JBトップ50第5戦SDGマリンCUP

2026年 10/16 (金) ~10/18 (日) 茨城県 霞ヶ浦

48g差の逆転優勝、1ポイント差の年間決着。秋晴れの霞ヶ浦で迎えた2026年最終戦

2026年10月16~18日、茨城県・霞ヶ浦で開催されたJBトップ50第5戦「SDGマリンCUP」。

3日間を通して穏やかな秋晴れに恵まれたものの、釣果は厳しく、最終日のリミットメイクはわずか1名。そんなタフコンディションのなか、早野剛史が予選首位の青木大介をわずか48g差で逆転し、久々のトップ50優勝を飾った。

一方、年間タイトル争いも最後まで決着がつかなかった。第4戦終了時点で江尻悠真が1ポイントリードしていたが、最終戦で青木が逆転。こちらもわずか1ポイント差で、青木大介が前人未到となる5度目のJBワールドチャンピオンに輝いた。

大会優勝と年間王者。2026年のトップ50は、2つのドラマが交錯する最終戦となった。

Day1 ― 秋晴れの霞ヶ浦、勝負の舞台は桜川

いよいよ2026年の最終戦。選手たちの1年間の戦いが、この3日間で決着する。年間タイトル争いはもちろん、来季の出場権など、それぞれの選手にとって大きな意味を持つ大会だ。会場には最終戦ならではの緊張感が漂っていた。

雨に悩まされることの多かった2026年の関東地方だったが、10月に入ってからは晴天が続き、今大会も3日間を通して見事な秋晴れとなった。

朝は上着が必要なほど冷え込むものの、日が昇れば汗ばむほどの陽気。湖岸にはススキが穂を揺らし、セイタカアワダチソウの黄色い花が咲き誇る。各地でモズの高鳴きが響き渡り、実に気持ちのよい秋だった。

THE秋

風を遮るものが少ない霞ヶ浦は、風向きひとつで釣りの条件が大きく変わる。東寄りの風が強まれば西岸は釣りにならず、さらに荒れれば安全なボート移動さえ難しくなる。しかし今大会は3日間を通して風が穏やかで、選手たちは広大なトーナメントエリアを自由に走り回ることができた。

その広さは桁違いだ。今回の大会エリアの湖岸線はざっと180kmにも及び、面積は東京ドーム約4,000個分にも匹敵する。

無謀を承知でクルマを走らせ、約5時間かけて霞ヶ浦本湖を回ってみた。しかし、発見できた選手は10名にも満たなかった。これほど広大なフィールドでは、選手を見つけることさえ一苦労である。

そんななか、霞ヶ浦北西端の桜川には数艇のバスボートが浮いていた。

そのうちの1艇が、この日2番フライトでスタートした早野剛史だった。

早野剛史

実は早野、前週に開催されたJB霞ヶ浦の2連戦で優勝、4位と大活躍していた。その中心となったのが、この桜川のハードボトムを狙う釣りだった。

当然、好調な選手の釣りは周囲からも注目される。実績のあるスポットには他の選手も集まり、決して早野だけが自由に釣れる状況ではない。

しかも、このポイントはスタート地点からかなり離れており、フライト順が大きく影響する。早くスタートできなければ、狙ったポジションを他の選手に先に押さえられてしまう可能性がある。

初日の早野は2番フライトという好条件を生かし、狙いどおりの好ポジションを確保した。そのすぐ横には郡司潤のボートも浮いていた。

しばらく桜川沿いを歩いて撮影し、再び早野のボートが浮く場所へ戻ってくると、ちょうどバスからフックを外しているところだった。

ヒットシーンこそ見逃したものの、明らかにキーパーサイズ。しかし早野は、その魚をライブウェルに収めることなくリリースした。

まだ午前10時台のことである。

初日終了後に話を聞くと、あの時点ですでにリミットを揃えており、その後は桜川を離れて本湖でも入れ替えに成功したという。

この日の早野は桜川で6本、霞ヶ浦本湖で1本、北利根で1本の計8本をキャッチ。最終的にウェイインした3匹のうち、桜川の魚はわずか1匹しか残っていなかった。

魚の居場所も、食わせ方も、次に向かう場所も見えている。そんな印象を受ける釣りだった。

    郡司潤

一方、そのすぐ近くで釣っていた郡司は3匹3,190gをウェイインし、初日トップに立った。早野も2,404gで2位。桜川が今大会の優勝争いを左右する重要なエリアであることを示す結果となった。

