中途半端な曇り空のもと、チャプター徳島の第5戦ノリーズCUPが旧吉野川で開催された。
例年であればベジテーションのカバーという典型的な秋口パターンかと思われるが、護岸工事や洪水により毎年変化するウィードの群生エリアやそれにともなうバスのストック量をいかに見極めるかが勝負の鍵となったようだ。
おまけに断続的な豪雨の影響で未だ解消できない濁りもあいまってサイトが効かない状況というのもウェイイン率を下げる要因になったようである。
いずれにせよ厳しいコンディションのなかで頂点に輝いたのは前年度の最終戦でも優勝した牧野陽平選手だった。今切川ウィードパッチのキーパーエリアだけで釣り勝つのは困難と判断し、プラで見つけていた上~中流を走りゴミ溜まりカバーを攻略!唯一の3キロ超という圧倒的な強さで有終の美を飾った。
準優勝には杉本幸佑選手。今年度からJBプロアマ四国シリーズに昇格し年間3位の好成績をおさめた成長著しいニューカマーはタテスト+αの釣りを展開。橋脚をメインに散らばりはじめたバスが一旦留まるスポットから2本を仕留めて唯一の2キロ台を持ち込んだ。
3位には当チャプター会長を務める石川晴彦選手がランクイン。年間争いも考慮してバスのストック量が多い今切川のウィードパッチでの勝負を選択。ダンゴ状態からあたまひとつ抜きん出るウェイトを獲ってきた。
前年までより一戦多い年間5戦の開催となった2014年度のチャプター徳島。大きな事故もなく無事に幕を閉じられたことは水辺プラザを利用させてもらっている国土交通省や地元自治体をはじめ、水面利用を共有する団体や近隣住民みなさんとの協力があってこそに他ならない。
運営に関わったすべての方々に感謝するとともに、年間上位に名を連ねた選手は次なる舞台の中国四国ブロック・チャンピオンシップ、さらに西日本決勝戦への健闘を期待したい。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 牧野陽平 | 3,048g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 杉本幸佑 | 2,011g | 2匹 | 29Pts. |
3位 | 石川晴彦 | 1,967g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 坂本洋司 | 1,890g | 2匹 | 27Pts. |
5位 | 大久保光洋 | 1,794g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 井原浩二 | 1,788g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 渡辺康司 | 1,634g | 2匹 | 24Pts. |
8位 | 上木浩吉 | 1,616g | 2匹 | 23Pts. |
9位 | 関本公一 | 1,454g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 森和樹 | 1,435g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | 嶋田圭佑 | 1,331g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | 久次米良信 | 1,308g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 山田一哉 | 1,272g | 2匹 | 18Pts. |
14位 | 佐藤健人 | 1,250g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 多田通治 | 1,234g | 2匹 | 16Pts. |
16位 | 赤松克弘 | 1,110g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 長谷川和博 | 1,038g | 2匹 | 14Pts. |
18位 | 赤松孝 | 988g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | 森英樹 | 986g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | 守秀昭 | 922g | 2匹 | 11Pts. |
21位 | 安藝正雄 | 903g | 1匹 | 10Pts. |
22位 | 豊田圭一 | 856g | 1匹 | 9Pts. |
23位 | 亀井晴紀 | 837g | 1匹 | 8Pts. |
24位 | 高戸和也 | 784g | 2匹 | 7Pts. |
25位 | 市川裕章 | 769g | 2匹 | 6Pts. |
26位 | 竹本利正 | 725g | 2匹 | 5Pts. |
27位 | 佐藤圭吾 | 715g | 1匹 | 5Pts. |
28位 | 亀岡広嗣 | 606g | 1匹 | 5Pts. |
29位 | 平井清博 | 582g | 1匹 | 5Pts. |
30位 | 植田誠寛 | 579g | 1匹 | 5Pts. |
31位 | 藤井用三 | 560g | 1匹 | 5Pts. |
32位 | 乾孝二 | 560g | 1匹 | 5Pts. |
33位 | 蓮生隆芳 | 557g | 1匹 | 5Pts. |
34位 | 川村達郎 | 548g | 1匹 | 5Pts. |
35位 | 株柳正人 | 514g | 1匹 | 5Pts. |
36位 | 六車駿一 | 451g | 1匹 | 5Pts. |
37位 | 富永健太郎 | 413g | 1匹 | 5Pts. |
38位 | 相原照平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
39位 | 藤本純 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
40位 | 澤村泰仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
41位 | 真鍋雅利 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
42位 | 阿部大吾 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
43位 | 鈴木達矢 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
44位 | 片山尚志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
45位 | 森川高裕 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
46位 | 芝野諭 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
47位 | 谷口雅信 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
48位 | 金子博文 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
49位 | 柳田貴行 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
50位 | 楠瀬貴司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
51位 | 吉川正剛 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
