2016年チャプター岡山・第2戦明邦バーサスCUPが5月15日、岡山県・高梁川で開催された。
大荒れの第1戦とは打って変わって穏やかな天候となり、現在巣ポーン絡みの色んな個体が混在する難しい状態の高梁川だったが、上位に入った選手はそれぞれを見極めて、グットサイズを持ち込んだ。
そんな第2戦を制したのは、2011年、2014年の年間チャンピオンでもあり、数々の伝説を残している井筒正俊選手。スロープ下の水路などで、ワンナップシャッド3インチのヘビダンを使い、グットサイズを揃えて2年ぶりの優勝を手にした。準優勝には昨年の年間チャンピオンである近藤哲平選手。プリのメス狙いに絞り、2キロを越えるスーパーキッカーをライトリグで攻略した。3位には岡山を代表するアングラーの一人でもある塩見友広選手。ノーシンカーのスイミング他でリミットメイクした。4位には2014中国四国ブロックチャンピオンシップのチャンピオンでもある三島毅士選手。プラで確認できていた船穂橋・玉島側護岸をでヘビダンで攻略した。5位には2013年の年間チャンピオンでもあるC馬こと千葉潤一選手。前日プラで良かったレイダウンで、2本のキッカーをゲット。約2年ぶりの入賞となった。
今回優勝した井筒正俊選手。今までも数々の伝説を残し、岡山県内はもとより、近年は県外の一部からもその動向が注目を集めている。
若手の頃よりその実力は誰もが認める井筒選手。それを証明する様に、四国の強豪ひしめく2003年JBウエスタン早明浦ダムにて、いきなり年間優勝という好結果を残した。
2004年もJBウエスタン旭川ダムA、Bにダブルエントリーし、引き続き活躍するだろうと誰もが期待していたにも拘らず、諸事情により全戦欠場。その年を境に忽然とトーナメントシーンより姿を消した。
2009年、シーズン途中から突然復活。翌年も全戦出場は叶わなかったが、入賞こそ無かったものの、優勝してもおかしくない5キロオーバーを持ち込むなど活躍。
そして2011年にはチャプター岡山年間チャンピオンを獲得。翌年も年間6位と好成績を残し、周囲に健在ぶりを大いにアピールした。
2013年、再び諸事情によりトーナメントを休止したものの、2014年には2回目となる年間タイトルを獲得。井筒時代到来か!?と思われた矢先、生死に拘る大病を患い無念の戦線離脱。誰もが早期復帰は難しいと思っていたが、まだ万全ではない体調ながら本年度から復帰し、僅か2戦目にして優勝を手にしてその実力を見せ付けた。
不本意ながら消えては不死鳥の様に復活を繰り返し、数々の伝説を残してきた井筒選手。今回の表彰台では、力強く「年間タイトル奪還」を宣言した。そんな井筒選手の活躍を今後も注目していきたい。
ご協賛頂きました明邦化学工業株式会社様には多数の商品をご提供頂、今大会を盛り上げて頂きました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 井筒正俊 | 4,950g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 近藤哲平 | 4,277g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 塩見友広 | 3,644g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 三島毅士 | 3,087g | 2匹 | 27Pts. |
5位 | 千葉潤一 | 3,005g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 那須仁司 | 2,315g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 三浦純一 | 2,312g | 1匹 | 24Pts. |
8位 | 竹中竜一 | 2,165g | 1匹 | 23Pts. |
9位 | 小郷順弘 | 1,872g | 1匹 | 22Pts. |
10位 | 有木隆記 | 1,726g | 1匹 | 21Pts. |
11位 | 中田淳志 | 1,718g | 2匹 | 20Pts. |
12位 | 杉元雄一 | 1,348g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 助迫啓吾 | 1,282g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 守屋明斉 | 1,077g | 2匹 | 17Pts. |
15位 | 戸田康平 | 638g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | 宝子丸憲康 | 415g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 郡野信一 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
18位 | 玉木直也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
19位 | 福田明紀 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
20位 | 平松成夫 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | 大森啓晶 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | 西平和人 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | 佐々木英樹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | 百々洋人 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | 益田剛 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | 吉井孝 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | 細川修平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
