朝晩は涼しくなったが日中はまだ夏真っ盛りを感じさせる暑い旧吉野川でチャプター徳島第3戦イマカツCUPが開催された。
大会前から吉野川上流部に降っていた雨の影響で第十堰からは濁った水が流れ込み、見るからに低活性を思わせるようなフィールド状況であった。
選手たちのモチベーション維持が厳しいと言わざるを得ない一戦だと思いきや、流れのよどみやベジテーションなど水質回復の要素があるスポットでの魚の活性は比較的高かった。
上位に名を連ねてきた選手たちは各々さまざまな戦術・戦略を駆使して結果的に4位までが3キロ超えというハイウェイトを叩き出してきた。
優勝の川村達郎選手は今回のようなイレギュラーコンディションでの対応力が高い選手。2016年の同時期に初表彰台で準優勝だったが、今回は中流と上流で着実に良型を仕留めての初優勝!一昨年に果たせなかった年間優勝への望みをつないだ。
準優勝は牧野陽平選手。もはや安定感のある強さが印象的な牧野選手・・・2015年の同時期開催のJB戦でも準優勝を飾っていたが、今回は水質の濁りを考慮して全く違うパターンの上流ベジテーション狙いで見事に良型を揃えてきた。
3位には四国中のJBNBC戦のみならず瀬戸内海をこえてJB旭川にも参戦している大西弘也選手。様々なフィールドを知る選手の引き出しは多彩!今回も土茶濁りのなかカバーやアシ攻略で何なく3キロ超のウェイトを叩き出した。
リミットメイクは8名、そして10名の選手がノーフィッシュの洗礼を受けるという明暗わかれる一戦となったが、ひとすじなわではいかない旧吉野川に何度も船を出して勉強してきている選手は少なくない。
「みずべプラザ」はアングラー以外の多くの方々が利用する。きっと頻繁に通う選手は地元の方々と出会う機会も多いことだろう。チャプター徳島は地元貢献の意を込めて、みずべプラザ・アクアプラザを盛り上げている地域の方々にお弁当を注文しているが、地元の方々との挨拶や交流をよくする選手は、ウェイインを終えてから食べるこのお弁当もさぞ旨いに違いない。
さて泣いても笑っても残すは9月9日の最終戦のみ、ダブル佐藤がデッドヒートの年間争いはどうなるのか?最後の最後に新たなヒーローは登場するのか?期待したい。
成績表
順位 | 氏名 | 重量 | 匹 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1位 | 川村達郎 | 3,876g | 3匹 | 30Pts. |
2位 | 牧野陽平 | 3,582g | 3匹 | 29Pts. |
3位 | 大西弘也 | 3,369g | 3匹 | 28Pts. |
4位 | 佐藤圭吾 | 3,276g | 3匹 | 27Pts. |
5位 | 藤井春平 | 2,537g | 3匹 | 26Pts. |
6位 | 佐藤健人 | 2,040g | 3匹 | 25Pts. |
7位 | 村山正剛 | 1,898g | 3匹 | 24Pts. |
8位 | 岩井謙亮 | 1,798g | 1匹 | 23Pts. |
9位 | 亀井晴紀 | 1,779g | 2匹 | 22Pts. |
10位 | 大久保光洋 | 1,687g | 2匹 | 21Pts. |
11位 | 坂本洋司 | 1,627g | 3匹 | 20Pts. |
12位 | 井原浩二 | 1,523g | 1匹 | 19Pts. |
13位 | 富永健太郎 | 1,426g | 1匹 | 18Pts. |
14位 | 植田誠寛 | 1,345g | 2匹 | 17Pts. |
15位 | 井上学 | 1,227g | 1匹 | 16Pts. |
16位 | 三好教仁 | 1,181g | 1匹 | 15Pts. |
17位 | 乃村厳 | 1,176g | 2匹 | 14Pts. |
18位 | 阿部大吾 | 1,114g | 1匹 | 13Pts. |
19位 | 長谷川和博 | 1,100g | 1匹 | 12Pts. |
20位 | 横山修史 | 1,088g | 2匹 | 11Pts. |
21位 | 森北知宏 | 940g | 1匹 | 10Pts. |
22位 | 西岡一樹 | 896g | 2匹 | 9Pts. |
23位 | 徳永潔 | 881g | 1匹 | 8Pts. |
24位 | 林恭平 | 850g | 1匹 | 7Pts. |
25位 | 上村利弘 | 767g | 2匹 | 6Pts. |
26位 | 森英樹 | 729g | 1匹 | 5Pts. |
27位 | 武市浩二 | 664g | 1匹 | 5Pts. |
28位 | 蓮生隆芳 | 535g | 1匹 | 5Pts. |
29位 | 宝子丸憲康 | 339g | 1匹 | 5Pts. |
30位 | 山田一哉 | 330g | 1匹 | 5Pts. |