52位 | 高畠正史 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
53位 | 石川秀夫 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
54位 | 多田学 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
55位 | 沖野健治 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
56位 | 村橋基礎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
57位 | 吉田早希 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
58位 | 大谷貴志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
59位 | 大西弘也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
60位 | 岩井謙亮 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
61位 | 森北知宏 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
62位 | 真部剛 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
63位 | 上村利弘 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
64位 | 井上学 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
65位 | 三好教仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
66位 | 徳永潔 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
67位 | 坂本信之 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
68位 | 藤澤宏樹 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
69位 | 乃村厳 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
70位 | 橋本幸司 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝:牧野陽平、3048g
①②<タックル>
ロッド:キラーズジャンク70H、リール:TDーZ103H(Jドリーム)、ライン:スーパーハードナチュラル16lb、ルアー:ホッグ系ワーム4in/8.8gテキサスリグ
①<エリア・スポット>
川崎橋上流スロープ周辺のオーバーハング&ゴミ溜まりカバー
②<エリア・スポット>
共栄橋周辺のゴミ溜まりカバー
①②<リグ・ヒットパターン>
水深のあるゴミ溜まりカバーに8.8gテキサスリグを打ち込みシェイク&スローフォール
コメント:年間争いに加わる事ができ向かえた最終戦。自分自身、持てる力をすべてだしきり優勝と言う最高の形で締めくくることができました。嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。先輩方や後輩、スタッフ仲間たちに感謝したいと思います。そして、サポート頂いているガンクラフト様、東レフィッシング様ありがとうございました。すばらしいタックルが僕を優勝へと導いてくれました。これからも日々努力し頑張って行きたいと思います
準優勝:杉本幸佑、2011g
①②<タックル>
69、MG、TD、TO
①<エリア・スポット>
市場橋の橋脚
②<エリア・スポット>
共栄橋の橋脚
①<リグ・ヒットパターン>
TXリグ8.8gドライブクロー4インチ(グリパンチャート)、フォール
①②<リグ・ヒットパターン>
O.S.P.ブリックMAX-DR、O.S.P.ブリックEX-DR
コメント:スタッフの皆様、いつもありがとうございます。これからも頑張っていこうと思いますので、よろしくお願い致します。
3位:石川晴彦、1967g
①<タックル>
ロードランナーストラクチャー ST730JH+メタニウム+FCスナイパー16lb+Fエスケープツイン
①<エリア・スポット>
今切川スロープ~応神大橋までのウィードパッチ
①<リグ・ヒットパターン>
ウィードパッチを1/2ozテキサスリグ+エスケープツインで撃ち続ける。
コメント:年間4連覇の掛かった大事な試合で今回もエスケープツインに助けられ3位入賞出来ました。しかし、上には上が居るという事を、またまた思い知らされる試合となりました。「悔しいけれど、楽しい!」と言うのが、今の素直な気持ちです。やはり、強い選手との勝負というのは最高です。年間優勝の坂本さん、おめでとうございます。最終戦優勝!で、逆転して下さった牧野さん、ありがとうございました。おかげさまで来シーズンも熱い勝負が出来そうです。最後に、冠スポンサー各社様、スタッフの皆様、関係各所の皆様のお陰で今年度も無事にチャプター徳島全戦を終える事が出来た事を感謝致します。また、私を支えて下さる各スポンサー様にも感謝しております。ありがとうございました!
4位:坂本洋司、1890g
①<タックル>
ベイト70H、ライン:サンラインFCスナイパー18ポンド
①<エリア・スポット>
JR橋脚~藍住大橋まで区間のカバー&ブッシュ
①<リグ・ヒットパターン>
ジカリグ14g+ecoドライブスティック4.5インチ(プルーギルカラー)、テキサスでは入らない濃いフローティングカバーにジカリグ14g+ドライブスティック4.5をパンチングにて入れて行く。
②<タックル>
ベイト72H、ライン:サンラインFCスナイパー18ポンド
②<エリア・スポット>
JR橋脚から藍住大橋まで区間内のカバー&ブッシュ
②<リグ・ヒットパターン>
テキサスリグ10g+ecoドライブクロー4インチ(ダークシナモンプルーペッパー)、比較的薄めのフローティングカバーやブッシュにはテキサスリグにて撃って行き濃いフローティングカバーにはジカリグと言うローテーションさせながらのランガン。
コメント:年間争いを決めるこの最終戦において4位に入賞した事が決めてとなりチャプター徳島7年ぶり4回目の年間優勝を取る事が出来、非常に嬉しく思います。今大会は年間上位陣ポイント差の詰まった誰が勝ってもおかしくない試合で最後の最後までデッドヒートを繰り広げ非常に熱くなれました。これもこのチャプター徳島と言う場と旧吉野川があっての事です。この旧吉野川に携わる関係者の皆様の理解、それとこの川を必死で守っている石川晴彦会長を始めとするスタッフの方々に感謝致します。またサポートしてくださる最強ラインのサンライン様、優秀なルアーを世に出してくださるOSP様、何かとお世話になっているアルティメイト様、いつも切磋琢磨でプチ大会で仲良くしてくださるチームSの皆さん、そしていつも応援してくれている家族に感謝いたします。
5位:大久保光洋、1794g
①<タックル>
1/2オンス用:68Hロッド、14lbライン
②<タックル>
5/16オンス用:701MHFロッド、12lbライン
①②<エリア・スポット>
大正橋から鳴門藍住大橋の間、上流向かって右側、流れの当たるカバー+ゴミだまり
①②<リグ・ヒットパターン>
テキサスリグ1/2オンスと5/16オンス、ダットカット3インチと4インチ
コメント:チャプター徳島スタッフ及び参加された皆様、暑い中お疲れさまでした。