28位 | 林克典 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
29位 | 藤村耕司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
30位 | 青山和広 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
31位 | 松本泰明 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
32位 | 小谷睦 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
33位 | 岩崎徹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
34位 | 宇野堅二 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
35位 | 横山貴之 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
36位 | 武下和宏 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
37位 | 鈴木健二 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
38位 | 藤本俊明 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
39位 | 渡邊一輝 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
40位 | 横宮裕一 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
41位 | 土肥建志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
42位 | 三嶋紀之 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
43位 | 中山義久 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
44位 | 後田誠一 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
45位 | 川畑尚久 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
46位 | 清水和敏 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝 井筒正俊選手
ロッド: 69MH
リール: ベイト
ライン: 20ポンド
ルアー: ワンナップシャッド 3インチ
リグ/ウエイト: ヘビダン/7g
タクティクス: 全てサイトで、スロープ下のクリークで1本、1700位。旧霞・玉島側のゴロタの隙間で1本。沈船の上で1本。
コメント: 釣りに行かせてくれる家族と釣友、運営スタッフに感謝します。
準優勝 近藤哲平選手
ロッド: 63ULS、63UL-ML
リール: ステラ2500S
ライン: 5ポンド
ルアー: エコスワンプJr、ヤミィ4.5
リグ/ウエイト: ネコ/1/32、ノーシンカー
タクティクス: プラでアフターとプリが狙えるエリアを絞り込んでいきました。当日は風が弱く、プレッシャーのせいか、プリのメスが深い所に沈んでいたので、ラインスラッグを出して、いつもより丁寧なアクションを心がけました。
コメント: 家族と釣友とスタッフの皆様に感謝します。
3位 塩見友広選手
ロッド: ニューGW60SLJ、ニューGW68MP+J
リール: イグジスト2506C、SSSV105XHL
ライン: エクスレッド4ポンド、12ポンド
ルアー: カットテール4インチ、ドライブクローラー、フットボール
リグ/ウエイト: ノーシンカー、3/8
タクティクス: 旧霞橋ゴロタ側をノーシンカーのスイミングで2本。緑地・ロック側をフットボールで1本。
コメント: いつもお世話になっております東レ様、ティムコ様、釣具の宮一様、ありがとうございます。入院中の三宅さんが早く回復します事をお祈りします。
4位 三島毅士選手
ロッド: テムジン・クロスファイア・リベリオン
リール: メタニウムMG
ライン: バリバス・ヴァンガード
ルアー: イマカツ・レインボーシャッド
リグ/ウエイト: ヘビダン/7g
タクティクス: 前日プラでは、エンジンが不調の為、スロープに近いエリアを見て回った。魚を確認出来たのが、船穂橋・玉島側の玉島側護岸だった。大会当日はそのエリアで魚を釣って行った。2本とも同じ釣り方です。
コメント: いつもお世話になっている皆様、ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。チーム員の三宅さん。ゆっくり休んで復活して下さい。待ってます!!
5位 千葉潤一選手
ロッド: れーべん
リール: ダイワSS Air
ライン: バリバス アブソルート7ポンド
ルアー: フラッシュユニオン・ダイレクションジグ+アバカスシャッド2.8インチ
リグ/ウエイト: 3.5g
タクティクス: 前日のプラクティスで、ダイレクションジグ3.5g+アバカスシャッド2.8インチで2キロオーバーを釣っていたので、朝一番そのレイダウンが空いていたので立ち寄ると、1600位のナイスサイズが釣れて、時間を空けてもう一度入って同じリグを使うと1400が釣れました。1本バラシたのが残念ですが、ダイレクションジグ3.5g+アバカスシャッド2.8インチが、非常に良かったです。
コメント: 今回は、チーム員の三宅ちゃんが入院して苦しんでいるので、チーム員全員で頑張ろうと燃えていました!いつもお世話になっている藤木さん、神谷ちゃん、バリバス様、宮一様と、トーナメントを応援してくれている彼女に感謝します。