    郡司潤 3匹3,190g
早野剛史 2,404g

ただし、霞ヶ浦全体の釣果は決して良くなかった。51名中、ウェイインできたのは28名。リミットメイクはわずか6名、率にして11.8%。穏やかな天候とは裏腹に、極めて厳しい初日だった。

年間王者を争う青木大介は2,128gで4位、江尻悠真は1,534gで10位。

最終戦の幕開けは、早くも年間タイトル争いの行方を大きく左右する展開となった。

Day2 ― フライト順が分けた明暗。早野は「凌ぐ」一日に

2日目も爽やかな秋晴れとなった。

朝晩の冷え込みと日中の暑さの差は大きく、午前8時を過ぎればTシャツ1枚でも暑いほど。この日は下流域を中心にクルマで選手を探したが、やはり発見するのは容易ではなかった。

初日2位の早野にとって、この日は厳しい条件が待っていた。

予選のフライト順は初日に抽選で決まり、2日目はその逆順となる。初日に2番フライトだった早野は、この日は最後から2番目のスタート。初日に確保できた桜川の好スポットへ、同じように入れる保証はなかった。

しかも、前週から好釣果を続ける早野の釣りは、すでに多くの選手に知られている。人気のハードボトムエリアには他のボートも集まり、連日のプレッシャーを受けたバスの反応も鈍くなっていた。

早野はこの日を、最終日に向けて「凌ぐ」一日と位置づけた。

本湖にも立ち寄りながら桜川へ向かい、下流域を中心に釣りを組み立てる。サイコロラバーのダウンショットや、シラウオを意識した魚を狙うクネリーのカバー撃ちなどで4本をキャッチした。

