2014年3月16日、愛媛県野村ダムにてチャプター愛媛開幕戦、ノリーズカップが開催されました。約2年振りとなった野村ダムでの開幕戦。ダムのコンディションは、数日前に振った大雨の影響で水位は満水。本流の肱川は、中流から最下流に掛けて土砂を含んだ強いニゴリに覆われていた。支流の稲生川に至っては、インターセクションの出会大橋から上流の鮎返大橋にかけての広範囲がニゴリの影響で壊滅していた。肱川と稲生川のバックウォーター付近は澄み始めてはいたが、水温は9度台しかなかった。それに反して下流は11度台と、ニゴリの強い下流に向かうに連れて水温が高くなっていた。水質が良ければ中流、下流のディープパターンが成立しそうだが、ニゴリを警戒してか、上流エリアに狙いを絞る選手が多く見られた。しかし、春を意識した上流の魚は、動きを読む事が難しい。前日のプラクティスを行った選手からは、ワンバイトすら得られないという話しまで聞かれた。
そんなスーパータフコンディションの開幕戦を制したのは、四国最強のトーナメンター石川晴彦プロ。肱川上流のフローティングカバーを、エスケープツインの5gテキサスで攻めて2キロフィッシュをキャッチ。その後は、付近の岩盤にガンタージグライト9g、エスケープツインのトレーラーをフォールさせて2本目を追加。2本のウエイトながら2970gをウエインした。第2位は、大会本部下のベンド部分にある水深5mラインの大岩を、マブリーチのダウンショットで攻略した伊藤達弥選手。ベイトフィッシュの反応が良かった朝の数時間でリミットを揃え、2627gをウエインした。第3位は、今大会のビッグフィシュ賞を獲得した石川秀夫選手。肱川中流、金輪淵橋下のワンド奥にあるフローティングカバーを、エスケープツイン3/4オンスのテキサスリグで攻略して53cm、2281gのビッグフィッシュをキャッチした。
今回の野村ダム戦は、大雨による影響が、春へと移行するダムのコンディションを大きく狂わせていた。もしも数日前に振った雨が暖かい春雨だったなら、また違った結果が見られただろう。水温が上昇するタイミングで口を使うワンチャンス、ベイトフィッシュの回遊で口を使うワンチャンスを確実にモノにする難しさを、改めて感じた開幕戦だった。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 石川晴彦 | 2,970g | 2匹 | 30Pts. |
2位 | 伊藤達弥 | 2,627g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 石川秀夫 | 2,281g | 1匹 | 28Pts. |
4位 | 武田和志 | 2,110g | 1匹 | 27Pts. |
5位 | 岩井謙亮 | 1,922g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 片山尚志 | 1,859g | 1匹 | 25Pts. |
7位 | 吉村真幸 | 1,682g | 1匹 | 24Pts. |
8位 | 大西弘也 | 1,571g | 2匹 | 23Pts. |
9位 | 牧野陽平 | 1,534g | 3匹 | 22Pts. |
10位 | 藤澤宏樹 | 1,278g | 1匹 | 21Pts. |
11位 | 赤松克弘 | 1,130g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | 亀岡広嗣 | 1,027g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 井原浩二 | 806g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 上村利弘 | 645g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 樋口祐太朗 | 513g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | 吉中大幸 | 507g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 福田祐気 | 465g | 1匹 | 14Pts. |
18位 | 井上学 | 421g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | 大石道明 | 404g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | 松田拓也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | 戒田渉 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | 菊池芳郎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | 角元孝生 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | 澤村泰仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | 秋月慎介 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | 越智武彦 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | 山原新平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
28位 | 岸本司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
29位 | 三好紀昭 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