31位 | 谷口雅信 | 304g | 1匹 | 5Pts. |
32位 | 白井優 | 295g | 1匹 | 5Pts. |
33位 | 藤澤宏樹 | 245g | 1匹 | 5Pts. |
34位 | 柴田隆紀 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
35位 | 髙橋政義 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
36位 | 上木浩吉 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
37位 | 相原照平 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
38位 | 坂本信之 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
39位 | 市川裕章 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
40位 | 平井清博 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
41位 | 久次米良信 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
42位 | 竹本利正 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
43位 | 六車駿一 | 0g | 0匹 | 5Pts. |
999--- | 坂野純平 | 0g | 0匹 | 0Pts. |
上位の釣り方
優勝:川村達郎、3876g
<タックル>
①ベイト610M
②③ベイト68MH
<エリア・スポット>
①旧吉中流、シェードが絡む反転流
②旧吉中流、反転流の絡むカバー
③旧吉最上流、橋脚
<リグ・ヒットパターン>
①フラチャット3/8+ドライブスティック4.5スローリトリーブ
②③ファイボス5gテキサス、カバー打ち、橋脚ズル引き
コメント:チャプター5年目でようやく優勝することが出来ました。サポートして頂いているフィッシングサカイ店長の酒井様、チーム釣連の皆様のお陰で今回優勝する事ができました。ありがとうございます。また、チャプター徳島スタッフの皆様、今回参加されていた選手の皆様、暑い中お疲れ様でした。
準優勝:牧野陽平、3582g
<タックル>
ロッド:ジャンク70H、リール:TD-Z103HJドリーム、ライン:東レ・エクスレッド16lb、ルアー:7gテキサスリグ
<エリア・スポット>
藍住大橋からヒノキ 橋 冠水植物
<リグ・ヒットパターン>
7gテキサスリグを冠水植物に引っ掛け、スローなリフト&フォール
コメント:年間成績に向けて極めて重要となった今大会。準優勝と言った結果で終えることができホッとしています。連休中からコツコツ練習に入った結果だと思っています。最終戦も最後まで諦めずに頑張りたいと思います。サポート頂いているガンクラフト様、東レ・モノフィラメント様ありがとうございました。チャプター徳島スタッフ&参加者の皆様お疲れ様でした。
3位:大西弘也、3369g
<タックル>
ヘラクレス7 メタニウムmg7 シューター20lb
<エリア・スポット>
ガスト下のアシ 共栄橋上流カバー 下流アシ
<リグ・ヒットパターン>
テキサスリグ7g バイズクロー4.5インチ(グリーンパンプキンs)
コメント:暑い中役員スタッフの方々ありがとうございました最終戦も、よろしくお願いします。
4位:佐藤圭吾、3276g
<タックル>
①FDNC-70H、レボエリー7、Berkley バニッシュレボリューション16lb
②FDNC-610MH、レボエリート、Berkley バニッシュレボリューション12lb
<エリア・スポット>
①下流アシ
②下流
<リグ・ヒットパターン>
①ウイニングクロー8gTXで枯れたアシが溜りシェードの濃くなった所を撃つ
②D-BLADE8g+スタッガー3.5
コメント:軽いチャターにシャッドテールをトレーラーに使いゆっくり引いてこれるようにしたのが良かった
5位:藤井春平、2537g
<タックル>
ロッド ・スーパートリックスー68MML 、リール ・アルデバランMg7、ライン・フロロカーボン10lb、ルアー・G-STICK 4inch グリパン/レッド
<エリア・スポット>
大正橋と川崎橋の間~水管橋までのアシ、ブッシュ
<リグ・ヒットパターン>
3.5gテキサスリグをキャストしボトム着低後ワンアクション入れて回収
コメント:チャプター徳島では初めての入賞嬉しく思います。運営スタッフの皆さま選手の皆さまお疲れ様でした。最終戦も参加したら宜しくお願い致します。