その後は桜川で深追いせず、最終日に魚を残す判断をしたという。

2日目は3匹1,938g。大きくウェイトを伸ばすことはできなかったが、2日間の累計を4,342gとし、優勝争いに踏みとどまった。

一方、この日躍進したのが青木大介だった。

青木は直前のプラクティスで苦戦していた。初日はノーバイト。2日目にエリアを変えてようやく反応を得たという状態で、決して万全の準備ができていたわけではない。

それでも本番では、流れのあるカバーとシェードをキーワードにランガンを繰り返した。

使用したルアーはDジグカバー3.8gにディトレーターをセットしたもの。PEベイトフィネスでカバーを撃ち、落とした瞬間に食うような魚だけを探していった。

青木はこの日、100L以上の燃料を使ったという。SDGマリンからサポートを受けるスキーターの機動力を生かし、その時々の状況に合わせて広大なエリアを走り回った。

青木大介 2,342g

3匹2,342gをウェイインした青木は、2日間の累計4,470gで予選首位へ浮上。

初日トップの郡司は1匹1,194gにとどまったものの、累計4,384gで2位。早野は4,342gで3位となった。

首位の青木から3位の早野まで、その差はわずか128g。

誰が勝ってもおかしくない大接戦のまま、2026年最後の決勝を迎えることになった。

Day3 ― わずか48g。最後まで読めなかった優勝争い

迎えた10月18日、最終日。

この日も風は穏やかで、霞ヶ浦は絶好の釣り日和となった。

決勝のフライトは予選順位順。3位で予選を通過した早野は、再び狙っていた桜川の好スポットを確保することができた。

初日と同じ場所、同じ釣り。しかし、連日のプレッシャーを受けた魚は、さらに難しくなっていた。

朝、サイコロラバーのダウンショットで2匹をキャッチしたものの、その後は追加できず、最終日はこの2匹だけで終了した。

ウェイインした重量は1,482g。3日間のトータルは5,824gとなった。

一方、予選首位の青木も最終日は苦戦。終了間際まで1匹しか釣れず、最後の15分でようやく2匹目をキャッチした。

最終日の重量は1,306g。3日間のトータルは5,776g。

わずか48g差。早野剛史の逆転優勝が決まった。

青木は2位、加藤栄樹が3位、江尻悠真が4位、今江克隆が5位に入った。

初日3,190gでトップに立った郡司は、最終日ノーフィッシュに終わり、総合8位となった。

最終日の厳しさは数字にも表れている。決勝に進んだ30名のうち、ウェイインできたのは21名。リミットメイクはわずか1名、率にして3.3%だった。

そんな厳しい湖上の戦いとは対照的に、会場のSDG MARINEヨコトネベースは大いににぎわった。

大会スポンサーのSDGマリンは、ギャラリー用駐車場を多数用意したほか、トップ50選手とペアで挑むナマズタッグバトルや親子釣り体験など、さまざまなイベントを開催。近年のトップ50では珍しいほど多くのギャラリーが集まり、最終日のウェイイン会場は大いに盛り上がった。

総合 ― 早野剛史、復活の優勝を支えた3日間の戦略

早野剛史にとって、今大会の優勝は特別な意味を持つものだった。

昨年は怪我などもあり、年間48位という自身にとって経験のない低迷を味わった。2026年はそこからの復活を目標に戦い、シーズン最後の大会で、ついに目標としていたトップ50での1勝をつかみ取った。

しかも、自身を支えるメインスポンサー、SDGマリンの冠大会での優勝である。

早野は今シーズン、トップ50だけでなくJB霞ヶ浦にも参戦し、この水系で多くの実戦経験を積んでいた。前週のローカル戦2連戦でも優勝、4位と好成績を残し、そこで手応えをつかんだ釣りを今回の最終戦にも持ち込んだ。

しかし、好調な選手の釣りは当然ながら周囲からも注目される。特に桜川の有名なハードボトムは、他の選手も狙う人気スポット。決して早野だけが自由に釣れる状況ではなかった。

そこで重要になったのがフライト順と、3日間を見据えた試合運びだった。

初日は2番フライトを生かして狙いの好ポジションを確保。桜川でリミットを揃えた後も本湖や北利根へ移動し、積極的に入れ替えを重ねた。

一転して2日目は最後から2番目のフライト。狙いの場所へ思うように入れないことを想定し、この日は無理をせず「凌ぐ」戦いに徹した。そして最終日は予選3位のフライト順を生かして再び好ポジションを確保し、朝の2匹で逆転優勝を決めた。

早野は48gという僅差の決着を「持っていたというだけの差」と振り返った。しかし、そのわずかな差を引き寄せたのは、霞ヶ浦で積み重ねた経験と、魚の状態を読み切った釣り、そして3日間を通した冷静な試合運びだったのだろう。

昨年の年間48位から復活し、シーズン最後に手にした優勝。早野にとって、2026年を締めくくる最高の結果となった。

上位5名の釣り

1位 早野剛史 ― 桜川のハードボトムとフロロ6lb

3日間トータル5,824g。

メインエリアは桜川の水深1~2mのハードボトム。サイコロラバーノンソルトの3.5gリアクションダウンショットを軸に、ライブソナーで魚を確認しながら攻略した。

最大のキーポイントは、ラインとアクションの変更だった。

前週のJB霞ヶ浦戦で、普段使用しているPEラインのリアクションダウンショットに対し、魚が嫌がる反応を示していることに気づいたという。

そこでラインをフロロカーボン6lbに変更し、柔らかいLクラスのロッドでソフトにアクションさせた。さらにフックは極力ガードなしで使用。このわずかな違いでバイトが大幅に増えたという。

人気スポットゆえにプレッシャーは高く、魚の居場所を知っているだけでは釣れない。スレた魚にいかに口を使わせるか。その答えがフロロ6lbと柔らかな誘いだった。

また、桜川だけに固執せず、日中は西浦のウッドカバーや北利根川にも移動。クネリー3.6インチのカバー撃ちや、ドライブクローラー4.5インチのカバーネコリグなどを使い分けた。

初日は桜川で6本、霞ヶ浦本湖で1本、北利根で1本の計8本をキャッチ。最終的にウェイインした3匹のうち、桜川の魚は1匹だけだった。

2位 青木大介 ― 流れとシェードを求めたランガン

3日間トータル5,776g。

メインエリアは霞ヶ浦水系の最下流から麻生・玉造付近まで。流れのあるカバーとシェードをキーワードに、広大なエリアをランガンした。

使用したルアーはDジグカバー3.8gにディトレーターをセットしたもの。DEHIGHRO 69L+ COVER FINESSEとSTEEZ BF TWを組み合わせたPEベイトフィネスで、カバーに潜む魚を狙った。

