NBCチャプター兵庫2013年第6戦「イマカツCUP」が東条湖で開催された。今季もいよいよ最終戦 毎年どんなに釣れた年でも、どんなに釣れなかった年でもチャプタートーナメントの最終戦は一種独特の雰囲気に包まれる。今年も年間総合優勝争いが前戦までトップ二人が最小得点差1ポイント差で鬩ぎあう痺れる展開になっていた。暫定1位 中村克仁プロ そして暫定2位 花尻純一プロ ともにシリーズ制覇の経験はなくどちらがとっても初の栄冠である。しかし、暫定3位には昨年の覇者谷口政弘プロがジリジリと追い上げ微かではあるが逆転優勝・二連覇の望みを残して気合いのプラクティスを繰り返していた。そんな緊張感のある朝を迎えた。一様に緊張感のある表情を浮かべるそれぞれの選手には声も掛けずらい状況だった。今シーズンも鵜の襲来で悩まされた東条湖でウェイイン率も地平線を舐める勢いの厳しいコンディションだったが、ここに来て鵜の存在が薄くなり、もしかしての期待感もありスタートした。前日プラクティスの状況ではリミットメイクも容易である情報も多く、その情報通りスタート直後からロッドがベンドカーブを次々と描いていた。展開としては上位入賞にはリミットメイク必至となり各選手とも早々のポイント見切りと素早い状況判断が求められた。上流から中流エリアをファーストポイントとした選手たちは多くの選手がモーニングバイトを手にしていた。そして帰着・検量の時間になり続々選手が戻ってきた。やはり釣果がいい情報通り選手たちの表情にも余裕が感じられた。暫定1位中村克仁プロは2本は持ち込んだもののサイズが小さい そして1本ながらナイスサイズをキャッチしていた暫定2位花尻純一プロの検量 本人の推定1キロの予想がなんと!1,785gのビックウェイトだった会場はどよめき この時点で年間総合優勝は決まった。惜敗の中村プロの表情にも完敗の清々しさとともに勝者を称えるスポーツマンらしさも見えた。暫定3位の谷口プロも今大会準優勝とチャンピオンとしての誇りに賭けた最高の追い上げを見せたが最終戦を優勝で飾った完全優勝を見せた花尻純一プロには及ばなかった。今シーズンは調子が乗り切らなかった「東条湖マイスター」本誌でもお馴染みの三原直之プロも最後は意地を魅せ5位入賞で有終の美を飾った。各選手たちの最後まで諦めないアングラーとしての勝負に痺れさせてもらった。新人選手の台頭も見えた2013年シリーズだった 来年はまた新しいドラマの主役たちの登場に期待したい。
次のステップは10月13日開催の近畿Cブロック選手権大会「NBCチャプター近畿ブロックCチャンピオンシップ」(兵庫県生野銀山湖)です。選抜された選手の皆さんは近畿C NO.1を目指して精一杯練習し結果を求めてください。
最後に本大会冠スポンサー「イマカツ」様そしてシリーズを支援して頂いた山本光学・フィッシングエルモ・がまかつ・アクティブ・東条湖ビックバイト各社スポンサー企業の皆様・地元東条湖観光様を初めてとするご支援頂きました皆様・貴重なお休みの時間を選手たちの熱き情熱を応援し送りだして頂けるご家族の皆様に感謝しシリーズ最後のご挨拶とさせて頂きます。本当に有難うございました。
成績表
順位 | ゼッケン | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
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11位 | JB生野銀山湖48 | 花尻純一 | 17851,785g | 11匹 | 4040Pts. |
22位 | JBII東条湖24 | 谷口政弘 | 15201,520g | 33匹 | 3939Pts. |
33位 | 51098 | 清板晃平 | 10101,010g | 33匹 | 3838Pts. |
44位 | 50378 | 枝常義弘 | 820820g | 33匹 | 3737Pts. |
55位 | JBII東条湖1 | 三原直之 | 790790g | 33匹 | 3636Pts. |
66位 | 49336 | 黒阪博史 | 785785g | 33匹 | 3535Pts. |
77位 | JBII東条湖13 | 豊田洋一 | 735735g | 33匹 | 3434Pts. |
88位 | JB旭川14 | 寺本直樹 | 710710g | 33匹 | 3333Pts. |
99位 | 49791 | 桑室拓史 | 500500g | 22匹 | 3232Pts. |
1111位 | JBII東条湖4 | 北風暁人 | 470470g | 22匹 | 3030Pts. |
1212位 | JBII東条湖16 | 中村克仁 | 485485g | 22匹 | 3131Pts. |
1212位 | JB生野銀山湖15 | 赤松史朗 | 470470g | 22匹 | 2929Pts. |
1313位 | 50393 | 福田雅人 | 395395g | 22匹 | 2828Pts. |
1414位 | JB生野銀山湖28 | 八田和也 | 285285g | 11匹 | 2727Pts. |
1515位 | 50566 | 高橋恭寛 | 255255g | 11匹 | 2626Pts. |
1616位 | 49832 | 中田貴 | 235235g | 11匹 | 2525Pts. |
1717位 | 50213 | 岡島拓哉 | 230230g | 11匹 | 2424Pts. |
1818位 | JBII東条湖38 | 徳井祥 | 195195g | 11匹 | 2323Pts. |
1919位 | JBII東条湖15 | 大原永益 | 00g | 00匹 | 55Pts. |
2020位 | 50819 | 梅田修司 | 00g | 00匹 | 55Pts. |
2121位 | 50923 | 竹林慎一郎 | 00g | 00匹 | 55Pts. |
2222位 | 49685 | 矢間拓也 | 00g | 00匹 | 55Pts. |
2323位 | 50715 | 藤原吉崇 | 00g | 00匹 | 55Pts. |
2424位 | 49789 | 安達群真 | -10-10g | 22匹 | 55Pts. |
※項目名クリックで並べ替えが出来ますが、ゼッケン・氏名の並べ替えは完全ではありません。
上位の釣り方
エリア:大黒堂桟橋
戦略:桟橋に対して岸に丁寧にルアーを置いてアプローチする。
メインタックル
ロッド:72XHベイト
リール:ベイトリール
ライン:14ポンドフロロ
ルアー:フロッグ
コメント:You,re not my much!
