JBII四国 第3戦 イマカツCUP 08月09日() 徳島県 旧吉野川

ストーリー

JBII四国第3戦イマカツCUP概要写真 2015-08-09徳島県旧吉野川

厳しい真夏の戦いを征したのは経験値と勝負強さ!ワールドメンバー小林知寛ペアが優勝!

JBIIプロアマ四国シリーズの第3戦イマカツCUPは炎天下の旧吉野川を舞台に開催された。
ダラダラと暑い夏を象徴するかのように、昼間のバスの活性も決して高いとは言えない状態であった。
ウィード壊滅の声を聞いて久しいが、エリアの一部では復活しつつあり、たまに上流部で降る雨の影響から充分な水量も流れ込み、水質や酸素量は決して悪くないため、少ないながら精力的に活動する個体をいかに見つけて反応させるか?が勝負の鍵だったようである。
貴重なパイの取り合いを勝ち抜けてきたのは最高峰トップシリーズで活躍するワールドメンバーや、複数のJBプロシリーズにエントリーして熾烈な戦いを繰り広げている猛者、そして普段から様々なフィールドを訪れる機会がありその姿を体感していたり、経験値が高いうえに勝負強さを持ち合せた選手たちであった。
優勝したのはTOP50シリーズでもお馴染み小林知寛ペア。前週開催のNBCチャプタートーナメントではエリア外となり比較的プレッシャーの低い最上流ストレッチを何度も往復。朝10時までのスピード勝負&パートナーのフィーディング狙いキッカーも決まって見事な最上段を飾った。
準優勝の牧野陽平ペアも瀬戸内海を越えて他地域JB戦に参戦する猛者。人的プレッシャーを避けて下流までロングラン。そこから釣り遡るカタチで下流カバー~共栄橋脚~旧鯉釣りストレッチ~新高橋周辺で良型を揃え、底力の強さを見せ付けることになった。
3位には寺本一生ペア。福山から海を渡って精力的に参戦を続けており前戦では優勝を成し遂げている。朝一のポッパーではずみをつけ、中流水門へ巡ってくる魚を着実に仕留めるといった戦略でダンゴ状態から頭ひとつ抜き出し入賞を果たした。
今回の表彰台、4位入賞の馬淵ペアも最高峰シリーズで活躍している。5位入賞の渡辺ペアは言わずと知れたナベちゃんである。簡単には釣れないコンディションだからこそ、フィールド状況にアジャストする力、引き出しの多さが如実にあらわれる一戦となった。
しかしそんななかでも本年度ゼッケン下位の選手やルーキー選手が何名も入賞を果たしているところに、ベテランだけではないニューウェーブが四国シリーズに間違いなく押し寄せていることを感じる。
翌シーズンは一体どんな選手がエントリーしてどの様な戦いが繰り広げられるのか、楽しみでならない。

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