストーリー

2024年3月16日~17日千葉県亀山ダムでJBマスターズプロシリーズがイズムCUPとして開催された。亀山でのマスターズ戦は9年ぶり。今年参加した94名中9年前も参加したのは35%の34名。半数以上が初めての会場での戦いとなった。そして今大会の大きなトピックはバッグリミット3本制が初めて適用される大会であること。3キロ・ロクマルクラスが狙える関東屈指のビッグバスレイク故に選手の戦略に大きな変化が出るのは必至。と、戦前は思われていたが蓋を開けてみれば想像を遥かに下回るタフコンディション。サイズを狙うという次元ではなくキーパー1本釣れるかどうかの戦いを強いられた。そんな中、優勝の峯村祐貴は単発ながら2日間連続でビッグバスを持ち込み初参戦・完全優勝をもぎ取った。

Day1 4日前の大雨が全てを変えた

3月中に開催されるマスターズの第1戦はいつどこで開催されても厳しい結果になる。温暖とされる房総半島にある亀山湖も例外ではなかった。2日間ともにウエイイン率は20%を切った。そんな厳しい状況になったのは大会4日前に降った記録的な大雨の影響だそう。12日のwebニュースを探してみると

”12日夕方から夜にかけて雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降る見込みで、13日朝までの24時間に降る雨の量は多いところで80ミリと予想されています。”
NHKニュースより引用

と掲載されていた。

全国から94名参加、60名が初マスターズ亀山
全国から94名参加、60名が初マスターズ亀山
流木だらけ
流木だらけ
FFSを使いアンブレラ系を投げる優勝の峯村祐貴
FFSを使いアンブレラ系を投げる優勝の峯村祐貴
魚探なしボートでひたすらカバーを撃った2位の鈴木晋平
魚探なしボートでひたすらカバーを撃った2位の鈴木晋平

大会当日もその大雨の影響は残っており、水色はカフェオレ色、各所に大量の流木が浮いている状態だった。記者は初日はボートでひと通り回ってみた。笹川エリアだけは比較的水色がよく7割の選手が本湖~笹川筋に集中していた印象。FFS(フォワード・フェイシング・ソナー)を用いて沖を狙う選手と岸沿いのカバーを流す選手が半々という感じ。釣れているような空気は全く感じなかった。

峯村祐貴 2,306g	1匹 初日トップ
峯村祐貴 2,306g 1匹 初日トップ
JB復帰加木”マーモ”屋守 1,540g 2匹 2位
JB復帰加木”マーモ”屋守 1,540g 2匹 2位

初日は17名が検量へ。リミットメイクはわずか1名。かなり厳しい状況でも釣ってくるのは現役・旧トップ50メンバーが多く経験値の違いが現れた。そんな中、マスターズ初参戦の峯村祐貴は圧巻の2キロフィッシュを持ち込み初日トップに。ただしマスタース戦はポイント制なので初日釣ってきた17名全員に優勝のチャンスはある。

Day2 強風早上がりの2日め 峯村祐貴が完全勝利!

やっぱり房総は温暖で初日も2日めも朝の冷え込みは緩かった。ただし2日めは朝から強めの風が吹いていた。この日は自転車で湖畔をまわってみた。全体的な選手たちの動きは初日と同じで本湖~笹川筋にボートが集中していた。天気は良いものの次第に風が強まり11時半に30分帰着を早める通知が本部から発せされた。

本湖を望む
本湖を望む
笹川上流側 風が吹き付ける
笹川上流側 風が吹き付ける
医院下方面
医院下方面
坂畑橋より南側を望む
坂畑橋より南側を望む

30分早く検量が始まる。17名釣ってきたが初日と顔ぶれが変わっていた。結果、初日・2日間ともに釣ってきたのはわずか5名で、その5名がお立ち台に上がることに。ほとんどの選手が色白の冬っぽいバスを持ち込む中、峯村祐貴の魚は次元が違う。この日も美しい魚体の1800フィッシュを持ち込み完全優勝を飾った。

峯村祐貴 1,822g	1匹 Perfect!
峯村祐貴 1,822g 1匹 Perfect!
初参戦初優勝!
初参戦初優勝!

マスターズのルーキーではあるが、亀山をホームとしてトーナメントを始めたそうで、その実力がマスターズという大舞台でもいかんなく発揮された。

次回第2戦は4月20日~21日に河口湖でシマノCUPとして開催される。

写真・レポート:NBCNEWS H.Togashi

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