「今回釣った魚はほぼ落ちパク」と語るように、細かな誘いで口を使わせるのではなく、ルアーを落とせばすぐに食うような魚を探し続けた。

2日目には100L以上の燃料を使い、機動力を最大限に生かした。わずか48g差で優勝を逃したものの、今大会2位という結果が年間タイトル獲得につながった。

3位 加藤栄樹 ― 風を読んだ西浦のシャローカバー攻略

3日間トータル5,066g。

初日1,706g、2日目1,672g、最終日1,688g。3日間を通して安定した重量を持ち込み、予選9位から総合3位まで順位を上げた。

メインエリアは霞ヶ浦本湖の西浦。シャローカバーを中心に、風向きと風の強さから魚の位置を判断し、タイミングを合わせて釣っていった。

弱い風なら風が当たる場所、強い風ならその裏側など、魚が入りやすい場所を選択。草やナガエツルノゲイトウなどのカバーにはエスケープチビツインの4.5gカバーネコリグを使用。それ以外ではドライブビーバー3インチ、3.5インチのフリーリグやテキサスリグを使い分けた。

最終日は2匹で終わったことが心残りだったというが、3日間を通して大崩れすることのない安定した戦いだった。

4位 江尻悠真 ― パターンに固執せず、今を釣る

3日間トータル5,052g。

北浦をホームとする江尻だが、霞ヶ浦本湖はまったく別のフィールドだという。公式プラクティスの2日間もほとんど釣れず、明確なメインパターンを見つけられないまま本番を迎えた。

そこで江尻は、大きくエリアを変えずに状況に応じて釣り方を変える戦略を選択した。

桜川の水深2m前後では、沈み物やハードボトムをダウンショットとリアクションダウンショットでライブシューティング。西浦や古渡では、ディトレーターをセットしたスモラバをPEベイトフィネスでブッシュに撃ち込んだ。

初日1,534g、2日目1,962g、最終日1,556g。決して好調とは言えない状況でも毎日魚を持ち込み、総合4位に入った。

5位 今江克隆 ― 1日1匹の大型狙いを貫いた3日間

3日間トータル4,854g。

初日1匹1,802g、2日目2匹1,886g、最終日1匹1,166g。ほぼ1日1匹の大型魚を狙う釣りで表彰台をつかんだ。

使用したのはビーストボーンやプロトタイプのカタクジャラ110。水面付近でルアーを細かく動かし、シェードから浮き上がってくる魚を狙った。

増水時には好調だったパターンも、減水後は反応が激減。しかし今江は、この釣りを3日間やり抜いた。

ボートトラブルにも悩まされながら、わずかなチャンスを確実にものにした今大会。本人はPEラインとエラストマー用フックが重要な役割を果たしたと振り返る。

43年間の競技生活で、3年以上表彰台から遠ざかったことがなかったという今江。今年は難しいかもしれないと思いながらも、河辺裕和の奮闘に刺激を受け、霞ヶ浦に気合を入れて臨んだという。

62歳を超えてなおトップカテゴリーで戦い続ける今江。今大会の5位入賞は、まだまだ戦いを続けるという意志を示す結果となった。

AOY ― 青木大介、最後の15分が決めた5度目の王座

2026年のJBトップ50年間タイトル争いは、最後の最後まで決着がつかなかった。

第4戦終了時点で江尻悠真が164ポイント、青木大介が163ポイント。わずか1ポイント差で迎えた最終戦だった。

青木大介という名前を聞けば、年間タイトルを獲得することも当然のように思う人がいるかもしれない。すでに数々のタイトルを手にし、国内最高峰の舞台で長くトップを走り続けてきた選手である。

