前日プラまでの状態で参加選手から口に出るのは「結構厳しい」という言葉ばかりだったが、誰かが嘘をついているのは明白だった。
もちろん、この時期は特に魚の居場所を推測し上手く反応させられなければ全く魚に出会えないといった状況になる。そういう意味で「厳しい」はあながち嘘では無いのだが・・・
パターンをつかんでいる選手にとってはこの限りではない。むしろウホウホの勝負日和であった。
優勝は佐藤健人選手。マスターズに参戦して様々なフィールドに挑み、勝手知ったる地元キューヨシでは若手ながら折り紙つきの強さと安定感がある。シーズナル的にバスが寄るエリアとカレントに対して一時的に身を潜めるスポットを見事に攻略!開幕戦の優勝を飾った。
準優勝は佐藤圭吾選手。一昨年はAOY、昨年度の最終戦でも優勝しており「何度目の連続表彰台か」数えていられないほどの実力者。プリ狙いで普段なら優勝してもおかしくない好ウェイトをマーク!ちょっぴり残念な笑顔で表彰台の2番目に上った。
3位の亀井晴紀選手も若手のなかではトップクラスの強者。減水日ということを利点にし、反転流をうまく活かして活性の上がった個体を狙い撃ち!2匹ながら3kgオーバーのウゼイトを持ち込んだ。
半数以上の選手がノーフィッシュの洗礼を受けるなか、上位をチャプター徳島若手三人衆が圧倒的なウェイトと良コンディションのバスを手にして独占した。
多くのカテゴリーでも世代交代が叫ばれているなか、ジュニア時代から育ってきた若い風が吹いているのはトーナメント界隈でも非常に嬉しいことである。
さらに次世代へと繋げて多くのフレッシュな選手たちが参入してくる期待は高まるものの、まだまだ引退には程遠いベテラン選手たちもこのまま黙っているはずは無い。
第2戦は親子ほど齢の離れた全選手が入り混じって壮絶な戦いを見せてくれることだろう。期待は膨らむ。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 佐藤健人 | 5,353g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 佐藤圭吾 | 4,507g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 亀井晴紀 | 3,043g | 2匹 | 28Pts. |
4位 | 長谷川和博 | 2,459g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 久次米良信 | 1,818g | 2匹 | 26Pts. |
6位 | 新庄晃弘 | 1,775g | 2匹 | 25Pts. |
7位 | 谷口雅信 | 1,524g | 1匹 | 24Pts. |
8位 | 山田一哉 | 1,243g | 1匹 | 23Pts. |
9位 | 西岡一樹 | 1,130g | 1匹 | 22Pts. |
10位 | 横山修史 | 859g | 1匹 | 21Pts. |
11位 | 竹本利正 | 799g | 1匹 | 20Pts. |
12位 | 牧野陽平 | 759g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 田渕秀明 | 555g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 上村利弘 | 535g | 1匹 | 17Pts. |
15位 | 井上学 | 523g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | 宝子丸憲康 | 445g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 森英樹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
18位 | 髙橋政義 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
19位 | 北和広 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
20位 | 藤澤宏樹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
21位 | 川村達郎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
22位 | 阿部大吾 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
23位 | 上木浩吉 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
24位 | 相原照平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
25位 | 市川裕章 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
26位 | 蓮生隆芳 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
27位 | 坂本洋司 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
28位 | 森北知宏 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
29位 | 武市浩二 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
30位 | 大西弘也 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
31位 | 藤井春平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
32位 | 中井優太 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
33位 | 三好教仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
34位 | 植田誠寛 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
35位 | 大谷貴志 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
36位 | 村上仁 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
37位 | 大林春樹 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
38位 | 村橋基礎 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
39位 | 坂本信之 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
40位 | 富永健太郎 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
41位 | 吉田早希 | -200g | 0匹 | 5Pts. |
上位の釣り方
優勝:佐藤健人、5353g
<タックル>
①ロッド:AIR EDGE 641UL/LS・E、リール:STEEZ TYPE I high-speed
②ロッド:AIR EDGE 661MHB・E、リール:STEEZ TW SV
③ロッド:AIR EDGE 641MLS・E、リール:STEEZ TYPE II high-speedL
<エリア・スポット>
①③排水口前
②大正橋付近の掘れた所
<リグ・ヒットパターン>
①スティーズ スピンフィネスジグ1.8g+スキニーカーリー DAIWAを水深が下がり掘れた所に退避したバスに対してボトムを少し切ったスイミングでアプローチした
②リレンジ130ジャッカルを流れを嫌って掘れた所に退避したバスに対してジャークベイトでアプローチした
③カットテール ノーシンカー・ゲーリーヤマモトをサスペンドしたバスにゆっくり見せてバイトさせた
コメント:慢心せず最終戦まで気を引き締めて頑張ります。
準優勝:佐藤圭吾、4507g
<タックル>
①ロッド:FDNS-60UL MGS Deez、リール:2000番 ハイギア、ライン:バニッシュレボリューション3lb(Berkley)
<エリア・スポット>
①今切川応神大橋より下流
<リグ・ヒットパターン>
①D-JIG(DSTYLE)+クロー系トレーラー。プリスポーンの魚がコンタクトしてくるスポットにルアーをスタックさせてシェイク。とにかくいいスポットからルアーをできるだけ動かさないよう心掛けた
コメント:2位と悔しい順位でしたが、自己最高ウェイトを更新できたので良かったです!いつもお世話になっていますDSTYLE様、ピュア・フィッシング・ジャパン様、フィッシングサカイ様、そしてチャプター徳島の先輩方、役員の皆さんありがとうございます。
3位:亀井晴紀、3043g
<タックル>
ロッド:テムジン インスピラーレ・コブラDG、ライン:東レ・エクスレッド12ポンド
<エリア・スポット>
反転流
<リグ・ヒットパターン>
イマカツモグラチャター3/8ジャバシャッドツインテール、流れが出たタイミングで現れる。反転流をリフトアンドフォール気味にリトリーブ
4位:長谷川和博、2459g
5位:久次米良信、1818g
<タックル>
①ロッド:MACCA HUMC-71M+、リール:T3 SV 6:3、ライン:フロロ4lb
②ロッド:デジーノ61L、リール:ルビアス2004、ライン:フロロ4lb、フック:モスキート#2
<エリア・スポット>
①張り出した水中のリップラップ
②今切川下流ウィード回り
<リグ・ヒットパターン>
①HU-300 #12 ホットタイガーのフィネスクランクテクニックで1本目のキロフィッシュ
②フラッシュストレート4.3 ネコリグ0.9g、リップラップの張り出し付近を何度も通してタイミングを合わせる感じ
コメント:三寒四温の寒にあたり肌寒い中、運営スタッフの方々、有り難うございました。参加者の皆様、特に遠方からの方、お疲れ様でした。ウェイト的に自分はラッキーな入賞でした。これもいつも支えてくれる家族、チーム釣連の皆、仲良くしてくれる仲間、そしてサポートして下さるハイドアップ様、フィッシングサカイ様、イグニッション様に感謝したいと思います。有り難うございました。