NBCチャプター広島第2戦バリバスCUP 2011年05月22日(日) 広島県 土師ダム

　先々週の大雨によって,スロープも一時冠水する程の急激な増水に見舞われた土師ダムにて,チャプター広島第2戦バリバスカップが5月22日に開催された。スポーニング直前で本来は水位の安定が不可欠ななか,短期間での急な増水に選手たちは悩まされたようだった。
　優勝は2,202gのビッグフィッシュを含む5,373gという,チャプター広島 土師ダムレコードを塗り替え,今大会がチャプター初参戦となる影山選手が獲得した。準優勝はマスター参戦中の柳楽プロが2本で3,275gと,さすが元トップ50選手という強さを見せた。3位は第1戦準優勝に引き続き,連続お立ち台となった上田選手が2本で2,276gを釣り,暫定で年間ランキングもトップに立った。4位は大会スタッフで唯一のウェイインの河井プロが,きっちりネストを1本釣って1,484g。今回が土師ダム初挑戦となった清水選手がアフター狙いで,1本1,460gで5位に入り年間成績も暫定2位となった。
　最後に開催にあたり,多大な賞品を提供頂きました(株)モーリス様,土師ダムサイクリングターミナル様にはこの場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

(1)優勝　景山 輝久選手
昨日のプラでは釣れなく,ネストも見つけられなかった。一緒に来ていた友人から,木の根元で釣れたとの情報を得ていたので,朝一,チャターベイトで冠水ブッシュの横を通していった。枝に当たってキラッとした直後にバイトがあり,1本目をキャッチ。
次に葉が沈んでいない,木の根元だけが沈んだ木の根元を攻め,カットテールの0.4gのネコリグに変えた1投目で,奥から4lbでビッグフィッシュを強引に引きずり出した。
11時ごろに土師大橋手前のブッシュの奥で,木に巻かれながら3本目をキャッチし,唯一のリミットメイクを果たした。
(2)準優勝　柳楽 祐樹プロ
昨日初めて土師ダムに来た。森が浸かっている印象で地形も分からなかったので,沖に張り出している木の根っこ(1～2m)をベイトフィネスで,アンクルゴビーの2.7gのダウンショットを1日やり通し,風の吹き始めた9時くらいと終了間際にキャッチした。
(3)3位　上田 光春選手
前日のプラでは釣れなかったが,釣れている一般アングラーの方に話を聞いて木の根っこが良いと情報を得ていた。当日は1/2ozテキサスで冠水している全ての木の根っこを打って行った。1投目で,はじまる館下流で1本を釣り,12時半ごろに河井プロに入らせてもらった土師大橋手前のブッシュでもう1本をキャッチした。
(4)4位　河井 大助プロ
GWのプラでネストがある事は確認していたが,昨日の感じではシャローに差しているがベッドまでは作っていないという感じだった。第一フライトだったので,唯一確認できたネストに1番に入ってキャッチした。ルアーはフロントラインプロダクションのベビーハンティングシャッドのヘビダン。
(5)5位　清水 和敏選手
今回土師ダム初挑戦で,良く分からなかったのでアフターの魚を狙ってスローな釣りを展開し,中流域の100mくらいのストレッチを攻めた。ルアーはエコカットテールの1/64ozのネコリグ。