ゲーリーインターナショナル 総合学園ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジ プロショップオオツカ OSP

JBジャパンスーパーバスクラシックストーリー

2019年 11月02日()〜11月03日() 山梨県 河口湖

JBジャパンスーパーバスクラシック

2019年 11月02日()〜11月03日()

山梨県 河口湖

ストーリー

2019年に全国で開催されたJBトーナメントの年間上位ランカーのみが出場できる「ジャパンスパーバスクラシック」。JB3大タイトルの一つ「クラシックウィナー」を目指し全国から53名の選手が河口湖に集まった。大会4日前にバスの放流が行われ、今回も「放流戦」になったが、優勝は増水のセオリーにあわせネイティブを狙った三原直之だった。

大増水の河口湖

image
image
image

記者は前日プラの金曜日に佐々一真のボートに同船し、湖のようすを確認した。去年もそうだったが、今年も台風の影響で河口湖は大増水していた。ショアラインはウィードでなく冠水した「草・木」で覆われていた。

大会4日前の火曜日に「ロイヤルワンド・産屋ヶ崎・さかなやボート・長浜」の4箇所でブラックバスの放流が行われた。当然、多くの選手がそれらの場所をチェックしていた。しかし、見渡す限り誰も釣ってない。見えるバスも極めて少ない。4日間で広範囲に散らばったり、増水によって普段無い隠れ家が激増しているのも見つけづらい要因と思われる。

ただし時より見える放流バスは大きく太い。余裕のキロオーバー。

「放流魚で5本揃えば6キロコース、ただし数が少ないので選手同士のイス取りゲームになりそう」。そんな感じの前日プラクティスだった。

Day1 佐々一真が6キロ超えでトップ!

image
image
image

例年この時期の河口湖は紅葉シーズンど真ん中だが、今年はやや遅れ気味。気温も高めで5〜15℃。水温は15℃。薄曇りの弱風というコンディションで初日が始まった。

予想通り、放流地点にボートが密集。同じく予想通り簡単に釣れるわけではなく、バスを目で探しつつも、カバーや溶岩の隙間を細かく刻むような釣りや、バスが立ち止まるであろうピンスポットに何十回もキャストを繰り返す辛い釣りを強いられていた。

image
image
image

初日のトップは佐々一真。MAXクラスの放流魚を4本+ディープのネイティブ1本で6185gというハイウエイトを叩き出した。前日プラクティス通りのパーフェクトな展開。

2位は野村俊介で、こちらも放流MAX級の5920g。3位は去年のウィナー藤田京弥で5060g。4位に4,245gの三原直之。5位小森嗣彦3820gとトップ50メンバーが上位を占めた。

リミットメイクは12%で、多くが1〜3匹。放流魚は釣られ切った感があり、2日めはかなり厳しい展開になりそうだ。

Day2 & Result ネイティブ狙いの三原直之が圧勝!

image
image
image

初日のスタート前、記者が三原直之に感触を訪ねたさい「大きいネイティブがウヨウヨいます」と言った。しかし、初日に三原が検量に持ち込んだのは放流バスだった。2日めのスタート間にもう一度感触を尋ねると「ロクマルも残しています」と語った・・・・

2日めは予想通り放流組が大苦戦。初日トップ3が1キロ台に失速した。

そんな中、50cm後半の長いバスを筆頭に複数のグッドサイズネイティブを釣った三原直之のウエイトは5030g。トータルウエイトを9275gとし、2位に2キロの大差で逆転優勝。2015年の池原ダム戦から4年ぶり2度めのクラシックウィナーに輝いた。

三原が狙ったのはハワイエリアに注ぐ2本の川。増水によって良いサイズのネイティブが川に入っているのを前日プラクティスで確認していた。

が、大会初日は僅かに減水したため、川のバス達は姿を消していた。産屋ヶ崎から泳いできたであろう、放流バスを5本仕留めて初日は4,245gの4位スタート。

2日めは更に減水していた。初日の減水で川を出てアシ周りに避難していたバスが、さらなる減水でアシから出てきて、インレット周辺にでてきていた。この
状況変化を見事に見極め三原の快進撃がスタート。

朝イチにダウンショットで小型を1本キャッチすると背後に巨大なバスがついてきた。それを得意のギルロイドJr.で仕留め朝イチから2本をキープ。

その後は川の周りをうろつくキロクラスをあの手この手で狙い、スモラバとポークのi字引きで2本キャッチ。信号下エリアでキーパーギリギリをキャッチしリミットメイク。2日めは5本5030g。2日間のトータル9275gで圧勝した。

9割の選手が放流バス狙いだったが、三原は完全にネイティブで勝負に出た。春に有名なハワイエリアをこの時期に狙うことも規格外。河口湖経験がほぼない三原ゆえの「先入観なし」の選択だったかもしれない。川に入ってるバスの存在を他の選手は気づいていたか?の問いに「たぶん沢村さんだけ気づいてたと思います」と語った。

なお2018年のクラシックは優勝が藤田京弥で2位が三原。2019年トップ50年間レースも藤田京弥が1位で三原が2位。トップ50ツートップの熱戦は今回はアウエイの三原に軍配が上がった。

場所が変われとバスはバス。「増水時のセオリーに沿って魚を追った」と語っていたのが印象に残った。

写真・報告:NBCNEWS H.Togashi

TOP