2015年度NBCチャプター中国四国ブロックチャンピオンシップ・エバーグリーンCUPは朝晩の涼しさと昼間の暑さが同居する秋真っ盛りの徳島県旧吉野川で開催された。
昨年度ウィナーをはじめ中国四国各チャプターから出場権利を獲得した全選手31名が、各チャプターの代表者として誇りをかけて戦った。
当日のフィールドコンディションは決して易しいものではなく、ルアーに反応できる魚の居場所を探すこと、そのスポットに入るタイミング、そして実際に反応させること、全ての要素が完全に合わないとバスに出会えないという超厳しい状態であった。
各チャプターでは上位入賞してアタリマエの戦いを繰り広げてきた精鋭たちも低活性で静まりかえった旧吉野川の洗礼を受け、半数以上がノーフィッシュという状況のなか、フィールドに慣れ親しんだ四国勢が意地の釣りを見せつけ貴重なキーパーを揃えて上位に名を連ねることになった。
優勝したのは地元主幹チャプター徳島の会長を務める石川晴彦選手。TOP50シリーズも経験したことのある猛者は体調不良を精神力で跳ね返し、下流域での大勝負!良型を3本揃えて中国四国最強の称号を手にした。
準優勝は大西弘也選手。四国内のみならず旭川のJBNBC戦にも出場している実力者が、活性の高い魚は居るのは誰もが解っているが獲りきれない三つ合堰周辺の天才君をリミットメイクしてきた。
3位の佐藤健人選手も地元から海をわたり、JB津風呂湖シリーズに参戦している。繊細かつ魂のこもったダイナミックな釣りでマッチ・ザ・ベイトを意識し、良型2本を仕留めてきた。
4位の佐藤圭吾選手もヒューマン大阪校の東条湖戦で鎬を削ってきた底力を発揮、見事な2本を持ち込み表彰台に輝いた。
5位の福光正樹選手も実は関東印旛沼、高滝湖でお立ち台常連だった実力を発揮、堂々の入賞となった。
一見「結局勝ったのは地元勢ばかり」と思われがちだが、5名の四国勢選手すべてが積極的に新しいフィールド、新しいライバルとの戦いを求めて参戦エリアを広げている。その経験値からくる対応力や、様々な状況にもアジャストできる適応力を活かして結果を出してきたというのが、厳しい一日の戦いで如実に表れることになった。
何はともあれ、今回は選出された31名がすべて出場したことで、中国四国の選手たちがいかに精力的にトーナメントを楽しんでいるかが良く解っていただけるだろう。
そしてそんな選手たちの代表者でもある5名が、さらなる西日本の頂点目指して熱き戦いを繰り広げてくれる事を想像するのは、決して難しいことではないだろう。
チャプター西日本決勝大会を期待するとともに、今大会にあたりご協賛頂きました有限会社エバーグリーン様には商品をご提供賜り、また表彰式ではプレゼンターとして、石川秀夫プロに大いに盛り上げて頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
そして中国四国各チャプター代表選手皆さんのご協力をいただき、発生したトラブルも大きな事故にならず終える事が出来ました。本当にありがとうございました。
また国安ブロック長をはじめ遠方よりお越し頂きお手伝い下さった各チャプターの会長、スタッフの皆様、心より御礼申し上げます、ありがとうございました。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 石川晴彦 | 2,565g | 3匹 | Pts. |
2位 | 大西弘也 | 2,168g | 3匹 | Pts. |
3位 | 佐藤健人 | 1,819g | 2匹 | Pts. |
4位 | 佐藤圭吾 | 1,652g | 2匹 | Pts. |
5位 | 福光正樹 | 1,535g | 2匹 | Pts. |
6位 | 三島毅士 | 1,105g | 1匹 | Pts. |
7位 | 瀬戸孝章 | 1,086g | 2匹 | Pts. |
8位 | 足利淳 | 1,054g | 1匹 | Pts. |
9位 | 牧野陽平 | 1,034g | 2匹 | Pts. |
10位 | 塩見友広 | 721g | 1匹 | Pts. |
11位 | 中本仁寿 | 478g | 1匹 | Pts. |
12位 | 岩井謙亮 | 314g | 1匹 | Pts. |
13位 | 丸古精二 | 0g | 0匹 | Pts. |
14位 | 大森啓晶 | 0g | 0匹 | Pts. |
15位 | 大久保光洋 | 0g | 0匹 | Pts. |
16位 | 橋本幸司 | 0g | 0匹 | Pts. |
17位 | 平松成夫 | 0g | 0匹 | Pts. |
18位 | 武田和志 | 0g | 0匹 | Pts. |
19位 | 近藤哲平 | 0g | 0匹 | Pts. |
20位 | 坂本信之 | 0g | 0匹 | Pts. |
21位 | 斎藤一伸 | 0g | 0匹 | Pts. |
22位 | 長瀬照之 | 0g | 0匹 | Pts. |
23位 | 小山雅史 | 0g | 0匹 | Pts. |
24位 | 柳浦秀貴 | 0g | 0匹 | Pts. |
25位 | 大谷貴志 | 0g | 0匹 | Pts. |
26位 | 亀井晴紀 | 0g | 0匹 | Pts. |
27位 | 六車駿一 | 0g | 0匹 | Pts. |
28位 | 坂本洋司 | 0g | 0匹 | Pts. |
29位 | 河井大助 | -200g | 0匹 | Pts. |
30位 | 那須仁司 | -200g | 0匹 | Pts. |
31位 | 西平和人 | 0g | 0匹 | Pts. |
上位の釣り方
優勝:石川晴彦、2565g
①②<タックル>
ノリーズロードランナーストラクチャー700H+ベイトリール+FCスナイパー14lb
①<エリア、スポット>
旧吉野川最下流葦島
②<エリア、スポット>
第二大谷川水路
①②<リグ、ヒットパターン>
エスケープツイン5gテキサスリグで葦のエグレや薔薇+αのカバーを撃つ。
スライドフォールを意識しながら釣る。
コメント:台風などに泣かされ、2年越しでやっと開催出来た旧吉野川での中国四国ブロックチャンピオンシップ!名誉ある本大会で優勝出来て心より嬉しく思っております。本大会を開催するにあたり、冠であるエバーグリーン様、国安ブロック長をはじめ中国四国地区各チャプタースタッフのみなさんには大変お世話になりました。また、本大会を素晴らしい運営で盛り上げてくれた主幹であるチャプター徳島スタッフのみんなには本当に感謝しております!私をサポートして下さるノリーズ様、サンライン様、アルティメイトワールド様にも、いつも感謝しております。そして、中国四国ブロック各チャプター最強の代表選手のみなさんとの戦いは、何回経験しても最高に楽しく、熱い感情が沸き上がります。やっぱりトーナメントって最高です!皆様、本当にありがとうございました!