30位 | 普光江たけし | 0g | 0匹 | 5Pts. |
31位 | 宮崎充司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
32位 | 小川修司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
33位 | 篠永修一 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
34位 | 宇都潔 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
35位 | 岡村誠二 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
36位 | 石崎将志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
37位 | 宮本拓哉 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
38位 | 河村大二朗 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
39位 | 橋本幸司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
40位 | 大谷貴志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
41位 | 植田誠寛 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
42位 | 高戸和也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
43位 | 嶋田圭佑 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
44位 | 普光江哲也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝 石川晴彦 選手 2,970g
<エリア>
上流デッドスローエリア下流南岸ストレッチ300mくらい
<釣り方>
5gテキサス+エスケープツインでのフローティングカバー直下シェイクと、ガンタージグライト9g+エスケープツインでの岩盤スライドフォール。
<タックル>
ノリーズ ロードランナーストラクチャー ST6100MH + ベイトリール + サンラインFCスナイパー12lb
ノリーズ Fエスケープツイン(テナガシュリンプ) 5gテキサスリグ
ノリーズ ロードランナーストラクチャー ST700H + ベイトリール + サンラインFCスナイパー16lb
ノリーズ ガンタージグライト9g(ブラック) + Fエスケープツイン(オキチョビクロー)
<メッセージ>
いつもお世話になっているマルキュー様、サンライン様、アルティメイトワールド様に感謝しています。
ありがとうございました。
また、野村ダムと言う素晴らしいフィールドでのチャプター戦を続けていける環境造りをして下さっているチャプター愛媛石川会長ならびにスタッフの皆様、バストーナメントを受け入れて下さる西予市商工会の皆様、地元明間地区の皆様にも感謝致します。
そして、チャプターに参戦している熱い選手の皆様にも感謝します。
ありがとうございました。
2位 伊藤達弥 選手 2,627g
<エリア>
上流梅畑スロープ前アウトサイド
<釣り方>
水深5mにある岩へダウンショット
魚探にベイトが映ったら、岩のトップにルアーを入れ直して、ポーズ中にバイトさせる。
<タックル>
スピニング60UL
フロロ 4lb
マブリーチ
1.8gダウンショット
<メッセージ>
最高のスタートがきれたので、この調子で頑張りたい。
また、最高の大会を運営されているスタッフの皆様ありがとうございました!
第3位 石川秀夫 選手 2,281g
<エリア>
上流、中流のカバー撃ちメイン
唯一バイトがあったのは中流沈み橋ワンド最奥インレットのカバー
<釣り方>
タイミングを合わせる為に沈み橋ワンドには4回入り直しました。最奥カバー手前ではエレキを踏まずにキャストしてシェイク&中層フォールの繰り返し
<タックル>
テキサスリグ
ロッド
エバーグリーン
タクティクス テンペスト
ライン
エバーグリーン
BassSEIL MAGICHARD R 16lb
ルアー
ノリーズ
Fエスケープツイン4-1/2
カラー
SPRAYED GRASS
<メッセージ>
最後になりましたが、冠スポンサーでありますノリーズ様、遠くより現地まで足を運んでくれましたノリーズ山口様、大会開催時や釣行時にいつもお世話になっている梅原スタンド様、明間地区自治会様、西予市商工会青年部宇和支部様、大変お世話になりました。重ねまして御礼申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
第4位 武田和志 選手 2,110g
<エリア>
本流上流岩エリア
<釣り方>
ネコリグのズル引き
<タックル>
ロッド スティーズ 641LXS-ST
リール 07ルビアス2506
ライン 4lb
ルアー ノリーズ Fラッテリー
<メッセージ>
地元の方々や愛媛チャプター運営スタッフの皆様のおかげで楽しく参加させていただいています。
本当にありがとうございました。
第5位 岩井謙亮 選手 1,922g
<エリア>
上流
<釣り方>
冠水ブッシュに絡んだ浮きゴミに1/4ozのテキサスリグを落とす。
<タックル>
ロッド:LUXXE ATS05 B610MH
リール:DAIWA T3
ライン:サンライン FCスナイパー 12lb.
ルアー:エバーグリーン ダブルモーション クリスマスクロー
<メッセージ>
スタッフの皆さん、いつもスムーズで楽しい運営ありがとうございます。
2本でラッキーお立ちでした。信じるものは救われました。
次は頑張ります。