【 準優勝 JBII東条湖24 谷口政弘 】
エリア:中流~上流域
戦略:シャッドルアーでの ” 攻速巻きシャッド ” で攻めながら、小まめに ルアーローテーションでのサイズUP攻略!!
メインタックル
ロッド:ティムコ・テクナGP 64SUL-J
リール:ダイワ・イグジスト2506・ZPIカーボンハンドル使用
ライン:東レ・スーパーフィネス3ポンド+メイホ―ラインコーティング使用
ルアー:ファイブコア・ベビーシャッドFC60・イマカツ攻速ワスプ・ジャッカルソウルシャッド
コメント:最強のパターンで挑んだ最終戦、またしても準優勝!!やはりまだまだ詰めの甘い自分に活を与えてくれた王者カエル王子こと花尻プロ、強者達が居るから私が強くなれると思います、スポンサーTWO by TWO様、メイホ―様、家族、そして東条湖のすべての選手に感謝いたします。P.S 渋谷中学の同級生竹林くん、藤原くん、いつかお立ち台を同級生で制覇したいね♪
【 3位 NBC51098 清板晃平 】
エリア:サーフィンワンド
戦略:前週及び前日プラを総合すると、ディープはノンキーパーが多く、シャローのカバー周りやサイトではよくてもジャスト25cm位と本番では危険なサイズ、ミドルレンジはまずまずのキーパーが釣れることがわかった。大会当日は、雨で魚が広範囲に動いていることを予想し、ダウンショットリグを岸よりにキャストして、ダウンヒルで攻めた。開始後一時間以内にナイスサイズとキーパーがきて、リミットメイク。そこからは少しバイトが遠のいたが、1時間に一尾くらいのペースでキーパーを釣り、僅かではあったが入れ替えができた。ヒットレンジは3~9m。
メインタックル
ロッド:アブ ファンタジスタ・スチュディオスFSNS-60ULSIIMGS EXPERIENCE
リール:ダイワ ルビアス2004H
ライン:サンライン FCスナイパー3lb
フック:デコイ SSフック ワーム19 ♯4
シンカー:アクティブ DSトーナメント1/11oz、ザップ ダウンショット3/32oz
ルアー:イマカツ アンクルゴビィ2インチ(メインカラーは#S-248:イマエグリーンパンプキンペッパー)
コメント:前回NFで悔いを残したので、今回は絶対表彰台を目標に、課題の「スウィープフッキング&巻き合わせ」に体を慣らしてきました。また、大会の週は毎晩、バスマスターの動画を見て、気合いを入れてきました。その甲斐あって何とかなりました。後がなかった年間ランキングも、初年度の目標であった「10位以内」に入ることができ、感無量です。これもひとえに、素晴らしい雰囲気の大会を開催してくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。特に、毎回声をかけてくださったり、秘儀秘法(?)を披露して驚かせてくださる選手の皆様には、感謝感激しております。皆様がいたから、力の限りやり切れました。これからはもっと貪欲に、釣りの幅を広げ、勝ちを狙える選手なりたいです。
【 4位 未入稿 】
【 5位 JBII東条湖1 三原直之 】
エリア:とさか岬 イマカツフラット
戦略:フィーディングに上がるであろうなだらかな岬周りを中心に巻く。
メインタックル
ロッド: グラスロッド
リール: 5:1ローギアリール
ライン:東レバウオ スーパーハード ポリアミドプラス 10lb
フック: RYUGI ピアストレブル#6
ルアー:イマカツ IKE-100、IK-180、ジンクス3/8、スピンチャター5g
コメント:スポンサード頂いているイマカツカップでお立ち台に登れて良かったです。今回はバラシは一つも無く、本当にライン、フック、ルアーとタックルが最高でした!タフな東条湖でキーパーを6匹も釣れたのは、間違いなくイマカツルアーのお陰です!