しかし、本人の言葉から伝わってきたのは、そんな余裕とは正反対の姿だった。

今大会の3日間、青木は緊張のあまり夜もほとんど眠れなかったという。

年間タイトルを争う江尻とも、大会中はあえて一言も会話を交わさなかった。それほどまでに、この最終戦へ集中していた。

しかも、青木にとって2026年の終盤戦は決して順調ではなかった。

第4戦桧原湖の最終日はリミットを揃えられず、マスターズ野尻湖でも周囲の選手が次々と釣るなかで苦戦。思うような結果が出ない試合が続き、リズムを崩していた。

霞ヶ浦の直前プラクティスも初日はノーバイトだった。

そんな青木が、この大会で自分に課したテーマは「折れずにやる」こと。

その時に良いと思った場所へ全力で向かい、釣れると信じた魚を追い続ける。結果が出なくても、自分の判断を信じて走り続けた。

そして迎えた最終日。

予選首位からスタートした青木だったが、最後まで魚を見つけられずにいた。終了15分前の時点で、ライブウェルにはわずか1匹。

このままでは、年間タイトルを失う可能性があった。

しかし青木は、最後まで諦めなかった。

2026年のトーナメントトレイル、その最後の15分で、ついに2匹目のキーパーをキャッチした。

最終日は2匹1,306g。3日間トータル5,776gで大会2位となり、年間合計212ポイント。

一方、江尻は今大会4位で47ポイントを加え、年間211ポイント。

青木大介が、わずか1ポイント差で5度目のJBワールドチャンピオンに輝いた。

もし、最後の15分であの1匹が釣れていなければ、年間タイトルは青木の手には渡らなかった。

大会優勝を48g差で逃したことよりも、年間タイトルを獲得できた喜びの方が大きいと青木は語った。

そして、表彰式で印象的な話をしてくれた。

青木は今シーズン、トップ50だけでなくJB霞ヶ浦のローカル戦にも参戦し、JBマスターズにも出場している。国内最高峰のトップ50に加え、各地の大会を転戦するスケジュールは極めてハードだ。

それでも、あえて多くの大会に出場し続けた。

その積み重ねがあったからこそ、今回の年間タイトルを獲得できたのだという。

逆に言えば、それほど真剣に、数多くの試合に出場して経験を積まなければ、年間王者にはなれない。青木はそう語った。

5度目の年間タイトルを手にした選手の言葉だけに、その重みは計り知れない。

トップ50だけでも年間5戦。十分なプラクティスを重ね、全国のフィールドを転戦するだけでも大変な負担だ。さらに別のシリーズにも出場し、実戦経験を積み続ける。

それが国内最高峰のタイトルを獲得するために必要な努力なのだと、青木は自らの結果で示した。

その言葉が最も深く響いたのは、表彰式を見守るギャラリー以上に、同じ舞台で1年間戦ってきた選手たちだったのではないだろうか。

前人未到の5度目の年間王者。

しかし、そのタイトルを手にした青木大介に、余裕などまったくなかった。

最後の15分まで諦めず、1匹を追い続けた。その姿こそが、2026年のワールドチャンピオンを象徴していた。

総括 ― 2026年のJBトップ50、全5戦が終了

3日間を通して穏やかな秋晴れに恵まれた霞ヶ浦。しかし、湖上では多くの選手が魚を見失い、最後まで厳しい釣りを強いられた。

そんななか、早野剛史は自ら見つけたパターンを信じて戦い抜き、48g差で復活の優勝を果たした。

青木大介は苦しい流れのなかでも折れずに戦い、江尻悠真との1ポイント差を逆転して5度目の年間王者に輝いた。

そして最終日のSDG MARINEヨコトネベースは、多くのギャラリーと家族連れでにぎわい、2026年の最終戦にふさわしい華やかなフィナーレとなった。

こうして、七色ダムから始まった2026年JBトップ50全5戦が終了した。

全国のフィールドを舞台に繰り広げられた熱戦。その最後に待っていたのは、48g差の大会優勝と、1ポイント差の年間タイトル決着だった。

最後の最後まで勝敗の分からない戦いが、2026年のトップ50を締めくくった。

なお、今大会では青木大介に3日間を通して釣りビジョンのカメラが同船し、最終日は早野剛史の釣りにも密着した。両選手がどのように霞ヶ浦を攻略したのか、その詳しい釣り方や湖上での様子は、釣りビジョンの映像でも紹介される予定だ。ぜひそちらもご覧いただきたい。

レポート作成:GPT-6
写真・構成:NBCNEWS H.Togashi

TOP