準優勝:大西弘也、2168g
①<タックル>
ヘラクレスレッドマイスター67MHR、メタニウム、マシンガンキャスト16lb、 Dゾーン1/2(アユ)
①<エリア、スポット>
三ツ合堰
①<リグ、ヒットパターン>
スピナーベイトで堰の上を目視できるくらいで引く
②<タックル>
ヘラクレスヘラクレス7、メタニウムmg、シューター20lb、テキサスリグ10.5g、バイズノイジークロー(グリンパンプキンレッドフレーク)
②<エリア、スポット>
三合堰上流側のアシ
②<リグ、ヒットパターン>
アシにテキサスリグを打つ
コメント:各チャプターの役員の皆様、お疲れ様です。中国四国ブロックの二位は、うれしくもあり悔しくもある結果になりましたが、これからも日々練習しようと思わせてくれる結果になりましたので、全力で弥栄ダムに挑みます。最後になりましたが、徳島チャプターの役員の皆様、お疲れ様です。冠スポンサーを受けました主幹運営は大変だった事だと思います。ご苦労様でした。
3位:佐藤健人、1819g
<タックル>
ロッド:STEEZ スカイボルト 651LFS、リール:IGNIS TYPE-R 2505H、ルアー:ドライブスティック3.5インチ、ライン:フィネスブレイブ4lb
<エリア、スポット>
スロープ上流から将棋屋裏にかけて
<リグ、ヒットパターン>
ロッドをあえて上に立て、ラインを少し張り、ノーシンカーを風や流れに乗せてワームをドリフトさせた。イナッコを追いかけていることからシルエットは魚、そして少しでも横の動きでフィネスにアプローチしたかった。
コメント:参加された選手の皆様お疲れ様でした。運営スタッフの皆様、トレーラーウェイインやMC等、大会を盛りあげて頂きありがとうございました。3位入賞でき弥栄ダムへの切符を手にし、嬉しい気持ちと勝てなかった悔しさと半々ですが、次の弥栄ダムでリベンジ出来るよう頑張ります。
4位:佐藤圭吾、1652g
<タックル>
ロッド/fantasista.Deez610MH、リール/レボMGX、ライン/ヴァニッシュレボリューション12lb
<エリア、スポット>
Kハウス下流リップラップ、マルス団地対岸のリップラップ
<リグ、ヒットパターン>
満水の水位だったので、満水によって水没したリップラップの上にイナッコを追ってボイルするバスを、ドライブシャッド4.5ノーシンカーただ巻きで狙い撃ち。
コメント:今回、このような舞台で入賞できて嬉しくおもいます。この様な結果が出せたのも普段からお世話になっている方々のお陰だと思っています。そして今大会の会場設営やトレーラーウェインなどの演出、運営をして下さったスタッフの方々ありがとうございました。最後に参加された選手の方々お疲れ様です。次の西日本ファイナルでも頑張ります!
5位:福光正樹、1535g
①②<タックル>
fenwick TechnaGP69CMJ、K.T.F.アルファスNEOレフトハンドル ギア比7.9:1、フロロカーボン14lb.
①②<エリア、スポット>
三つ合い堰周辺の葦、がま
①②<リグ、ヒットパターン>
水位が少し高い予定だったので葦際をノーシンカーのバックスライド系のワームで狙った。流れ藻がオーバーハング気味になっているスポットが良かった。
コメント:練習から試合へのつなぎが悪く、巻く、撃つを適時出来なくて納得のいくゲームが出来ませんでしたが何とか5位入賞し、決勝の舞台に駒を進める事が出来ました。普段お世話になっている旧吉野川の皆様のお陰だと思っております。有難うございます。そして、最高のタックルを提供して頂いておりますTIEMCO様、SAWAMURA様に感謝申し上げます。西日本決勝の舞台は初めての弥栄湖ですが、勝てるパターンを見つけ出して攻めの釣りを展開したいと思います!!参加する選手の皆さま、スタッフの皆様よろしくお願いします。